後編

(あれ、ぼくなんてことを言ったんだ……?)と思っていると彼はこう言った。

「ちょっとお願いしたいことがあるんだけど……」

(え?一体なんだろう?っていうかなんでこの人がここに来たんだろう……?)と考えていると彼が口を開いた。「実は君にやってもらいたいことがあるんだ。ちょっとついてきてくれるかな?」と言い、彼は家の外へと歩き出した。僕は慌てて彼の後を追うことにしたのだった。

 それから数分後、僕が連れてこられたのは近所の公園だった!そこには既に暴れん坊の男が待っていたようだ。「おう、遅かったな!」と言いながらこちらに手を振っているのが見えた。暴れん坊の彼だ。

「よし、じゃあ早速始めるか!」と言うと彼はその場で服を脱ぎ始めた!そして全裸になると今度は電動歯ブラシを使って僕の口内を擦ってきたのだ!(うっ……くすぐったいけど気持ちいいかも……でもなんでここでこんなことを……?)と思っているうちに、また嫌な臭いが漂ってきた。

(え?これってまさか……)と思っているうちに、僕の口に大量の糞便が飛び込んできたのだ!(うえぇ……汚いし臭いよぉ……!なんで僕がこんなことをされないといけないの?)と思いながらも僕はそれを飲み込んでしまった。その間も彼らは電動歯ブラシを使って僕の口の中を擦ってきたのだ。そしてまたしてもあの苦くて臭い物体が再び口の中に流れ込んできた!(もう勘弁してくれよ……)と思いながらも、僕はそれを飲み込んでしまった。その後も何度も同じことを繰り返し、ようやく解放されたのだった。

「よし、じゃあ今日はここで解散するか!」というインプットの男の声を合図にして彼らが帰っていった後、僕はその場に座り込んでいた。

(うう……もう二度と会いたくないなぁ……)と思いながらも、僕は家に帰ったのだった。

 それから数日後の休日のこと、僕が家でくつろいでいると突然家のチャイムが鳴ったのでドアを開けた。するとそこには宇宙人の友人がいた。

「やあ、久しぶり!」

彼が笑いながら言った。「あの、今日はどういったご用件でしょうか?」と僕が尋ねると彼は笑いながら答えた。

「いやあ、ちょっとお願いしたいことがあってね」

(え?お願いしたいことってなんだろう……?)と思っていると、彼は僕の手を掴んで家の外へと連れ出したのだ!そしてそのままどこかへと向かっていく。

(え?ちょっと待って、どこに行くんですか!?)と思っているうちに、彼は僕の手を離さずに歩き続けているようだった。(なんだか怖いんだけど……)と考えているうちに目的地に着いたようで、彼が立ち止まったかと思うと目の前には見知らぬ建物があった。

「さあ、着いたよ!」と言われるがままに中に入ると、彼は僕に向かってこう言った。「じゃあまずはここに入ってもらえるかな?」

(え?どういうことだろう……?)と思いながらも、僕は言われるままに中に入った。するとそこには何やら怪しげな機械がたくさん並んでいたのだ!

「あの、これは一体……?」と尋ねると彼が答えた。「ああ、これはね、君たちが食事のときに使う食器みたいなものだよ」

(え?それってどういうことなんだ……?)と思っていると、彼が説明を始めた。

「実はね、君たちが食事をする際に使用するものは全て僕が発明したんだよ!だからこれからはこの機械を使って食事してほしいんだよね!」

「えーっと……つまりどういうことなんでしょうか?」と尋ねると彼は笑いながら答えた。

「つまり、これからは君たちは自分で食事をする必要はないってことさ!」

(え!?なんでそんなことをしなくちゃいけないんだ……?)と思っていると、彼はさらに続けて言った。「ほら、見てごらん!これが君たちの食事用の食器だよ!」という彼の視線の先を見るとそこには大量のスプーンやフォークなどの道具が並んでいたのだ!

