第171話

「それでね、私最近ずっと苦労してたんだ!!実くんは最近どうなの?もう少し私と話をしてくれても良いんじゃない?」


「そうなのか。苦労したんだな。」


「そうだよ!!とっても苦労したんだよ?」


俺は話をしている途中だが、強引に切り上げることにした。鏡夜からのアドバイスをもとに相手を十分に満足させた上で、切り上げることによって相手に満足感を与えながら、以前に比べればマシな関係に戻れたと思わせるのだ。


別にそれ以上なにかするという訳では無いが、俺に話しかけてきたりするのを予防するのに使えるのだ。満足感のある会話をすれば、それ以上下手にルールを破らないはずだ。まぁここでルールを破るようなら、逆にそれはそれで利用できる。


「そろそろ俺は帰らなくちゃいけないから、もう話は終わりだ。また次の機会に話そう…最も君が約束を破らなければという話になるが。」


「分かってる…約束は守るから、今日みたいにまた話をさせてね?」


正直もうこんなに長く話を聞きたくないのだけど…ここで了承しなければ彼女は不満に思ってまたこの前みたいに変な行動に出るかもしれない。


「あ〜わかったよ。でも約束を守ってほしいなら、君もそれ相応の対応をしなくちゃいけないこと分かってるかな?」


「もちろん分かっているわよ…でも貴方が本当に守ってくれる保証なんて無いじゃない。」


「それは…俺のことが信じられないという解釈であっているのか?」


「そういうわけじゃないわよ…でもね、貴方のことだから私のことなんて簡単に捨てて他の人と色々なことをできるでしょう?そうなったら、私に残されているものは私のことを信頼してくれない家族だけよ。」


「その時はその時でしょうがないんじゃないか?元よりお前が悪いんだからさ…」


「それはそうだけど…」


俺は不満そうにしている彼女を尻目に、帰路につこうとした。彼女は俺になにか言いたげだったが、これ以上彼女と一緒に居る必要はない。さっさと家に帰ることにしよう…でも一言伝えておくか…


「それじゃあ俺は帰ることにするから、お前も日が暮れない内に帰れよ。お前が変に家に帰らなかったら、疑われるのは俺なんだぞ?」


「…わかった。」


俺は彼女にそういった後、すぐに家に向かって歩き出した。家は学校からすぐだから、すぐに家に帰宅した。


そして俺は今日だされた宿題を片付けながら、明日のために様々な準備をした。ちなみに明日は学校が休みなので、鏡夜と一緒に出かける予定なのだ…


久しぶりに友達と一緒に遊びに行けるとあって俺はとてもワクワクしていた。




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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174

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