第一章 / 40話 『最高の人生で』


 ―――セナルのもとへ向かっている途中に起きた出来事に、ワタル達は目を見開いた。


「セナル…!?」


 その目に映ったのは、謎の半透明で巨大な球体が街を壊す姿。しかも、その球体の中心に浮かぶのは、なんとセナルだったのだ。

 となると、周りのあの球体は結界か……?


「なんで……!」


 見るところ暴走しているように見える。

 まさか、まだ魔族がいたと…?


「だとしても、セナルにあの薬を打ち込んだってのか!?」


 彼女との特訓をしていてわかったが、五百年生きてるだけあってやはり相当強い。

 ベルの時のように油断を誘うことだってできないはず……


「オイ、ワタル! グルッグル頭回しても今はわかんねェだろ! 今は止めるのが先だ」


「あ、あぁ、そうだな!」


 もしセナルにうたれた薬がベルのものと同じなら、時間経過で効果が切れるはず。

 だが、セナルの場合だとその前に街全てを広げ続ける結界で押しつぶしてしまうだろう。

 アンディスに言われ、ワタルはハッとした様子で急いで走り出―――、


「はあぁぁ―――ッ!」


「――――っ!?」


 頭上からけたたましい声が聞こえると同時に一筋の斬撃が振り、アンディスの背中に直撃する。


「アンディス!?」


 その場にいた二人が目を見開き、その次の瞬間には臨戦体制へと入る。そしてその次には攻撃を開始しようと―――、


「―――待てェ!」


「――――っ」


 その行動を、アンディスの声が静止させる。その声のお陰で、ワタルたちは平静を取り戻した。

 無論、警戒を解いたり、仲間を斬った相手への怒りが収まった訳では無い。ただ、相手を見る。


 その相手は、見たところ四十後半から五十代ほどの年齢のようで、手には先ほどアンディスの背中を切り裂いた、現世での刀に類似するものを持っていた。


「――ほう、死に際でその判断ができるとは」


「お前は…」


「―――私は魔王軍四天王が一柱、『一最』のデリへドル。デリへドル・アンダーサー」


「魔王軍っ……!」


 魔王軍、それも四天王という称号に、ワタルたちは身を固くする。

 それもそのハズ、今ワタルの背中で寝ているベルも、魔王軍の四天王であり、ワタルが苦労の末ようやく倒せた敵だ。

 その戦闘後に、もう一人。

 ここまでくると、まだ何人かいてもおかしくないレベルだ。


「クソったれの魔王軍が何のようだ。俺は今メチャクソに忙しいんだよ。そいつも同じだ。だから、絡むなら後にしてくれ」


 背中を斬られ、膝をつくアンディスを顎で指し、ワタルはそう言う。それにデリへドルは―――、


「残念だが、それは出来ぬ頼みと言うものだ。――なにせ、私の目的は貴様が背負うその子を奪還する事だからな」


「――――」


 その子……それは、間違いもなくベルの事だ。まぁ、魔王軍にとっては四天王誘拐事件だ。人間側との戦争も控えてる。四天王の損失は避けたいだろう。

 つまり、ワタルは人間側にとっての警戒事項である『四天王』、その一角が手中にあると言うわけだ。―――ただまぁ、そんなものは関係ない。


「悪いが、お前ら魔王軍に対する好感度は、今さっきゼロからマイナスになったとこだ。こいつを必要ないとか言って裏切って、今度は取り戻すだぁ? ふざけたこと言ってんじゃねぇよ」


