途中まで読んでの感想です。
バスケットボールを題材にしているはずなのに、そこにあるのは現実を遥かに超えた壮大な世界。
試合の行方を左右するのは、戦略やチームワークだけではありません。
巨大な陰謀、国際政治、さらには戦場のような駆け引きまでが絡み合い、まるでスポーツの枠を飛び越えた戦記のような熱量が詰まっています。
コート上のプレイヤーたちは、もはや人間離れした存在。
必殺技が飛び交い、論理を超越した戦術が展開されるたびに、現実と幻想の境界線が曖昧になっていきます。
バスケットという競技が持つはずのルールすら無意味になり、プレイヤーたちは己の「無限」を証明するかのように戦い続けます。
ここで描かれるのは、勝敗を超えた「バスケの可能性」。
常識を覆すプレーの連続に、気がつけば理不尽さすら心地よくなってしまう物語です。