2024年6月27日

 日記が1日あいてしまった。五連勤の最後の日だったので、帰るなり崩れ落ちるようにベッドに倒れ込んだ。あとのことはほとんど覚えていない。ぎりぎりまで粘って某所の更新分の文章をこしらえた後睡眠導入剤を飲んでことんと眠った。五連勤めともなれば省エネモードで生きているので記憶野もおかしなことになっているわけである。


 今日は昨日の忘れ物を会社に取りに行ったり、充電とばかりにだらだら眠ったりしていたが、いやこれでは人間の形をとっているとはいえない、と一念発起してPCを片手に町へ繰り出した。昼過ぎ、強制的に縦になってシンチョクを生む作戦だ。これで大丈夫、はっはっは、と高笑いする私に容赦なく襲いかかってくる眠気はアイスコーヒーで適度に飛ばしていく。

 いやはや眠いことこの上ない。睡眠薬が残ってるのかなと思うくらい眠い。五連勤の代償。


 ところで、小説ってどうやって書くんですか? という疑問は常に頭の中にある。実際私も小説を本にしていただいた身として、「どうやって書いてるの」という質問を何度か受けたことがあるんだけれど、私も小説の書き方はわからないので「初心者でもわかる小説の書き方」みたいな本を山ほど持っている。そしてそれを一通り読んでいるのだけれど一向に身にならない。読むだけじゃ身にならないのは当たり前だ。読んだだけだから。

 どうやって小説を書くかという問いに返す答えの一つとして、「参考書を読んだり誰かに書き方を聞く前にまずお話をつくったらいいよ」としか私は言えない。参考書を読むのもアドバイスをもらうのもまず書いてから。話はそれからだ。

 ……という答えを自分で出してしまうがために、「どうやって小説って書くんだっけ!」という私の絶叫は自然「書けば良いよ☆」に収斂しゅうれんしていき、ずびずびびと鼻をすすりながら「わかんねえー」とうめきながら小説を書くことになるわけである。自己完結。


 例によって小説の書き方がわからない時期に突入してしまった。自分で面白くないと思うくらいならそんな原稿は破りすててしまえと思うんだけれど始めてしまった物語を終わらせるのも据わりが悪く、面白くないからといって途中で投げ出したら経験にならない。というわけで私は面白いかどうかが全くわからない物語を今ちまちまと書いている。ここに居る皆さんにお見せする機会はなかろう。面白いと思えたら「見て見てこんなの書いたんだけど」と自然に持ち出すはずだから、まあ気長に。





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