第172話

沢山の障害を乗り越えて、俺はようやくここまで来た。嘘告されたことに始まり今まで様々なことを経験してきたけど、まだ友達と一緒に何処かに出かけるなどの経験はできていなかった…だからこうやって鏡夜と遊びに行くことができて正直嬉しかった。


俺はたくさん外に出ているわけじゃないので、たとえこの地域に面白いところがあったとしても俺は知らない…それどころかこの地域には生まれてから住んでいるけど、両親が死んでしまってからはもっと酷くなっていった気がする。


「こうやって友達と一緒に外に出かけるなんて何年ぶりだろう…というか俺友達と一緒に外にでかけたりとかしたことない気がする…」


「そんな悲しいことを言わないでくれよ。それよりも今日は楽しもう?学校のこととか、そこらへんのことは全部忘れてさ。」


「もちろんだよ。友達と遊びに行くのに、学校のことを考えていたりしたらつまらないじゃないか。とりあえず鏡夜はどこに行きたいとかあるの?」


「そうだね…最近外に出る機会は少なくなっていたから、行きたいところは山ほどあるな…でもそうなると君が楽しめないんじゃないか?」


「いや俺は気にしないから安心して。というか俺ここらへんに住んでるのに、土地勘ないからさ…正直どこに何があるのか分からないんだよね。だからそれを教えるっていう意味でも、君に案内してもらえると助かるな。」


「はぁ…遊びに行くから、しっかりと周囲の色々な施設を調べてきて正解だったね。ちなみに君も調べてきたかい?」


「一応調べてきたけど…友達と遊びに行くからってことで色々な所を調べてたんだけど、俺はどれも興味がわかなくて…だからお任せにしようかなって思ってさ。」


「なるほど…それだったら無難にゲームセンターとかでどうかな?そこだったら君も楽しめると思うんだけど…」


「じゃあそこで…良いかな。それと1つ聞きたいんだけど…良いかな?」


「もちろん良いよ。何を聞きたいの?」


「今日って食事どうするつもりなの?外食なんてほとんどしてこなかったから、どこが良いとかも全然知らないんだけど…」


俺が不安そうに言うと、彼は笑ってこういった。


「そんなに心配しなくて大丈夫だよ。食事とかは先に予約しておいたからさ、後で一緒に行こう。とりあえず今日は面倒くさいことは全部忘れて楽しもうよ!!」


「それもそうだね。今日はお言葉に甘えて楽しませてもらおうかな!!」


それから色々な所を周り、鏡夜との絆を深めることができたと心から今日は言える。彼とは今後とも仲良くしていきたい…









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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174

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