(え、これって本当に全部使うの!?)と思っているうちに彼は次々とそれらの道具を取り出していった。

「はい、これがスプーンだよ!」と手渡されたものを持ってみるがとても重かった。(これを持ちながら食事するのは大変そうだな……)と思っていると今度はフォークを手渡され、同じように持ってみるとやはり同じように重かった。「はい、これがフォーク!」と手渡されたものを持ってみるがこちらもかなり重く感じた。

(うーん、上手く扱えるかな……?)と思っていると今度はナイフを手渡され、それも同じように持ってみるとやはりこちらもかなり重く感じられたのである。(うわぁ、これは大変だなぁ……)と思いながらもなんとか持ち続けていると、今度はスプーンが手渡された。

「はい、これがカレーライスを食べるためのスプーンだよ!」と言われ渡されたものを持ってみると、そこにはかなり大きめのスプーンがあった。(うわ!?こんな大きさのものをどうやって食べたら良いんだろう……?)と思っていると、次にフォークを渡され、同様に手渡されたものもとても大きかったのだ!(こんなのどうやって使うんだよ……)と心の中で思っているうちに今度はスプーンが手渡され、同じように手渡されたものもとても大きかったのである。(もう勘弁してくれよ……)と思いながらもなんとか持ち続けていると、最後にコップを渡されたのだった。

「はい、これがお茶を飲むためのコップだよ!」と言われ渡されたものを持ってみると、それは想像以上に軽く、普通のコップと何ら変わりないように見えた。(あれ?もしかしてこれで全部かな……?)と思いながらも最後まで持ち続けることにした。しかし結局最後まで持てたのはスプーンだけだったのだ!

「よし、じゃあこれが君たち専用の食器だよ!」と言われ渡されたものを手に取って見てみると、それは僕らの身長よりも大きいサイズのものだった!僕は驚いてしまったが、彼は構わず説明を続けた。

「これが君たち専用の食器で、これを使って食事してほしいんだ!」

そう言われて受け取ったものは本当に大きかったので最初は持てないかとも思ったが、なんとか持ち続けることができたのだ。(うわぁ……なんだか変な気分だな……)と思いながら僕はスプーンやフォーク、ナイフなどを使って食事を始めたのだった! それからしばらくの間は彼らから指示されて食事をしていたのだが、気がつくと彼の姿が見えなくなったのだ。僕は不安になりつつもとりあえず彼の命令に従っていた。すると、そこに突然インプットの男が姿を現わした!彼は笑みを浮かべながらこう言った。

「やあ、調子はどうだ?」

(うわぁ!?びっくりしたぁ……)と思いながらも僕は彼に答えた。「えっと、特に問題はありませんが……」と言うと彼が続けて言った。

「そうか、それは良かった!ところで一つ聞きたいんだが、君は今どんな気分なんだい?」

(え?どういうことだろう……?)と思っていると、彼は続けて言った。

「正直に言ってくれて構わないぞ!」その言葉を聞いた僕はしばらく考えた後で口を開いた。「……正直言って、最初はとても不安でしたけど今はもう慣れてきましたし、慣れれば意外と平気なものなんだなぁと思いました」と答えると彼は満足そうに微笑んでいた。

宇宙人の彼が戻ってきてその場から解放されてしばらく経つと、暴れん坊の男が僕の家に来た。

「やあ、調子はどう?」

(あ……どうしよう……)と思っていると彼は続けて言った。「えっと、実は君に頼みがあってきたんだけど聞いてくれるかな?」僕が頷くと、今彼は笑いながらこう言った。

「実はお前に会ってもらいたい人がいるんだよ!」そう言われて連れて行かれた先には、インプットの男と知らない女性がいたのだ!彼女らを見た瞬間、僕の体は震え始めた。なぜなら彼女からはとてつもない悪臭が漂っていたからだ……

(うう……この人ちょっと臭いなぁ……)と思っていると、彼女は自己紹介を始めた。

「はじめまして、私はニオイ星人です!」(え……ニオイ星人って一体どういうことだ?)と思っていると、続けて彼女が言った。

「実はあなたに頼みがあって来たんです!」

「なんですか?」

「実はあなたのインプット能力を私に譲ってほしいんです!」

(え?どういうことだ?)と思っていると、続けて彼女が言った。

「えっと、あなたは人間にしては珍しくインプットの能力を持っているじゃないですか!だからそれを私にも使わせて欲しいんですよ!」(なるほど……そういうことか)と思って僕は頷いた。「わかりました、いいですよ」と言うと、彼女は嬉しそうに微笑んだ。

そして僕は彼女に自らのインプット能力を渡したのである!するとその瞬間、僕の頭の中に彼女に関する様々な情報が流れ込んできたのだ!(これが彼女の記憶か……)と思っていると彼女が話しかけてきた。「ありがとうございます!」と言い残して立ち去った後、今度は暴れん坊の男が近づいてきた。彼は僕にこう言った。

