第17話 計画通り…②
俺の計画を行う上で、邪魔になりそうなのは霧雨の周囲に居る奴ら…教室で一緒に話していたあの女子達は、俺に直接的な嫌がらせをしたわけではないけど、俺の事を影で馬鹿にしているのは知っている…つまり、上手いこと学校側に処分させれば良いのだ。
この女子達が計画を行う上で、第一の関門になるだろう…この女子達が俺の計画を嗅ぎつける可能性があるから、最新の注意を払って行動しないと『不審な行動をしている』みたいな感じで報告されてしまうかも知れない…
そして、次に邪魔になるのは担任だ…あの件以降俺にはあまり厳しい目を向けるようなことは無いが、男子に対していつも冷たい視線を向けている…
どうして男子に対していつもあんな視線を向けているのかは知らないけど、あの担任はいささか女子のことを優遇し過ぎな気がする…これに関しては担任のことを、俺が直接処分することができるはずがないので、なにかしら問題を起こしてこの学校を止めてくれることを心から願っている。
問題が山積みだが、さっさと片付けていこう…第一の関門になるあの女子達だが上手いこと離反させる事ができないだろうか?そう考えて俺が実行したのは…
「なんで俺が呼ばれてるん?」
「お前は顔だけは良いからな…それにお前にとってもデメリットはないし、上手くやれば念願の彼女をゲットできるかも知れないぞ?」
「マジですか!!何をすれば良いんですか?違法なことじゃなければ何でもしますよ!!」
「安心しろ…法に反するようなことをするわけじゃないから、とりあえず話を聞いてくれ。」
「分かりました」
「東上お前には、霧雨の周囲に居る奴らの中で気に入った一人でいいから、彼女にまで持っていけないか?」
「そうですね…出来なくはないですけど、誰にした方が良いですかね?」
「そうだな…霧雨にとっていなくなったら困る人…思いつかないな」
「それは俺も同じです…なら、俺の勘を信じてください!!今までも俺は勘は良い方だったんで、行けると思います!!」
「じゃあその勘を信じるとするか…ちなみに誰を狙うつもりなんだ?」
「そうっすね…綺咲で大丈夫だと思います」
「それがお前の勘ってやつか?綺咲ってどんなやつか全く知らないんだけど分かる?」
「この前、表彰されていたのを聞いてなかったんですか?綺咲はばりばりの体育系なんで意外と積極的に行けば時間をかけずに行けると思います」
「どれくらいで堕とせるかわかるか?後は、俺の計画がバレないように時間をかけても良いから上手いことやってくれよ?」
「そうですね…かける時間は上手く行けば2週間…長引けば3ヶ月位は掛かるかと…」
「流石に三ヶ月は待てないから、できれば最速で堕としてくれ。」
「それに関してはわかったんですけど…どうして急にこんな事を頼んできたんですか?もしかしてその計画とやらに必要なんですか?」
「そうだよ…俺の計画を行う上で邪魔になる可能性があるのは、霧雨の周囲に居るあの女子達だ。上手いこと籠絡してくれる人材がいれば、そいつらで霧雨の周囲から人を奪っていく。そうして孤立していくところで追い打ちを上手いことかけて俺に依存させるんだ…そこを思いっきり傷つけてやれば面白いことになると思わないか?」
「あはは…なかなかにエグいことするんですね…」
そう言えばこいつ以外にも、顔が良くて上手いことやってくれそうな人が居た気がするな…今度頼んでみるか…
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現代に落とされた神は、「はいしん」をして再誕する!!
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カクヨム甲子園用の作品です!!ぜひ読んでいってください!!
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