慣れ親しんだ土地を去る勇気

 この物語はファンタジーだが、慣れ親しんだ土地を捨てるということは日常でもあり得る話である。自分が生きる為には故郷すら捨てて他の地に移り住むことは、生存本能のある生き物にとっては当然のことなのかもしれない。
 本作品は少女にキッカケを与え、そこから始まるドキドキやワクワクを読者に搔き立てるような作りになっている。
 短いながらもそこを表現できているのは作者の力量の高さだろう。

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