用語説明①



※適当に更新していきます。

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◆魔導命題

魔導が使える者が全員持つもの。別名『テーマ』

【効果持続時間の延長】や【威力上昇】といった魔導の効果などに作用するものから【火】や【水】、【闇】、【聖】、【全能】、【虚無】などといった属性に関するもの、【発火】や【重力】、【矛盾】、【万象】などといった事象に関するものまで様々であり、達成難易度と命題達成数などによって魔導師のランクも変わる。一番難しいのは【虚無】。触れれば消えるので使用者を巻き沿いにして攻撃することもあり、ある意味マイナーな不人気命題の一つである。どれだけ簡単なテーマを選択したとしても1つのテーマを極めるのに、賢者であったとしても数年は最低でもかかっている。


◆魔導属性

魔導を使う者が最も得意とする適性属性のこと。様々なギルドや神殿、宮殿などには最低一台は『魔導適性』または『属性適性』と呼ばれるものを図るための装置がある。魔導命題と一致することがよくあるが、魔導命題の方はどちらかと言うと探究的意味合いが強い。ちなみに、ステータスに表示される属性とほぼ同一である。


◆ステータス

種族、職業、属性、称号、基礎能力値、スキル、恩恵の7項目ある。


・種族

自身の種族(通常は種族を変えることはできないが、召喚者・転生者・転移者であれ

ば、世界を渡る際に神が干渉すれば自分で種族を選べる)が生じされる。また、種族名の横にある()内にはレベルが表示される。“世界”や神族、竜(龍)族、天使族、悪魔族、機械族、妖精族、精霊族などを除く種族は基本的に100、【勇者】は1000、【賢者】は900、【聖女】や【巫女】は700、【英雄】は500、『聖』や『邪』の付く称号持ちは300が上限レベルとなっている。ただし、これは神の試練を突破すれば1回毎に上限レベルが100上がる。また、機械族は200、妖精族や精霊族は500、天使族や悪魔族は1000、竜(龍)族は1100、が最初の上限レベルである。なお、神族と“世界”には上限レベルが存在しない。


種族一覧

“世界”、神族、竜(龍)族、天使族、悪魔族、鬼族、巨人族、精霊族、妖精族(エルフやドワーフなど)、吸血鬼族、夢魔族、機械族、獣人族、人間族 etc.etc.


・職業

別名『天職』。必ずしもその職業を行わなければならないわけではないが、本人の適性に合った職業を提示されるので、基本的に変えることはない。転生者や転移者、召喚者たちは複数の職業を持っていることが多いが、そのすべてを行っている者は少数であり、基本的にその中から1〜2個選んで行っていることが多い。

職業には基本的に『初心者』、『下級』、『中級』、『上級』、『最上級』、『神級』の6段階のくらいがあり、貢献度や活躍度、信頼度、実力などでくらいが上がる。最初から行っていない職業は『初心者』のままである。また、最初は行っていても、半年以上活動を休止していたら『休止中の年月』と『活動休止中』という文字が職業名の後ろに()して書かれる。活動を完全に停止した場合は、職業名に『元』が付く。


・属性

魔法適性だけでなく、その人のあり方や存在そのものなどでもある。例えば、善人なら属性は【善】や【聖】など、悪人であれば【悪】や【邪】など、熱血的な者であれば【火】など、冷静沈着な者であれば【水】や【氷】などとなる。どの属性を得られるかはそれぞれである。一番珍しい属性は【虚無】や【全能】、もしくはそれに類する系統の属性である。


・称号

功績や二つ名、異名など、人々から呼ばれる名称。自身が持つ職業とは異なる称号を得る場合もある。この称号は望まないものでも獲得できるが、表示するかしないかは変えることが可能。ただし、犯罪関係の表示は罪が許されない限り表示し続ける。冤罪の場合は神殿で祈りを捧げれば神族の力によって称号そのものを消すことが可能であるため、犯罪者表示があっても、大人しくしていれば牢屋に入れられることはない。この犯罪者表示は窃盗や殺人を行った場合は固定表示されるが、詐欺の場合は表示を消せることが多いといったように曖昧なものもある。

