第174話

俺は学校に向かって歩き出すが、再び俺の後をつけてくる影が1つ…先程の先輩だ。先程の先輩は俺の事をまだ諦めていないようで、話しかけてきた。


「なぁ…学校に行くのは良いけど放課後は絶対に付き合ったもらうぞ?別にいいよな?」


「いえ。俺は帰ったらすぐにやらないといけないことがあるので、放課後に付き合うことはできません。それに、俺は面倒くさいことには付き合う事はできません。」


「はぁ…こうしたくはなかったけど、ついてきてもらうぞ!!」


俺の制服の裾をつかみ、思いっきりひねり上げてきた。俺は苦痛に若干喘ぎながらも、思いっきり睨みつけた。そして叫んだ。


「何をしやがる!!ここでそんな事をすれば、大変なことになるのは目に見えているはずだぞ!!」


「はっ!!どうせ警察共にも俺は監視されているんだし、別に今更こんな事をしたところで問題はないさ!!別に警察に何を言われようと俺はなんとも思わないしな!!」


こいつはどこかおかしくなってしまったのか?そう思っていた時だった。この男の後ろから更に二人仲間らしき人物が現れた。


「こいつがあれなんすか?さっき言ってたやつで復讐したい対象って話。」


「あぁそのとおりだ。というわけでさっさと連れて行くぞ。」


俺の制服を掴んだまま、俺の事を引ずって行こうとする男のことを周囲の大人が取り囲んで、止めてくれた。


「あんた何をしているんだ!!高校生のことを…誘拐しようとして!!それもこんな朝から!!一体何を考えているんだ!!それに君たちもまだ高校生くらいの年齢じゃないのか!!」


「そのとおりだ!!それにもう警察に通報したからな!!お前らのことをここから逃がすつもりはないし、警察に捕まって反省するんだな!!」


俺の制服を掴んでいた男は、周囲の大人が取り押さえてくれたことで身動きをとることができなくなっていた。それに仲間の内1人は逃走したようだが、もうひとりは同じく取り押さえられていた。


逃走したところで意味がないのに、どうして逃げるのだろうか?まぁこの場から逃げれば問題ないとでも思っているのだろう。だが、逃げられると思うなよ?


俺がそう考えながら、立ち上がると周囲の大人が心配してくれた。


「大丈夫かい?これから学校だっただろうに、こんな事になって可哀想に…」


「俺等は警察が来るまでここで待機しているけど、君は学校もあるだろ?だからとりあえず学校に行ってきた方がいい。きみも遅れたくないんじゃないか?」


「いえ…ここで問題を解決したほうが良いと思います。まぁ学校側には一度連絡を入れておかないと行けないと思いますが…」


「うんそれが良いよ。警察もあともう少しで来るから安心してね。」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!


作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る