第12話 嘘告⑫

本日の深夜は別視点(霧雨彩)の予定なのでぜひ来てくださいね!!





俺はラインを終えて、スマホを自分の鞄の中へとしまった…ポケットに入れたままにしていると、教師に取られる可能性もあるから注意しないといけないな


スマホを授業中に使うのはたしかにだめかも知れないけれど、授業外だったら学校内でも使っていいと思うんだけどな〜どうして禁止しているのかが全くわからないな


スマホの使用を禁止しているとはいえ、そんなにしょっちゅう取り締まることは出来ないから、こんな感じで朝早い時間なら使うことができるのだ。



俺はその後、順調に授業を受けた。授業の内容は追いつけないほどではないが、多少の応用問題などもあるため、しっかりと勉強していかなければいずれ追いつけなくなるかも知れない。


テストの成績が悪くて留年とかは絶対に避けたいから、これからも必死に勉強していかないと行けないな。燐火のためにも高校を出たら働いたほうが良いな…


俺の幸せよりも、燐火の幸せのほうが大切だ。俺のことを気にせずに同年代の子達と色々なことをして楽しんでほしいというのが今の俺の願いだ。でも、俺にもやらなくちゃいけないことがある。


俺のことを馬鹿にしたあいつらには全員鉄槌を下してやる。特に俺の気持ちを弄んだ霧雨のことは絶対に許さない!!あいつが俺のことを都合のいいやつとしか見てないのはお見通しだ。


古河という人が居なくなったから、俺で妥協しようという感じなんじゃないか?もし、また古河のように?が出来たらまた俺から距離を置くんだろう。


このことから俺がしなければならないことは、第二第三の古河が出てくる前に、上手いこと話し合いの場を設けて嘘告の事を言う…そうすればあいつの心はずたずたになるはずだ。でも、話し合いの場を設けるって結構難しくないか?俺等は一応付き合ってることになってるんだし…


俺の事をバカにするようなやつもいるかも知れない…復讐すること自体が子供らしいと考えている人もいるだろうし、逆に復讐を推奨するような人もいるかも知れない…


「まずはどんな行動をするにも準備が必要だ…計画も立てたほうが良いだろうし、調整して動いていかないと何処かでミスをしてしまうからな」


俺はそんな事を考えながら、授業間の休み時間を過ごした。次の授業で昼休みになるから今から楽しみだ。







授業が終わり、昼休みになった。俺は霧雨の席に行き、話しかけた。


「彩一緒に行こう?」


彼女はこっちをみて微笑んだ。この笑顔で何人もの人を騙してきたのかも知れない…そう思うと何故か寒気がした。


「よろこんで!!最近一緒に話したり食事をすることが出来なかったから、楽しみにしてたんだ〜」


「そっか〜俺が誘った時は仕事が多かったんだ」


「ごめんね?私も一緒に食事をしたりしたかったんだけど、委員会の仕事だったり課題に追われててさ…」


「しょうがないよ〜むしろ、委員会の仕事をほったらかしにするのは良くないからね…それに、課題を放置するのも良くない」


「ありがとう!!正直少しは怒ってると思ってたんだ!!私が最初に誘った時に断っていたのは、私と同じような理由だろうし…ごめんね?」


「俺は怒ってないから安心して?とりあえず食堂にいかないと席が無くなっちゃうからさ?」


「そうだね!!それじゃあ行こ!!」


霧雨は少し喜んでいるような表情を見せていた。とりあえず相手に良い印象を与えることは出来たんじゃないか?これで関係改善が飛躍的に進むようになるから彼女とも積極的に関わる機会が増えるだろう…


しかし、どうすれば話し合いの場を設けることができるのだろうか…そこがこの方法で行く上での最大の難点だな







今日も見てくれてありがとうございます!!


皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!


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細かい情報は将来的には開放する予定なので安心してください!!


それでは深夜にお待ちしております!!ぜひ来てください!!

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