Lv.10以上の【隠蔽】や【偽装】のスキルを持っていれば、表示を誤魔化したりすることも可能。


・基礎能力値

筋力、知力、体力、俊敏、耐久、器用、魔力、生命、精神、運勢の10項目がある。

筋力は攻撃力、耐久は防御力、知力は記憶力や知識保有量、体力はスタミナ、俊敏は速度、器用は技工力など、魔力は魔力保有量や魔力抵抗力、生命は生命力、精神は精神力や精神防御力、運勢は幸運度となっている。


・スキル

枠組みとしてはスキルとなっているが、実際には魔法も含まれている。

基本的にはスキル名(魔法も含む)の横にレベルが書かれているが、書かれていないものは成長のしようがないものであったり、レベルという概念が存在しないものであ

ったりする。Lv.5以上で実力者、Lv.7以上で達人級、Lv.10以上で神への挑戦者と言われている。これの最大レベルは100であり、ここまで上がれば神になれる。


恩恵ギフト

『祝福』、『加護』、『恩寵』、『悪戯』、『のろい』、『奇蹟』などがある。

効力としては、低い順に『祝福<加護<恩寵』であり、『悪戯』や『呪い』、『奇蹟』などは、かけられた内容によって異なる。また、『極小、小、中、大、特大』の5段階評価があり、これによっては『祝福<加護<恩寵』の関係を覆すこともある。

祝福:誕生時に全員が与えられる。後から気になって与えたりすることもある。

加護:祝福の上位であり、強化版。試練に合格したりすることで得られる。職業や称号によって自動的に与えられたりすることもある。

恩寵:加護の上位であり、強化版。恩寵持ちが『愛されし者』と言われるように、与えた者がとても気に入ったり、愛したりした者にのみ与えられる。

悪戯:良くも悪くも悪戯。主に運命神などが与えることが多い。効果は様々だが、悪戯のようなものが多い。ただし、使いこなせれば加護(中)以上にもなる。

呪い:祝福と呪いは表裏一体というように、恩恵持ちが、または、恩恵持ちに対して悪事を働いたりすればこれになり、与えられた恩恵や持っているスキルなどが反転したり、ステータスを低下させたりする。心の底から反省すれば元に戻るか消える。

奇蹟:主に運勢に作用する効果が多いと言われているが、実際には神族などが行使する【奇跡】やそれに匹敵する能力を行使できるもの。ただし、恩寵の方がこれ以外の効果も追加して与えられるのでどっちが良いかは今もなお審議中。




◆【禁書目録】

主に力のある神々が行ってきた数々の奇跡が収められた禁書。禁術の一種であり、禁術指定の条件を全て満たしているという禁術の中では特に珍しいもの。より古い書程、原本が行方不明、または一部欠損があることが殆どである。また、基本的に本の開閉だけでなく、文字自体にも鍵や暗号化が施されており、容易に見たり、使ったりできないようにしている。ちなみに〈不動の序列席〉は元から解読するのは禁則事項となっているが、《災禍の狂乱》以降、神族も【禁書目録】を解読するのは禁じられている。



◆禁術

以下の3通りの中でいずれか1つでも該当すれば禁術指定となる。

①術式または魔法陣が神聖文字と呼ばれる文字を扱うもの。

(ほとんどの人間族の国では『人間が喋れない言語を扱うもの』とされている)

②寿命、魂、肉体、霊体(精神体)のいずれか1つ以上が削れるもの。

③一発で最低でも大陸を消すことが可能なもの。



◆神王議会

神々の王族とも言える『神王』の名を冠した者達による議会。あらゆる“世界”の最高機関である。議員には序列席というものがあるが、強さや神格を表す尺度であり、基本的に立場は対等である。その証拠に神族の王である神王神は序列第二席であり、決定権や拒否権を持つ第一席には神々よりも上位存在であり、神々から“世界”と呼ばれる意思を持つ存在が就いている。なお、議会の場所は第0席が創った独立世界にあり、議員とその護衛として入った者以外は許可なく侵入することができない。事実、悪神王やその忠臣たちは過去にその場所へ来たことがあるが、《災禍の狂乱》以降一度たりとも侵入してきたことがない。この許可はその世界を担当している“世界”が判別して行っているため、害を成す者はその世界に入るどころか見つけることすらできない。