 ベルは一度、仲間に裏切られた。

 そんな裏切られた相手のいる場所に、ベルを返すわけにはいかない。

 ベルは人間側――否、ワタル側に引き抜く。


「裏切る? ふん、貴様の言い分は承知した。ならば――力付くで奪うのみ!」


 そう言ってデリへドルは圧を強め、辺りの緊迫は更に高まる。

 ……だが、相手の反応も少し気になる。デリヘドルの反応は、なんだかベルへの裏切りを知らないような反応だが…いや、余計なことを考えるのはやめだ。


「―――あッはは! ワタル! やッぱ、アタシが惚れ込んだ奴だけあるぜ!」


「――――ぇ」


 その空気を、アンディスの笑い声が切り裂く。痛みで歪めた顔でワタルの名を呼び、アンディスは笑う。

 その呼びかけに、何かとんでもない言葉が紛れていた気がするが、多分、それを今思案することを、アンディスは望んでいない。――――なら、その話はだ。


「―――ここはアタシに任せな! 大丈夫。今度は、アタシの番さ」


「それならウチも―――」


「駄目だ!」


 参戦を名乗り出るシルクに、アンディスは拒否の言葉を叩きつける。


「アンタは、リベルドの護衛をしてろ。まだ、敵がいるかもしんねェ」


「でもそれじゃあ、アンディスちゃんは……」


「安心しろよ、アタシは頑丈なんだ。幸い、背中の傷も浅ェ」


「――――わかった」


 アンディスの双眸に宿る固い決意を見たワタルは一つの返事をし、セナルの方へと走るために、足に力を込める。

 ――――嘘だとわかっていても、それ以上に、ああなったアンディスがテコでも動かないのがわかっていたから、こうするしかなかったのだ。


「させぬわ!」


「そりゃこっちの台詞ッてヤツだ!」


 ワタルの逃亡を阻止しようとしたデリへドルの刃を、アンディスの骨大剣が防ぐ。


《ゼロっ!》


 その隙にワタル達は跳躍し、浮かぶ球体を目指す。


「死ぬんじゃねぇぞ! 絶対!」


「…あァ、わかッてんよ」


 ワタルの言葉を背中で受け、ボソリとアンディスは呟いた。


「―――行かせて、良かったのか?」


「あァ? んだよ、敵の心配か?」


「その傷、浅いはずが無いだろう」


「……まァ、流石にバレるわな」


 向かい合うアンディスに、そんな言葉をかけ、それをあっさりとアンディスは認める。

 そうだ、この男の言うように、アンディスの背中に刻まれた傷は、命の一歩手前まで届いている。だから、だからこそ―――、


「アタシが、ここでアンタを食い止める。捨て駒上等、万々歳だ」


 にたりと笑い、大剣を構える。

 その姿を見たデリへドルは一目置き、手に持つ刃を構える。


「―――魔王軍四天王。『一最』、デリへドル・アンダーサー」

「―――『豪獣』アンディス」


 それぞれが自身の『名乗り』を行い、示し合わせたように闘いが始まる。


「ッしゃらァァ――――ッ!」


「―――――」


 手に持つ大剣を豪快に振り回し、デリへドルへと猛追を仕掛ける。

 だが、デリへドルはその全てを難なく受け流す。


「ちィッ!!」


 アンディスは舌打ちをし、手に持つ大剣を担ぎ、魔力を込める。


「これでも、食らいやがれェ!!」


 豪速の横薙ぎが、デリへドル向けて振るわれる。

 その攻撃をデリへドルは後ろへ跳んで避けようとするが、その程度では避けれない。アンディスの大剣を使う時、必ず魔力で射程を延長させている。よって、軽く後ろへ跳ぶだけでは無駄だ。


「む」


 その切っ先が、デリへドルの胸を裂く。真っ赤な血が伝う胸を撫で、デリへドルが眉をひそめた。


「成る程、器用なことをする。まさか、魔力で刃を作るとは」


「はッ、バレんの、早すぎだろ」


 その仕組みを綺麗に言い当てられ、顔をしかめる。


「―――思うていたより、貴様は強者のようだ。ならば、私もそれなりの対応をしなくてはま」


 そう言い放ち、デリへドルは構えを変える。

 ――――明らかに、纏う空気が変わった。


「―――――」


 すさまじい威圧感に、らしくもなく汗を伝わせ、何かとんでもないものが来ると肌で感じたアンディスは、それに太刀打ちできるよう迎撃の体制を――――、


『一志・独線』


 ―――そんな声が背後から聞こえた時には、もうアンディスは斬り伏せられていた。


「―――ッは」


 なんだ、今。なにが起きた? 大剣を、構えていたはずだ。受けられるよう、体の前に持ってきていたはずだ。なのに……あぁ、いや、そうか、それごと切られたんだ。綺麗に。たった一振りで、全て一気に斬られたんだ。


「あが……ごぷっ……」


 信じられない量の血を口から吐き出す。胴は、一応繋がっている。だが、あまりの出血量に、アンディスは思う。

 これはまずい、と。


「その怪我では、最早動くことすらままならんだろう。だが安心しろ。殺しはせぬ」


 それを見たデリへドルが放った言葉に、アンディスは血によって声が出ないながらも驚く。


「なん…ッで…だ」


「……私は、殺すつもりで斬った。だが、貴様は生き延びた。それ以上何かするというのは我が理念に反するというものだ。それに元より、私の目的は貴様を殺すことではない」


「………ッ!」


 そう自身の理念を語り、体を反転させながら剣を鞘へしまって、もう一度ワタル達を追おうとする。

 ――――アンディスは、どうする?


