第23話 計画通り…⑥
あれから更に数日がたった…霧雨は以前までとは考えられないほど暗い感じになっていた…俺に話しかけてきたあの変な人達は必死になってイジメを止めるように、言いふらしているようだがその人達も周りから孤立してしまったようだ…
最近の霧雨は、俺の姿を見ると直ぐに近寄ってくるくらいになっていた…これも全部イジメのおかげだな…イジメのことを良いことだとは思っていないし、何なら酷い行為だとは思っている…でも、この時だけは本当に嬉しかった…
「ねぇ…実君」
「どうしたの?最近はいじめられたりしてない?」
「ううん…周りの皆が敵で、私をずっと馬鹿にしてくるの…なんでこうなってるのかさっぱりわからないよ…実君どうにか出来ないの?」
「そうだね…先生に言ったけど結局ダメだったし…かと言って諦めるわけにもいかないからね…その先輩に直接話してくるよ。もしその人がイジメを扇動しているなら、止めるように行ってくるよ」
「本当に?私これからイジメられなくて済むの?」
「その先輩次第だね…もし話を聞かないなら、君のために然るべき対応をするよ」
「ありがとう…ありがとう…」
霧雨は俺の胸に飛び込んできた…前の様子からは信じられないほど、俺の事を信頼してくれているみたいだ…まぁ仮にも付き合っているんだからね?普通じゃないのかな…
そしてこの話をした翌日、俺は先輩の教室に向けて歩いていた…そして、先輩の教室につくと俺に注目が集まる…
先輩の教室と、俺ら一年生の教室は階が違うから色々と目立っているみたいだ…
「すみません…」
「どうしたの?俺らの中の誰かを探してるのか?」
「はい…確かこの教室にいるって言ってたんですけど…」
「う〜ん…教室の中に君が探している人がいるかな?」
「え〜っと…あっあの人です」
「オッケ〜俺が呼んできてあげるよ」
「ありがとうございます…」
先輩は直ぐに話しかけにいった…するとこちらに帰ってきて、笑いかけてきた。
「昼休みに来てくれない?だそうだ。昼休みに校舎裏にでも来てくれれば、話せるけど…大丈夫?だって…大丈夫かい?あの人は正直あんまりよく思われてないと思うんだけど…」
「大丈夫ですよ。そんな脅されたりしているわけじゃないんで…ただ、少し話をしたいなって思ってたので…」
「それじゃあそれを伝えておくね?校舎裏で間違いないんだよね?」
「はい。よろしくお願いします」
俺は一度教室に帰ることにした…流石に休み時間の間に来たのはまずかったか…そこに関しては俺が悪かったな…
昼休みだったら直ぐにでも話すことが出来たんだろうけど、今は数十分しかない休み時間だ…流石に対応してくれないか。まぁしょうがないよな…長引きそうな話題だろうし、相手も俺がどんな目的で話しかけてきたことくらいは想像できるだろう
そして昼休みになり、俺は校舎裏に来ていた。校舎裏に来た俺は、先輩を待った…すると先輩は他の女子とともに歩いてきた。
「さっきは返しちゃってごめんね〜」
「いえ…こちらこそ、数十分しかない休み時間で聞きに来たのは申し訳ありませんでした。」
「まぁまぁそんなに固くならないでさ…話をしたいんでしょう?何の話なのか言ってくれないかな?」
「…霧雨の件で話があってきたんですけど…隣の人たちには外してもらうことって出来ませんかね?」
「う〜ん…正直言うと乱暴されるかも知れないと思って連れてきたんだけど、君は誠実そうだし大丈夫やな。ごめんな〜こんな事に付き合わせちゃって…」
「良いの良いの!!むしろ私達も心配してたんだよ?後輩にいきなり呼び出されるなんて何をしたんだろうって思ってたんだよ〜でも、大丈夫だし私達は先に教室に戻ってるけど大丈夫かな?」
「うん!!それじゃあまた後で〜」
さて…校舎裏に居るのは俺と、先輩だけになった…これでようやく話ができる!!
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