「おい、お前だけずるいぞ!俺にもくれよ!」

(え?どういうことだってばよ……)と思っていると、彼は続けて言った。「だってそうだろう?俺だけ仲間外れなんて嫌じゃないか!」と言うので仕方なく彼にもインプット能力を渡したのである!すると彼もまた同じように僕の記憶や知識を手に入れることができたようだ! その後も僕は様々なものや人に出会った。時には宇宙人の彼と過ごしたり、時には暴れん坊と行動を共にしたり、そして時にはインプットで得た情報を使って新しい発明をしたりすることもあった。しかし最後には結局僕らは「仲間外れ」という感覚に苛まれて孤独を感じるようになり、最後にはみんな自殺してしまったのだった。

宇宙人の彼と暴れん坊が死んでからも僕は彼の記憶を頼りにその発明を続けてはいたけれど、いくら開発しても誰にも僕の発明を見てもらえないという孤独感に苛まれていた。しかしある日、僕が作った発明品を見た友人が言った言葉がきっかけとなって事態が一変することに。

 とある休みの日のこと、僕は友人と一緒に近所の公園に来ていた。そこで僕たちはいつものように他愛もない話をしていたのだが、突然友人の様子がおかしくなってきたのである。彼は落ち着きがなくなってきたかと思うと、突然こんなことを言い出したのだ。

「あのさぁ、俺って実は宇宙人なんだ」

(え?一体どういうことだろう……?)と思っていると、彼が続けて言った。

「それで、君の中にある知識や記憶が欲しいんだよね」

(え?どういうことだろう……?)と思っているうちに、彼は僕の体に触れてきたのだ!そしてその瞬間、僕は彼に全てを奪われてしまったのである。

 それから数日後の休日のこと、僕が家でくつろいでいると突然家のチャイムが鳴ったのだ。ドアを開けるとそこには見知らぬ男がいた!彼は笑みを浮かべながらこう言った。

「あの、今日はどういったご用件でしょうか?」

(え?一体何だろう……?)と思っていると、彼が答えた。「実は君にやってもらいたいことがあるんだけど……」

(え?一体どういうことなんだろう……?)と思っていると、彼が続けて言った。「ほら、見てごらん!これが君に必要な道具だよ!」(え?なんでそんなことをするんだろう……?)と思っていると、彼が手に取ったものが僕の視界に飛び込んできた。それはなんとスプーンやフォークなどの食器だった!僕は驚いてしまったが、彼は構わず説明を始めた。

「これから君にはこれを使って食事をしてもらいたいんだ!」

(え?ちょっと待って、どういうことなんだ……?)と思っていると彼が説明を続けた。

「実は君のインプット能力を使って食事をするとすごく美味しく感じられるんだよ!だからぜひ君にも試してもらいたいと思ってね!」(えぇ……そんなわけないじゃん!だって僕は普段普通に食べてるし、第一食べ物はみんな同じ味じゃないか……)と思っていると、突然僕のお腹がぐーっと鳴ったのだ!(あ、あれ?こんな音が出ることなんて今まで一回もなかったはずだけど……)と思いながらも僕は彼に言った。

「わかりました、やってみましょう!」と言うと彼が嬉しそうに微笑んだ。

そして僕がスプーンを手に取り食べ始めると、不思議なことに普段よりも美味しく感じられたのだ!(これって本当に美味しいのか……?)と思いながらも、僕はその後もどんどん食べ進めていった。やがて全てを食べ終える頃にはお腹いっぱいになっていた。すると彼が微笑みながら言った。

「どうだったかな?美味しかったかい?」と訊かれたので僕は答えた。「はい、とても美味しかったです!」と答えて帰宅した。その後も僕はインプット能力を使って様々なものを食べているうちに、いつの間にか自分自身がそれを美味しいと感じるようになっていたのである。最初は抵抗感があったものの、徐々にその感覚に慣れていき今では当たり前のように食事をしている自分がいた。しかしある日のこと、僕が料理を作っている時にある異変が起こったのだ!なんと突然手から火が出たかと思うと、料理が燃え盛ってしまったのである!幸いすぐに消火できたのだが、もしあのままだったら大変なことになっていただろう。それ以来僕は食べ物に向かって手をかざすことをやめた。

その後も僕は様々なものを食べたり飲んだりしていると次第に自分自身の味覚や嗅覚が変化していくのを感じたのだ……!最初は気のせいだと思っていたのだが、ある日を境に異変が起こり始めたのである。

