永遠 現代詩1編

滝口アルファ

永遠

僕たちは


風とともに流れていた


銀色の夢を見るように


流れていた


僕は微笑みながら


いつまでも流れ続けて


君も微笑みながら


いつまでも流れ続けて


どこまでも壁は無かった


壁なんて安っぽい概念すら無かった


どこまでも行き止まりは無かった


行き止まりなんてけちくさい概念すら無かった


これからも


風とともに流れ続けるのだろう


なぜなら


僕たちは永遠そのものなのだから




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

永遠 現代詩1編 滝口アルファ @971475

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