・不動の序列席(創設時から序列変動が一度もない席)

第一席  “世界”の総体 ■■

第二席  神王神しんおうしん■■

第三席  時神王じしんおうクロノス

     霊神王れいしんおうレオ

第四席  命神王めいしんおうミコト

※「時神王」のことを「時神ときがみ」、「霊神王」のことを「霊王れいおう」と略して呼ぶ事が多い。

※“人”の命数と成長を保つ「時神」は全知に、“人”の魂と器を保つ「霊王」は全能に、それぞれ近しいと言われている。稀に第三席が不在(=空席)の世界もあり、その場合は彼らの代行を「命神王」が基本的に務める。


・静動の序列席(序列変動が稀に起こる席)

第五席  龍神王リオ

第六席 天使神王アンジェラス

    悪魔神王シェファリン

第七席  魔神王グラジオ

第八席  陽神王ジュピテル

第九席 精霊神王ノア

第十席  夜神王ロゼリア


・可動の序列席(最低でも数百年に一度、序列変動がある席)

第十一席  邪神王ディアブロ

第十二席  巨神王ダグラス

第十三席 妖精神王ノエル

第十四席  獣神王フェンリル

第十五席 機械神王デウス・エクス・マキナ

第十六席  夢神王メリー 

第十七席 守護神王ティアベル

第十八席 破壊神王ビルス

第十九席  鬼神王シオン

第二十席  導神王フィオレ


・激動の序列席(序列変動が激しい席)

第二十一席以降の序列席全て


・神王議会の序列席に関する規則

①『神王』の称号を与えられた者であること。

②いかなる序列であっても、自身より下位にいる序列席の眷属や使徒、配下などよりも強いこと。

 以上の条件を全て満たしている者が神王議会の序列席に座ることが許され、神王議会に参加する資格を得る。


・神王議会の議員に関する規則

①神族または何かしらの【亜神】の称号を持っていること。

②序列席に座る者からの推薦を得ていること。

③神器またはそれに匹敵する武装を持っていること。

 以上の条件を全て満たしている者が神王議会の議員となることが許され、神王議会に参加する資格を得る。ただし、これらを満たしていなければ、その年は議員になることができない。


・神王議会の参加権に関する規則

①序列席第二十席までに座る者からの推薦を得ていること。

②議題に合った者、裁判の証人などにより必要な者であること。

③神王議会が発行する招待状や召喚状、召集状などといった書状、もしくは神族や一部の家系などが持つ挑戦状などといった証を持っていること。

 以上のいずれかの条件を満たしている者が、神王議会に参加する資格を得る。


◆原初の生命

名も姿形もなかった空間世界そのものである虚無が造った最初の生命。常に世界を監視し、崩壊しかける場合にのみ干渉することが許されるなど、いくつもの禁則事項が存在する。ただし、自ら創ると――過度な信仰心や行き過ぎた科学、進歩・進化の停滞、運命や理への干渉、自然破壊、無法地帯などにより、世界が破滅または破綻する――になってしまう虚無の代わりに〈〈世界創世創造〉〉の権能を譲り受けた神王神だけは一部を除き禁則事項に縛られない唯一の例外。曰く「真の意味での『原初の生命』である」



◆世界創世創造

虚無から譲り受けた権能を用いて神王神が行った二番目の奇跡。世界を白紙化させ、そこから創り上げる〈〈世界創造〉〉はこの劣化版の権能。この権能は虚無の空間においてのみ真価を発揮する。その能力は「虚無を切り分け、新たな世界を生み出す」というだけのものだが、自身の最初の偉業にして奇跡たる〈〈原初の色彩〉〉と合わさり、この権能には『虚無への直接攻撃』、〈〈世界創造〉〉には『虚無に還ったり白紙化されたりした世界の復元』という力が宿った。