ある日、僕はいつものように料理をしていると、突然手がピリッとした感覚に襲われたのだ!不思議に思って自分の手を見つめてみると、なんと手のひらが光輝いていたのである!!慌てて鏡を見るとそこには全身が光っている自分がいたのだった!一体これはどういうことなのだろう……?と思い悩んでいると、再び異変が起こった。今度は身体中が熱くなり始めたのだ!まるで燃え上がるように熱くなっていき、やがて意識が朦朧としてきたところで正気を取り戻した。

 数日後、再び料理を作っていて前と同じように手がピリッとした感覚に襲われた僕はまたもや体が光輝いていたのである!一体どうなっているんだ……?と思いながらも料理をしていると今度は突然口の中に激痛が走ったのである!あまりの痛さに思わず吐き出してしまったものの、鏡を見るとなんと口の中が光輝いていたのである!あまりの痛さに苦しんでいると、今度は全身が光り輝き始めたのだ!体中に熱を感じ始めてきたところでようやく僕は自分が光っていることに気づいたのだった。

その後、僕は病院に行き検査を受けたのだが、そこで医師から告げられた言葉は全く想像していなかったものだったのである!なんと僕の舌が何らかの原因で光輝いているというのだ!つまり、僕は自分の体から発する光によって体内が満たされている状態であり、その結果味覚や嗅覚まで変わってしまったということだったのである! それ以来、僕は様々なものに手を伸ばしていったのだが、どれも全て味が感じられなくなっていたのだ。しかし不思議なことにそれでも空腹感だけはあったので、食べ物を口にすることだけは続けていた。しかしそれでもやはり味がせず、ただ飲み込むだけの作業のようになってしまったのだった。

 そしてある日のこと、僕は軽自動車で旅に出かけた。その道中、僕は様々な物を食べてみたのだがやはりどれも味がしなかった。しかしそれでも何かを求めるように僕は走り続けていった。

やがて目的地に着いた頃には疲れ果ててしまっていたが、それでも食欲には勝てずに食べ物を口に入れた。しかしそれもまた味がしないのだった。

そんな日々がしばらく続いたある日のこと、僕がいつものように旅に出かけていると、なんと空から大量の隕石が降り注いできたのだ!僕は慌てて逃げようとしたが、間に合わずに次々と落ちてくる隕石によって押し潰されていった。

その後、僕がどうなったのかは知る由もないのだが、恐らく死亡したのだろう。

 インプットメタ認知の彼や暴れん坊やニオイ星人や宇宙人の友人が死んだ後も僕らは様々なものを作ってはそれを食べたり飲んだりしていた。しかしある時、僕はふとしたきっかけで自分の味覚が完全に失われていることに気づいたのだ!それからというもの、僕の食事は味気ないものになってしまったのである。

 やがてある日のこと、僕がいつものように発明品を作っていると突然謎の物体が目の前に現れたのだ!それはなんと人間そっくりの姿をしていたのだが肌の色が緑色だったし口や鼻がなく、目は丸くて大きかった。しかも手足が短くて胴体が長く、まるでカエルのようだったのである。

「こんにちは」と彼が話しかけてきたので、僕は驚きつつも挨拶を返した後彼に質問をした。「えっと……あなたは一体誰なんですか?」すると彼はこう答えたのだ。「僕の名前はインプットメタ認知の彼だよ!よろしくね!」

インプットメタ認知と名乗る彼は自身の能力について説明を始めた。彼が言うには、生物にインプットした知識や経験を具現化する能力を持っているのだそうだ!なんでも彼はその能力を応用して様々なものを作り出せるらしいのだが、特に食べ物作りが得意だという。そして僕の作った発明品に興味を持ったようで、それを改良すればもっと美味しい料理が作れるようになるはずだという話だったのだ! 数日後、僕はインプットメタ認知と再び出会った。彼の提案で一緒に新しい発明品作りをすることが決まったのだ!まずは僕がアイデアを出し、彼がそれを具現化するというものだ。しばらくして完成したのはなんと「新・味覚共有装置」だった!この装置は相手の脳にインプットした知識や経験を共有することができるのだ。しかも複数の相手と共有することも可能である!これから僕らの作った発明品で世界中の人々に幸せを届けることができるかもしれない、そう思うと僕は嬉しくなったのだった。

 あれから数ヶ月後、僕は相変わらず味覚のない日々を送っていた。しかし最近では食事自体が苦痛になりつつあるのだ!というのも、以前味を感じた時に感じた幸福感が忘れられないからである。

