其の伍 あんたの名前は?

「え―――――――?」


すると、ヒキコは人間の素早く通った。


――――!?


ヒキコが向かう先には口裂け女がいた――!?

「マ゙〜デ〜」

ものすごい形相で口裂け女のもとへ行くと、ヒキコは口裂け女の前でピタリと止まった。


―――?


人間を襲わなかった?

ヒキコと口裂け女はなにか話し合うと、二人で帰っていった。定時かしら?



「ねぇ、人間」

「……」

「人間?」

「人間って私?」

「そりゃ、そうでしょ?」

「っていうかメリー、私の名前知らなかったの?」

「え、うん」

「これで連載5話目なのに?」

「メタイわね」

「私の名前は南浜なまは優凛ゆり!」

「そーなのねーわかったわ―」

「絶対に聞いてないやつじゃん!」

「そんなことないわよ」

「ほんと?」

「ホントヨ、ホント」



✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾



「今度はテケテケのところいかない?」 

「は?」

「なんか、お化けってあんまし怖くないよね!ヒキコも逃げたしサケコも定時で帰るし」

「ふ〜ん、サケコ?誰?」

「口裂け女」

「変なあだ名つけないであげて」

「え~~~~~~いいじゃん!」

「あと、ネーミングセンス皆無ね。あんた。」

「そ~かな?」

サケコは流石にね、ないわよ。



✾   ✾   ✾   ✾   ✾   ✾



私達はテケテケのところに行くことにした。


「とうちゃ〜く!」

そして、テケテケが出ると噂の十字路に着いた。

「テケテケさ〜ん、いますか〜」

「なに馬鹿なコトやってるの」

「バカじゃないも〜ん」


「はーい」


「ふざけないでよ。なに自分で『はーい』って言ってるのよ?」

「???」

「え…?」

「アハハハㇵㇵㇵㇵㇵㇵㇵハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

「……!?」

話が通じないタイプかしら?でも「はーい」ってていてたわ。どうゆうこと?

「ハーイハーイハーイハーイアハハハㇵㇵㇵㇵハハハハハハハハハ」

あー。鳴き声? 




―――――???

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

メリーですが何か? ゆのゆの@イラスト・小説 @itigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