2024年6月25日

 昨日発表になった「誰ソ彼ホテル」アニメ化の余波で今日は一日ヘトヘトだった。「風が吹くと桶屋が儲かる」みたいに「興奮すると自律神経が乱れる」私にとって地獄のような一日だった。地獄。

 体調の悪さをお伝えするばかりでは面白くないだろうと思って別の方向へ舵を切ろうとするのだが、舵を切る日記とは一体何なのだろう。小説だろうか?

 小説ではない。そしてエッセイでもない。チラウラである。


 6月30日まで開催中の「さいかわ水無月賞」に出した短編のことを考えている。「薔薇と雨傘」というタイトルの少女群像劇である。


https://kakuyomu.jp/works/16818093079730260295/episodes/16818093079732914873


 この話は気づいたらできていた話で、特に裏話とかなくて、最初の発想から滑りに滑って、最終的に滑り台をつるんと滑るように出てきたものだ。なんだけど、普段とは趣旨をかえて書いたものなので反応が気になる。毎回通知をチェックしてしまう。しかし、そうそう読まれるものでもない。エンタメだか純文学だかわからないジャンル不明の、書きたいように書いただけのものだ。さらにはこれを読むであろう人の顔とか年代とかをまるで考えないまま書き綴ったものだから当然的も外れよう。

 それでも読んでくれる人が居るのだからありがたいことである。


 私は作者として薔子のことをわからないといけないのだが、実のところ薔子がいちばんよくわからない。わからないまま世に出してしまった。推測はできるが、語ると無粋だし、なにより主人公の芽久実が彼女のことを誤解しているようなので、それを書いてしまったらただの解説文じゃないかと思う。伏せられる設定は大抵理由があって、「作者だけがわかってりゃいいんだうひゃひゃ」というわけじゃないのだ。

 まあ、作者も「薔薇の子」についてはよくわかっていないのだが!(わかっていないのだが!)


 ところで異形頭の発想は例によって「誰ソ彼ホテル」から来ている。どうか「誰ソ彼ホテル」をやってください。今度アニメ化もします。よろしくお願いします。

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