◆古き世代

基本的には《災禍の狂乱》で生き残った者のことを指す。《災禍の狂乱》を生き残った者として崇められたりすることもあるが、本人たちにとってはたまったものではなく、その事件のことを『限界した地獄』、『神に向けられた神罰』、『破滅の狂宴』などと表現する。また、この世代で第0席のことを知る者たちは口を揃えて、『王を守れなかった愚民』、『忌むべき怠惰の罪人』、『道を踏み外させてしまった咎人』と自らのことを酷評した上で、第0席のことを『愚王を名乗る賢王』、『他者の罪や悪を一人で背負い傷つく愚者おろかもの』、『不殺を貫いてきた誰よりも優しき無垢なる王』、『この世の善性の象徴にして権化』、『誰よりも愛情深く慈愛に溢れた神よりも神らしい者』などと評価する。



◆最古の世代

神王神が行った〈〈世界創世創造〉〉の時代に生まれた者達のことを指す。零無たちが転生召喚された時点で生き残っている〈最古の世代〉は“人”の王、神王神、時神王、霊神王、命神王、龍神王、魔神王、邪神王、星神王、精霊神王、妖精神王、悪神王である12人と、“世界”と呼ばれる者たちだけである。



◆災禍の狂乱

「災禍に包まれし《栄光の宴》で起きた狂乱」の略称。《栄光の宴》の終盤にある”世界”全てに向けた祈りを行う直前に当時の人口の3割が一斉に反乱を起こした大逆事件であり、この事件によって消滅した者達も少なくない。なお、この事件においても友や弟子、家族だけでなく臣下や民まで一切、消滅しなかったのは第0席だけである。彼らにかけていた”星々の加護”によって消滅は回避された。

この事件で生き残った者たちは、最愛とも呼べる全能神を自らの手で重症を負わせてしまった第0席の悲鳴のような声が幻聴のように聞こえ、そのときの表情と溢れた力の奔流が幻視するほど、その脳に忘れることの出来ない記憶として焼き付いた。

第0席はこの後、全ての感情や欲望を代償に絶大な力を行使していたため、ほぼ自我を失いかけていた。当時、他の神王たちは第0席のめいで神王神の護衛と第0席の神殿の防衛のために治療中の神王神とともに神殿に残らせていたため、反撃掃討作戦には参加させてもらえなかったこともあり、反撃掃討作戦中に第0席を止められる者がいなかったのも、自我の消失を加速させる一因となった。

ただし《災禍の狂乱》から千年後、神王神とその護衛と神殿の防衛を命じられていた他の神王たちが生き残った神族の中から有志を募って第0席の元へ行き、自我が完全に失いかけていた第0席を止めさせ、有志の神族の存在の消失を代償とする代わりに、第0席を安全な世界へ送り、傷が癒え、感情が戻るまで忘却と転生を繰り返す呪いをかけた。そして、神王神は傷を癒やし自身の力を戻すために第0席の神殿に『世界最強』の称号とともに得られる『“人”の王』の玉座を護り続けていく。このとき、第一席が行方不明となり、もしかしたら第0席の監視・護衛のためにともに別世界へ行ったのではないかと噂されていた。ちなみに、第一席は“世界”の総体、つまり代表のような存在であるため、世界の運営自体には支障がない。

この事件で神族の4分の1は悪神王の元に行き、残る4分の3のうち、零無たちが来る時代まで生き残ったのは3分の1(神族全体の4分の1)だけであり、9分の2(神族全体の6分の1)は《災禍の狂乱》で、9分の4(神族全体の3分の1)は第0席の呪いと転生のための代償で消滅した。神王神が確認できた範囲でも、消滅した全種族の合計人数は軽く10億は超えており、神族を筆頭に全種族共通の戒めとなった大事件として今もなお、その時代を記す歴史書には必ず載せてある。また、神王議会ではその当時からこの大事件のことを『我らが犯せし罪の象徴』と言う言葉が語り継がれてきた。



◆栄光の宴

神王神が世界を創り、今まで存続できたことを祝い、この後も“世界”と“神王”に栄光があらんことを祈る宴。これは第0席が秘密裏に主催し、最後に祈祷を行う予定であった。この祈祷の内容を知った者たちが結託し、阻止しようと動いていたが、一部の者達の暴走により《災禍の狂乱》と呼ばれる大事件が起きた。



