第173話

彼と楽しい休日を過ごすことができたのもつかの間、1つの問題が発生した。それは俺と鏡夜が遊んだ次の日、俺が学校に登校する時に起こった。学校に向かって歩いている際中、俺は後ろから特に面識のない人物に話しかけられた。


「なぁお前…俺の事を覚えてるか?」


「いえ…あなたは誰ですか?」


先程は面識のない人と言ったが訂正しよう…どこかで見たことあると思ったら、教室でタバコを吸い酒を飲んでいたヤバい人じゃないか…下手に怒らせたりするとこういう人って面倒くさいんだよね…


「おいおい…あんたのせいで俺は退学になったんだぞ?面を貸せって言ってるんだよ。というか知らないふりをしてても無駄だから。どうせ俺のこと覚えてるんでしょ?自分が正義だと思ってたりするのかな?あの時はそうだとしても、必ずしも正しい行動じゃないってこと教えてやるよ。」


「はぁそうですか。ですが俺はこれから学校に行って勉強しないといけない身ですので、失礼させていただきます。これ以上関わってくるようであれば、然るべき対応を取らさせていただきます。」


「おいおい逃げんなよ。」


「別に逃げているわけではありませんよ?俺自身少なからず他人から恨まれることをしている覚えはあるので、恨まれてこんな風に詰められることも想定しています。ですが、決して逃げているというわけではないことお忘れなく。」


「だったらすぐこっち来いよ。話をすぐに終わらせればいいだけだろ?もしかしてそれすらもできないのか?」


「はぁ…ため息しか出ませんね。自分が悪いことをしているのにそれを他人のせいにして、逃げ続けているようですが一度現実を見たほうが良いと思いますよ。あなたみたいに酒やらタバコやらに現実逃避するのは悪いこととは思いませんが、せめておとなになってからにしたほうが良いと思いますよ。」


というか未成年で飲酒とタバコは犯罪だろ…警察に捕まったのかな?そこの部分がとても疑問に思ったが、彼についていく訳にはいかない。彼についていって何をされるかなんて大抵想像がつく。


大方自分と同じような意見を持っている奴らが複数人現れて俺の事をリンチしようとするのだろう。まぁ複数人に囲まれたところで特に問題はないけど、その後もずっと関わり続けなくちゃいけなくなることは目に見えている。


「この…」


「それでは失礼します。学校に遅れてしまったら大変なことになるので、あなたみたいな半分犯罪者みたいな人とは関わっていたくないんですよ。」


未成年飲酒などをしている時点でこれから関わる人は限定されていくだろうし、彼も自分のしたことを反省して改善していけばいいのに…













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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174








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