騎士道と恋と陰謀、最愛の人を守るために獅子の国の騎士は立つ——

まず、プロローグから作者様の文章力、引き込みの上手さが感じられる作品です。

この物語のヒロインは何者かによって記憶を奪われた女性イリア。
彼女は目覚めた場所で心優しい治癒術使いのリシアとエターク王国という国の軍人達に救われるも、現れた魔獣達によって早速の戦闘に巻き込まれてしまいます。

ですが次第に苦戦していく王国軍。
自分を救ってくれた人たちが傷つくのは嫌だと強く願った彼女の嘔が戦場へと響き渡り、強力な守護の力が王国軍の兵士たちとリシアを守ります。

そこに援軍として現れたのが王国軍元帥の息子であり、公爵家の長男である主人公ルーカス。
刀とエターク王家に伝わる〝破壊の力〟を操るルーカスはいとも簡単に魔獣達を倒し、イリア達を助け出します。

しかし、イリアを見たルーカスの様子は明らかにおかしく……。

それには彼の過去とイリアの封じられた記憶が関係していて、その記憶の中には当然のことながら、物語の核心に迫る重大なメッセージが隠されています。

魔獣を世界に発生させる瘴気とは何なのか、世界各地に現れるようになった無限に魔獣を生み出す門《ゲート》、記憶を封じられた銀髪の歌姫、彼女を守ることを誓った獅子の国の騎士——。

昨今のウェブ小説とは、また別の伝統的を受け継ぎながら、硬派なライトノベル好きや恋愛ファンタジーが好きな人には必ず刺さる王道ファンタジーを是非ご覧ください!!

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