日常から生まれる考え

明華桜

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戦争。私にとって、この世で一番怖いことだ。

だが、私は戦争を経験していない。

それどころか、周りに1人も戦争経験者はいない。

そもそも、戦争とはどんなものなのか。


第二次世界大戦が終わり、日本の憲法が改定され、

平和な世界になったと思った人はいただろう。

だが、世界ではまだ戦争が続いている。

ウクライナとロシアの戦争。

北朝鮮がミサイルをバンバンうってくる。

こんな事が起こる世界は、平和だと言えるのか?

バカヤロー、言えるわけ無いだろう。


私は、詩を書くことがある。

最近は特に頻繁に書いている。

中原中也先生の作品に出会ったからだ。

中也先生の詩を読んだあとは、

他の詩が詩ではないように思える。

感情を思うままに言葉にし、オノマトペを取り入れ

ながら書かれた詩は、私の心を鷲掴みにした。

こんな詩を書きたい、なんて思った。

まあ、そんなにうまくはいかないけど。

そりゃあそうだろう。

ただ国語の時間に書いた詩が、

先生からも高評価で、みんなが褒めてくれただけで

自分は詩の才能があるんじゃないかと錯覚した私は

愚かで馬鹿だ。


そんなこんなで書いた詩がこれ。


幸なる世 幸せな時

作り出す前には 戦いがある

戦いの勝者は 幸なる世をつくる

幸せというのは 難しいもの

幸せは 人によって違う

自分の思い通りになる世界

みんなが笑顔でいられる世界

いつもどおりの生活ができる世界

戦いの勝者は 自分の幸せをつくる

戦いの敗者は 苦なるときをおくる

全人類が幸せと感じるときは

今のままではつくれない


幸なる世 幸せな時

作り出す前には 戦いがある

男は戦いにさんじ

女は家を支える

男は身を傷つけた戦い

女は身を粉にして家を支える

だが なぜこうも仕事が決まっているのだろう

男だから 女だから

こういう考え方が 私は嫌いだ

性別による区別がある中で

本当の幸せは訪れない


作って最初に思ったのは、長いな、ということ。

まあ、詩は長さや文字数が決まっていないのだが、

国語で詩を作ったときもそう。

私が詩を書くと、長くなるのだ。

というか、そんなことはどうでもいい。


見てほしいのは詩の内容。

私が伝えたいことは伝わっているだろうか?

戦争が終わっても、幸せで平和な世界になるわけ

じゃあない。

勝った人の幸せができるだけなのである。

平和はまだまだ訪れない。


この作品に、私の日常で考えたことを

綴っていこうと思う。

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日常から生まれる考え 明華桜 @buraiharisupekuto

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