なんのいわれのないラブホテルも、廃墟となるといわくつきの場所となるようです。
だれが描いたかわからない落書き。いつのまにか、それにすら意味ありげな噂が囁かれるようになります。
肝試しをするつもりもなく、本当に偶然、足を踏み入れた男性四人。
彼らの身に起こる異変は、思いがけない事実を明らかにします。
本当に、とても面白かったです。
途中、「怖ッ!」っと何度も声が出ました。
か細いスマホのライトを頼りに、廃墟の中をめぐり、空間のにおいすら迫る描写は詳細で、まるでその場に立ち会っているかのようでした。
個人的には終盤の「エ××ト×ー×無理〇〇(漢字2文字)」があまりにもツボに入ってしまい、不謹慎ながら笑い(+思い出し笑い)が止まらなくなってしまいました。
ここでこのワードのチョイスをぶっ込んでくるあたり、マジでセンスめっちゃ最高! 大好き!!
今夏のうだるような暑さを、しばし忘れさせていただきました。
ありがとうございました!!!
怖い!怖い!怖い!
実話ではないかと思わせるストーリー作りは圧巻です!
いえ…実話だったら怖すぎます。
舞台は、長野市から上越市に行く途中にある「ホテルセリーヌ」
高校の頃からの腐れ縁の男四人が、久しぶりに会ったある年のお盆…。
そう、久しい友人が集まれば、必然的に楽しい話で盛り上がるはず。
それが…こんなことが起こるとは誰が思ったでしょう?
とにかく読んでみてください。
一つ一つ、だんだんと…恐怖に追い詰められていく感覚は、あまりにもリアルです!
この夏、おすすめのホラー!
ただ…この恐怖を味わう勇気がある方、 是非お読みになってください。
まさに夏の肝試し気分をお約束します!