第14話 霧雨彩視点(第三者視点)②
昨日はめちゃくちゃ眠気と戦いながら書いていたので、もしかすると字が凄まじいことになっているかも知れません…本当に誤字を報告してくれる方にはいつも感謝しています!!
それではどうぞ!!
冴橋と話そうと思ったけど、結局話すことが出来ないまま日々が過ぎていった。冴え橋のことを何度も追い詰めようとしたけど、その度に予知でもしているのかと思うほどに回避されてイライラしていた。
「どうしてあいつは全部回避できるのよ!!カンニングを疑われたら、変に認めちゃうかも知れないのに…どうしてかわからないけど回避できてしまっているしどうすんのよ!!」
「彩っち落ち着いて〜これからまた策は考えればいいよ〜」
「それもそうだね。でもこれからはどういう風に仕掛けていったほうが良いのかな?」
「う〜ん…自分から体触らせて『痴漢です!!』みたいな感じでやるのはどうよ?」
「あのね、仮にも彼氏なんだから、その手が通用するわけ無いでしょ?彼氏じゃなくて、彼氏以外だったらその計画でも問題はないんだけどね〜」
「そう言えばそうだったね〜冴橋も自分の彼女がこんな事をしてるなだんて思ってないだろうな〜」
「どうだろう…もしかしたら、教室で会話してたあの時に盗み聞きされた可能性とかあるんじゃない?」
「こら!!彩っちを不安にさせるようなことを言わないの!!あくまでも私達は、今回の件をサポートしてあげればいいだけなんだからさ!!」
「元はと言えば貴方達が計画したことなんだからね?明日からもずっとあいつの顔を見なくちゃいけないとなると、気が重いわ〜」
「彩っち〜あいつは髪伸ばしてるから、顔を見ることなんて出来ないよ〜」
「確かにそうだねwあいつの顔を見ることは無いわ」
この時の私はまさか彼が髪を切るだなんて思っても居なかった…
そして今日、私を含めたクラスの女子や男子が全員彼のことを見ていた。理由は彼の髪で隠れて見えなかった顔が見えるようになっていたからだ。
私は彼の顔を見てびっくりした。髪を使って隠すほどに酷い顔なのかと思ったら、むしろカッコいいと思えるような顔だった。私は『告白してよかった〜』という思いを密かに噛み締めながらも、彼の顔を直視することが出来ずに居た。
彼のことを好きになってしまったら、『嘘告だよ〜』って言うタイミングを完全に失うことになってしまうし…どうすれば良いのかな?
そんな風に考えながら、自分のカバンからスマホを取り出していつものようにニュースを見ようとしていた…すると、彼からのラインが来たのだ。
『今話せる?ラインでもいいからさ』
急にラインが来てびっくりしたけど、思わず見ちゃったし返さないと流石に失礼だよね…仮にも彼氏彼女なわけだし?返してあげないと彼が可愛そうだもんね?
『急に連絡してきてびっくりしたよ!!髪をきらなくても格好良かったけど、髪を切ったら、いつも以上に格好良かったよ!!』
こんな感じで返してみたけど、どうだろう?彼氏を気遣ってるいい女みたいな感じが出てて、良いんじゃないかな?
すると直ぐに返信が帰ってきた。
『急に連絡してきてごめんね?今度一緒に遊びに行かない?最近はお互いに忙しくてあまり喋れてもいなかったし、楽しめたら良いなって思って…』
遊びか…最近はいつも一緒に居るあの女子達ともいけてないし行っても良いかも?それに彼と話すのって意外と楽しかったのかも知れないな〜
私は彼からのメッセージがすぐに返ってくると期待しながら、メッセージを送った。すると私の期待に応えてくれたのかは知らないけど、すぐにメッセージが帰ってきた。
『最近はずっと喋れてなかったもんね…私も一緒に何処か行きたいな〜って思ってたんだ!!ちなみに行くとしたら何処に行きたい?』
『そうだね〜俺が行きたいところは特に無いから、彩が好きな所行っていいよ!!』
こういうのって相手が決めちゃうことも多いと思うんだけど、私が選んでいいって言ってくれるとは思わなかった…
ここから私の転落は始まったのだ。ここで誠心誠意謝っておくべきだったのだ。彼に嘘告をしていたことを…
今日も見てくれてありがとうございます!!
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現代に落とされた神は、「はいしん」をして再誕する!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330661657734985/episodes/16817330661657757516
殺人鬼に恋した女子高生
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カクヨム甲子園用の作品です!!ぜひ読んでいってください!!
細かい情報は将来的には開放する予定なので安心してください!!
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