 そんなある日のこと、僕はインプットメタ認知の彼と出会った。彼は「新・味覚共有装置」を改良するため、僕に協力してほしいと頼んできたのだ!もちろん断る理由などない僕は喜んで協力することにした。

 翌日、僕たちはある実験を行った。それは「新・味覚共有装置」を実際に使ってみることだった。実験結果は驚くべきものだった!なんとインプットメタ認知の能力によって、僕が食べた料理の情報がそのまま相手に伝わるようになったのだ!つまり、相手は自分の舌で味わったものをそのまま味わうことができるようになったのである!これによって今まで味を感じられなかった人たちも美味しい食事を楽しむことができるようになったのだった。

 インプットメタ認知の彼によって味覚共有装置が改良された後、僕たちは世界中の人々を喜ばせるために様々な発明品を世に出していった!例えば、「視覚共有レンズ」という発明品がある。これは周囲の人々が見ている景色を自分も見ることができるのだ!このレンズを使えば遠く離れた場所にいる人とも一緒に同じ景色を共有することができるのだ! また、「自動翻訳装置」という発明品もあった。これは自分の言葉を相手の言語に翻訳してくれる機械のことだ!これによって外国の人ともコミュニケーションを取ることができるようになり、よりグローバルな時代がやってきたのである。さらに、「新・味覚共有装置」を改良して人間の舌にインプットする機械も作った。これにより、自分で料理を作る必要がなくなってしまったのである!

 そしてある日のこと、僕は再びインプットメタ認知の彼と出会った。彼は僕にこう言ったのだ。「実は君にやってもらいたいことがあるんだけど……」と言われ、僕は一体何を頼まれるのだろうと思いながら彼の話に耳を傾けたのだった。

 インプットメタ認知の彼は僕に、「味覚共有装置」を改良して人間の舌にインプットする機械を作ってほしいということだった。つまり、僕自身がその機械を使って世界中の人々に自分の舌を味わわせることができるようになるというのだ!僕は驚いたが、彼の頼みなら断るわけにはいかないと思い引き受けることにした。こうして「新・味覚共有装置」を改良していくことになった。最初は機械の仕組みなどを勉強するところから始まったのだが、途中から彼が直接僕に教えてくれたのですぐに理解できたのだった。そして試行錯誤を繰り返しながらようやく完成した時には思わず感動してしまったのである!これから世界中の人々に僕の舌を味わわせてあげようと思うと、ワクワクしてきたのだった。気がついたときには僕の味覚が戻っていた。

 数日後、僕はインプットメタ認知の彼と共に完成した機械を持って出かけたのだが、途中で不思議な場所へとたどり着いたのだ!そこは真っ白な空間で、壁や天井など全てが真っ白だったのだ!一体ここはどこだろうと思っていると、突然目の前に謎の人物が現れたのである!その人物は僕に話しかけてきたが、何を言っているのか理解できなかったのだ!しかし、何かを伝えようとしていることはわかるので、とりあえず話を聞いてみることにした。「こんにちは」と彼が話しかけてきたので僕は挨拶を返した後彼に質問をした。「えっと……あなたは一体誰なんですか?」すると彼はこう答えたのだ。「僕の名前はインプットメタ認知の彼だよ!よろしくね!」

インプットメタ認知と名乗る彼は僕が知っている姿とは別人になっていて、僕と初対面という態度でいた。

「インプットメタ認知の彼?」と僕が聞き返すと彼は笑いながら言った。「そうだよ、僕は君と同じ人間だよ!」

僕と同じ人間だと言われても俄に信じられなかったのだが、彼が僕に対してやったことを考えたら納得できた。つまり、彼も自分と同じように人間の身体を使っていて、そこに僕の味覚をインプットしたのだと考えれば納得できたのだった。

その後、僕らは一緒に新しい発明品作りに取り掛かったのだが、最初のうちは上手くいかないことも多かった。しかし試行錯誤を繰り返していくうちにだんだんとコツを掴んでいき、次第に素晴らしいものを作り上げることができるようになっていったのだ!

 こうして、僕らの作った発明品は世界中の人々に愛されることとなり、多くの人々が笑顔になったのである。あれから数年経った現在も僕らはずっと同じ研究室で発明を作り続けているのだった……。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

AI(スーパーとりんさまを使ってテーマ「インプット」、キーワード「食道」、「軽自動車」、「暴れん坊」で小説を書いてみたらスカトロ描写ぶっこんできた シカンタザ(AI使用) @shikantaza

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