目を覚ました。ダレダオマエハ
俺は目が覚め辺りを見渡す窓から外が見え今は夜のようだ
キリ「あー…どこ…ここ?確かダイアウルフの森で…ワイバーンとあって…魔力枯渇で気絶して…うん?」
何故自分がここにいるか思い出し
それとと同時にベッドの横で寝ている少女がいることに気づく
キリ「え?誰?」
キリはその少女に見覚えがなく思い出そうにも誰か全く分からないでいた。
「う~ん…」
少女は目をこすりながら起き上がり俺の顔を見るなり
「あ!起きたんですね!すぐにギルドの人を呼んできます!」
と元気な声を出し部屋を出て行った。
そのすぐ、意外な人が来た。
ラック「…元気そうでよかったよ…」
ギルドマスターことラックさんだ
キリ「…まさかギルドマスターが来るとは」
そう!ギルドマスターとはかなり位が高く仕事量も多く一人の人間に直接来る事は全くと言っていいほど無い、なのに俺の所へ来た…まぁ、今回はなんでかわかりやすいが
と考えているとラックさんは頭を下げてきた
ラック「すまなかった…こちらの手違いだ、闇の瘴気だけと思ったらワイバーンまでいるとは…」
キリ「気にしないでくれギルドマスター俺はこうして生きている」
ラック「…だがこちらが悪いのは事実…なにかさせてくれないか?一様これでもギルドマスターだ簡単な願いなら叶えられる」
欲しい物を少し考える
旅の資金でもいいしなんなら魔道具なんかも!と思ったが魔道具を持ったりするより資金が大事なので資金にしておく
キリ「なら、旅をするからその資金を下さい、出来れば金貨40枚くらい頼みたい」
ラック「その位なら大丈夫だ明日の朝金貨40枚きっかり渡そう」
真面目な話しは終わり雑談に入る、そうラックさんとは勇者パーティーになってから話すようになり今では雑談を出来るぐらいまで仲良くなっている
キリ「それにしても…ワイバーンか確かワイバーンとかの竜種って火山地帯にしかいないんだったよな?」
ラック「あぁ…そのはずだがやはり…魔王が原因か、速く倒して欲しいものだな、お前もクビになってから大変そうだな…」
キリ「だけど久々になんの使命もなく自由なのでそれで平気です。」
ラック「…そうか!なら大丈夫だな!旅に出ても、またここへは、還ってきても良いからな」
キリ「…ありがとよ」
あぁ…行きたくないな、もっとここにいたいな…でもアイツらにも会いたいし明日出るとするか…
キリ「で、聞きたいんだがギルマス」
ラック「おぅどうした?」
キリ「…あの扉の隙間から見ているのは誰だ?」
そう医務室の扉が少し開いているのだ
ラック「おお!忘れていた忘れていた、お前に面会者がいるぞ!入って良いぞーじゃワシは出てるからな」
ラックさんとすれ違うように入ってきたのはさっき元気そうな声を出し部屋を出て行った少女だった。
「さっきぶりですね、ワイバーンから助けて頂いてありがとうございました!」
キリ「…どういたしましてアナタの名前は…?」
「あぁ!失礼!私の名前はルナ・パークルです!ルナと呼んでください」
あぁ…そう言えばモッブが担いで逃がさしていたっけ
俺はワイバーンに襲われていた少女を思い出す。うん、完全に一致だ
キリ「あぁ、よろしくルナ」
と軽い挨拶をして疑問に思ったことを聞くそれは、なぜワイバーンに襲われてたのか?
キリ「ルナはなんでワイバーンに襲われてたの?」
それを聞くとルナはすぐさまこう答えた
ルナ「元々私はダイアウルフの討伐であの森にいたんですよ、だけど空から咆哮が聞こえてきて空をみたらワイバーン…絶望でした。でも諦めずにいたら誰か来てくれると思って戦ってその時に」
キリ「俺らが来た…と」
なるほど事情は大体分かった。
本格的なイレギュラーだなこれ…
少しの静寂が流れた。
ルナ「…あの!聞きたいことが!」
ルナが声を上げ質問をした。
キリ「なにについて?」
ルナ「…アナタはどうしてあんなに強いんですか?」
どうして強いか…か確かに考えたこともなかった努力…違うな才能でも無いし…
キリ「…強いて言うなら諦めない心かな?」
ルナ「諦めない…心?」
あまりルナさんはピンときてないようだ
キリ「どんな状況でもどんなに辛くても諦めない心を真っ直ぐに貫き通すんだよそれが俺の強さの本格的な物なんだよ」
それを聞いたルナさんは目を光らせてこう言った。
ルナ「あの!アナタのそばでその諦めない心を学びたいのですがいいですか?」
キリ「いいけど…旅についてくるの?親とかの了承は…?」
ルナ「ないです!そんなもんはどっかで燃やし尽くしました!」
キリ「今すぐそのチリ集めて再生魔法を使いなさい…はぁ…明日までに親の了承なかったらつれてかないからな?」
ルナ「ありがとうございます!じゃあ早速親の所行ってきます!」
と言うとスゴイ勢いで医務室から出て行った。
キリ「…ルナの職業って一体…?」
ノンビリと異世界を あ @kayaman
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