「………」


 ここで戦わなければ、こいつはワタルの下へ行く。

 ここで戦えば、アンディスは死ぬ。


 二択だ。

 単純な二択。

 我が身を取るか、他が身を取るか。


 ―――無論、アンディスは死にたくない。

 育ての親である母狼とタイルスが育ててくれたこの体を失うなんて、アンディスは嫌だった。


 ―――そして、ワタルを死なせたくない。

 命の恩人であり……自分が、惚れた男。

 顔には出さないようしてるが、ダルヴィスとの戦闘の後から、妙に胸がチクチクする。


「だから…ッてのもあんのかもなァ……」


 「へッ」と笑いながら、アンディスは立ち上がった。

 切られてしまった我が母の骨で作られた大剣を手に、戦う意思に燃える。

 そんな気迫を、振り返ったデリへドルは受取り、眉を顰めた。


「やるというのか? その体で」


「それしか道はねェッて話だ。アタシも約束しちまッたしよォ。――ワタルんとこにゃ、いかせねェ」


「ならば、斬るまで」


 流石のお相手さんも切り替えが早い。

 すぐにアンディスを敵と見なし、構えを取った。


「どらァ―――ッ!」


 先に動いたのはアンディス。

 彼女は身を低くしながらデリへドルへ近づき、折れた大剣を振るう。


「甘い……む」


 それを刀で受け止めたデリへドルを、違和感が襲う。――先程までの攻撃より、重い。


「死ねェ――!」


 そのまま振り切られ、死にはせずともデリへドルは押し飛ばされた。


「今の力…どこにそんな物を隠し持っておった………」


「さァな、アタシもビックリだ。でも、まァ……テメェをブッ潰せるんなら、大喜びだッてモンよ!」


 犬歯を見せながら、野生に満ちた笑いを受かべたアンディスが突撃する。

 そして手に持つ大剣を振り回した。


「ららららららァ―――!」


「ふん…!」


 繰り返し繰り出される乱撃をデリへドルは捌き切る。しかし、アンディスの能力、《剣奴》によって強化された剣圧は、確実に彼の腕へ負担を重ねていく。


「これでも、喰らえェッ!!」


 そして、回転しながら大剣を振り、それをデリへドルへと打ち据えようとする。

 だが―――、


「大人しく連撃をしておけばよかったものを……はやったな」


 力強く振るったその大剣を、デリへドルは下から刀で弾くことで防いだ。

 そして、弾かれた衝撃で大剣から手を離してしまい、アンディスは両手を上げた状態となって、ガラ空きだ。


「トドメだ」


 そう言い放ち、ガラ空きの胴体へと、刀が振るわれる。


「ち、ィッ…」


 糞マズイ。

 これは、避けらんねェ。

 あァ、ここで終わんのか、アタシの人生。よく考えてみりゃァ、ロクな人生じゃ……いや、んなこたァねェか。

 カアサンやオッサン、ワタル、エレクシア、シルク……最高な育て親に恵まれて、最高な仲間に恵まれて、超絶に最高な人生じゃねェかよォ。

 そんな最高な仲間のために死ねるッてんなら、アタシは――、

 





 ―――死ぬんじゃねぇぞ! 絶対!







 ……あァ、チクショウ。

 あの野郎、なんでんなこと言いやがッた。アタシは、捨て駒になる気だッたッてのによォ。―――生きたいッて、思ッちまッたじゃねェか。

 あァ、糞。糞、糞――、




「――――ッがァァァ!!!」



 ――アンディスの能力、《剣奴》


 能力内容は、自身の武器の威力を高めるという端的なもの。その《剣奴》による威力は、武器に対する練度や思い入れで向上する。

 そして、死を目前にしたアンディスの《剣奴》は、更なる進化…いや、変化を遂げた。

 その変化内容は、持つもの全てを自身の武器へと変え、その上で威力も上げるというもの。

 さらにそれは―――――


「な、に………!?」


 ―――『空気』にも、適用される。


 突然叫び、本能で虚空を掴みながら腕を振り下ろしたアンディス。次の瞬間には、デリへドルの胸が激しく切り裂かれていた。


「ッらァ!」


 そんな彼をアンディスは蹴飛ばし、距離をとる。

 そして息をつくまもなく、直ぐにまた距離を詰めた。


「る、あ、ァ、ァ、ァ――――ッ!」


「ぬおおッ!」


 見えなくとも、わかる。

 異様で、透明な何かを、アンディスは振り回しているのが。


「一先ず、距離を……」


 そう言って、デリへドルは後ろに飛ぶことで距離を作る。だが、そんな猪口才な距離取りなど、アンディスの前では無意味だ。


「逃げんなァ――――!」


 デリへドルの位置辺りの空気まで、今握ってる空気の塊の一部にし、それを振るう。


「がふ……っ!」


 超特急で塊にしたので、その攻撃に鋭さは無かったが、代わりに打撃がデリへドルを襲う。


「さッさと、死ねェ――――ッ!!」


 その空気の大剣を手放し、アンディスは接近。そして再び空気の大剣を作り出し、それを振る。


「そう何度も…!」


 食らうまいと、デリへドルは不可視の刃へ自身の刀を向けて弾こうとする。

 アンディスは今、冷静さを欠いている。手に持った空気の大剣を手放せば、確実な隙となるはずだ。

 だが、


「なに!?」

 

