十愛の魅力的なキャラ造形もさることながら、主人公の抱く葛藤に心をつかまれました。日常から非日常へとトリップするような世界観が好きなのですが、二人のやり取りもシリアスでありつつ軽妙で、ついつい先を読んでしまいます。死のうというのなら死ねる、という状況で、「心残りはあるか」と問われる主人公。この電車の先、二人がどこに行き着くのか、主人公はどのような決断を下すのか。3話読了時点で、すでに目が離せません。
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