章末おまけ④ ダイヤモンドダストのオルゴール

◯『月刊 魔法の音色』より抜粋


【今月のコラム】ダイヤモンドダストのオルゴール

 ダイヤモンドダスト。朝日が凝ったともいわれる美しさを持つきらめき。私たち人間が目にすることはほとんどない現象ですが、ダイヤモンドダストを描いた美しい絵に心惹かれた人も多いことでしょう。雪山は人外者でさえ遭難してしまうような過酷な地。せめてその美しい音だけでも、聞いてみたいものです。

 魔女の恋路を記した物語には、しばしばダイヤモンドダストのオルゴールが登場します。

 彼女たちはオルゴールを好んで使いますが、実は、効果はあまり解明されていないのです。このダイヤモンドダストのオルゴールもそのひとつ。けれどもあれだけ恋物語に出てくるのですから、きっと、浪漫のある、素敵なものなのでしょう。

 もしかすると、魔女たちも案外まじないの類が好きなのかもしれません。

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