「――アタシは、冷静だァ!」


 デリへドルの振った刀は、空振りで終わる。

 そう、アンディスは振るった空気の大剣を元の空気へと戻し、刀を回避したのだ。

 そして、振りきった体勢で、もう一度大剣を作り―――


「おらァ!!」


 今度はその体勢のまま、大剣を突き出す。


 ―――不意を突く一撃。

 避けようがなかった。そう、避けようがないのだ。串刺しにされるのは、間違いない――ハズだった。


「――仕方あるまい…!」


 大剣がデリヘドルの体を貫く寸前、その彼が右手をこちらへ向けた。

 右手――いや、違う。なんだ? 獅子の頭? ていうか、なんで口元が光って――、


「すまぬ」


「――――ッ」


 突如、その獅子の口から炎が噴き出し、アンディスをごと吹き飛ばした。

 全身を焼かれ、壁に激突し、血を吐き出す。当然だ。そもそも、あの傷で動いていただけでもおかしいというのに、さらに炎を加えれば常人が動けるはずがない。

 とにかく、この戦いはデリへドルの勝利―――、


「――――っ」


 ふと、アンディスの目を見た。

 ―――そこには、未だデリへドルの命を狙う、『獣』の闘志が籠もっていた。

 あぁ、そうか。此奴は……


「…あのワタルなる男は、貴様にそこまでさせるほどの男なのか?」


「あ゙、ァ? そうに…決まッてんだろォが………!」


「…そうか」


 ここまで命を懸けることができる相手、それはデリヘドルにもいるからわかる。

 ……ワタルとやらが言っていた、『裏切り』の件。あれは、本当なのだろうか。もし本当だというなら、その裏切ったというのはカーキスかそこあたりか……


「……致し方あるまい。一先ずは、ベルは彼奴に預けよう」


 デリヘドルは、見たものを信じる。

 だから、このアンディスが信じているワタルを信じよう。確かに、ワタルとやらはベルを本気で護っているようだった。


「……意味、わッがんねェ…何が、してェんだよ……!!!」


「あまり喋るな。安静にしておけば、死にはしない。……炎を使ったのは、悪かったと思っている。だがやむなかったことを、理解してほしい」


「何、言ッで…わぶッ」


 壁に寄り掛かるアンディスへ、デリヘドルは液体――痛みが引いていっていることから、恐らく回復薬であるそれをかけてきた。


「だとしても、貴殿に死んでほしくないから、こうした。あとは安静にしておくがいい」


 そう言い残し、デリヘドルはワタル達の反対方向へと歩いていった。

 なんにせよ、ここで足止めという目的は達成した。あとは―――、


「――――ァ?」


 ワタル達に任せるだけ、と緊張を抜いたその時、アンディスの目にとあるものが移った。


「―――ワタル」


 半透明な球体の中、セナルへもとへワタルが向かって行ってる姿が見えた。

 しかし、なにか苦戦しているようだ。恐らくは、セナルの仕業だろう。なら―――、


「―――気ばれや、アタシ……!」


 歯を食いしばり、アンディスは立ち上がる。

 デリヘドルに動くなと念を押されたが、関係ない。そもそも、アンディスの時間稼ぎは、ワタル達が成功してこそだ。


「もっと、もっと、長く……!!」


 空気を握り、それを伸ばす。

 幸い、空気だから重さはとても軽い。

 そして、伸ばして、伸ばして、伸ばして―――、


「ゥおらァァ―――――ッ!!!!!」


 思いっきりそれを振りぬき、アンディスは狙い通りセナルを切り裂いた。

 切り裂く、そう。切り裂いた。

 他の人ならともかく、セナル相手なら問題ない。不老不死で五百年も生きたセナルを、たった十七年ほどしかいきていないアンディスが殺せるはずもないだろう。――だから、この攻撃は、ひと時だけでもセナルの動きを止め、ワタルへの邪魔を無くすためのものだ。

 その証拠に、今ワタルがセナルのもとへたどり着いた。そして―――、


「って、あァ糞。痛ェ」


 一仕事を終え、アンディスが仰向けに倒れる。

 ……てか、コレやべェな。寒くなって来た。


「ま、言われたこと破ッたんだから…当然か……」




 「へッ」と笑い。アンディスは空を見上げながら、目を閉じた。



『最高の人生で』


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疫病神は死にたくない!! ~疫病神の俺と不可知の僕~ よくぼーのごんげ! @hagetyokobanana

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