◆悪神側陣営

『悪神』とは、当初は《災禍の狂乱》を引き起こした一部の者たちの暴走を止められなかった者がその罪を背負うために自ら名乗っていたもの。神王議会から離反した者たちが集まってできた陣営。

ただし、第0席と第一席の不在以降、悪性の神として悪神となっていったものが増えてきたため、罪を負うために名乗っていた悪神は第0席の帰還後に起きるであろう戦争に向けての戦力増強のために、自らの独立世界に籠もり修行。その合間に悪神側となった者たちの中から少しでも善性を持っている者たちを引き抜き、完全にこちら側の陣営になったときに自らの計画と理念を告げている。そのため、悪神側陣営には大きく分けて、最初に悪神と名乗った者たちと同じ理念を持つ《穏健派》、弱肉強食を是とし殺しに快感を覚える《殺戮派》、完全に敵と見なした者のみ殺す《騎士派》、曖昧な者までも標的とする《徹底派》、いかなる派閥にも属さず自らの意思で独自行動を取る《中立派》、悪神王がたとえ自分たちを裏切っても良しとする《狂信派》の6大派閥に分けられている。



◆神王側陣営

神王議会を筆頭とした陣営。悪神側陣営に対抗するための陣営であるため、『善神側陣営』とも呼ばれる。これにも、いかなる理由があろうとも悪神側陣営に与した者はスパイを行うために行った者を除いた全員を消滅させる《殲滅派》、悪神側陣営と思われるような疑わしい者まで徹底的に処刑する《過激派》、悪神側陣営に与したとしても正当な理由があるのであれば酌量を与えるべきと言う《穏健派》、どの派閥にも属さず悪神側陣営と敵対する《中立派》など、たくさんの派閥が存在するが、過激派や殲滅派などの物騒な派閥の者は神王側陣営の7割以上を占める穏健派や中立派などの優しい派閥の者に最低1名同行してもらうという条件がある。



◆“王”

零無たちを召喚した世界において、特に〈古き世代〉が言う“王”とは『世界の王』のことを指し示す。そのため、“王”を隠語として用いることが多い。

例えば『“王”が動く』なら『世界の王が直接参加する』ということを指す。



◆黒服

第0席直属の多種族混合部隊。普段は第0席が創った世界にいて、交代で世界の監視や調停、世界間の渡航記録の管理などを行っている。基本的に黒い服を着ているため『黒服』と呼ばれる。【部隊】と名乗っているが、実際には【軍集団】10万人以上規模である。元々細かい人数が不明かつ現在進行形で増えているため、詳しい人数は分かっていないが、第0席が創った100億人がいても不自由なく暮らせる世界を10個用意しているほどには多い。それ故に、『世界最大派閥』とも呼ばれる。ちなみに、この軍隊は【神軍】とは全く関係のない。【神軍】が『対悪神側陣営用対抗軍』であるならば、【黒服】は『世界最後の矛にして盾』。ちなみに、神王議会が定めた法に違反した場合に出てくる裁定者は黒服が担当することが多い。なお、零無たちが召喚されてからしばらくの間は神王神捜索のため、かなり忙しかった模様。

第0席をしゅ――第0席本人が神であることを否定し拒否したために用いている――として崇め奉るのは共通しているが、ここでも細かな派閥が存在する。

第0席を狂信的なまでに信仰する者たちに創られた《狂信派》、第0席に楯突く者は徹底的に消す者たちにに創られた《過激派》、かつて自分たちに向けられた優しさを今度は自分たちが他者に向けることで恩返しをしようとする者たちに創られた《穏健派》、いかなる派閥にも属さず全ての派閥の仲介・調停役を任された者たちに創られた《中立派》の4大派閥がある。これ以外にも、自身を含めて第0席以外の全てを嫌悪する《嫌悪派》や、第0席の理念を叶えようとする《理想派》など様々な派閥があるが、武力的な派閥の者は必ず最低2名の同行が必須となっている。

ちなみに、いくら《穏健派》や《中立派》などの優しい派閥であっても悪神側の、それも第0席の民を殺し、消滅させかけた者たちには躊躇がなく、その者たちを周囲に被害を出さずに消すのなら、誰も文句を言わないし、止めもしない。


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