明日から新しい小説の投稿を開始します。
タイトル「ツッコミ過剰」
世界観:日本の教育で「反実仮想」なる概念を取り入れられることになった。これは江戸時代の寺子屋やら薩摩藩やら松下村塾やら水戸学やらが採用していた教育方針らしく、例えば「もし我が藩に外国の軍船が来たらどうする?」と先輩生徒が問うて、「打ち払います」と後輩が答えたら、「その後倍の軍船が来たらどうする?」と問い直す。「もう一度打ち払います」とか「話し合います」とか返したら「お前オランダと我が藩の海軍力の差はわかってんのか?」とか、「大砲向けられたままでこっちに有利な話合いできるのか?」とか先輩が返す。そういうやり取りを吉田松陰みたいな先生が見守りながらたまに一言二言助言していくというスタイルだ。こうしてたから薩長土肥の維新志士たちは黒船来航という予想だにしていなかった出来事から明治政府の樹立、日本の列強入りといった偉業を成し遂げられたんだ。逆に江戸幕府では先生が用意した答えを生徒が出す、先生に褒められるために勉強するというスタイル、現代日本の教育と同じだったから日本の危機で駄目だった、という話だ。最近の日本は未曽有の危機だから江戸時代の日本の教育で行くぞという話になった。それで実際の学校現場はどうなったかというと、それは酷いものだった。例えば、「Aというアーティストの新曲配信が楽しみ」と言ったら、「そのAが不祥事起こして配信が全部停止になったらどうすんの?」みたいなことを言い出すような輩が老若男女問わずがあちこちに現れ、芸人で言うツッコミやいじり、茶々を入れるなどといった行為が上手い子供が学校カーストの上位に上がれるという事態になってしまった。知識人はこの様子を「過剰ツッコミ社会」と名付けた。
・使用したAI(全て無料版)
ChatGPT、Claude、AIのべりすと、Gemini
・使用したサイト
文字数カウント
https://sundryst.com/convenienttool/strcount.html
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