第4話


 ハルトと焔がグリフォンを倒してすぐにハルトの父親と見張りをしていた人がやってきた


 「すぐに子供たちの手当てを、私他のものは森の警戒や調査を行なうではかかれ」


とハルトの父親は指示を出し森に向かっていった。


 しかしなに痕跡がなく、一応は周りが安全なのは確定したから安心していた


 「領主、何もなくて安心しましたね」


と警備隊の一人が領主に言った


 「だが安心はしていられたいぞ、最近モンスターが活発化してきていると周りからも聞いているからな」


 と領主は自分の領民の安全を一番に考えているため警戒を怠らずに3時間森の中を調査していた


……………………………………………………

 一方焔とハルトは夢を見ていた


 「ここはどこだ、僕はグリフォンに吹き飛ばされて気絶したはず」


と周りを見ているとすぐ隣には焔が近くで倒れていた


 「焔、大丈夫か?」


と身体を揺すり起こした、焔はゆっくりと目を開けて周りを見ていた。


 「ハルト、ここはどこなの?」


 と不安がっていた


 「わからないとりあえずここを移動しよう」


 と僕は焔を起こし手を繋ぎながら光がある方へ向かっていきしばらくすると広い場所に着いた


 「ここ懐かしい感じがする、私は初めてきたはずなのになんでだろう」


と不思議がっていた


  すると急に後ろから声が聞こえてきた。


 「ここは夢の世界だからあなた達は無事だから安心して」


 と言われ安心したが僕は警戒を怠らずにいた


目の前に現れたのは白銀の髪を持つ若い女性で目がエメラルドグリーンで、焔の片目と同じだった


 「私の名前は、まぁワンさんと言ってください、まぁ本名ではありませんけど」


と微笑みながら言われた。


 「ハルト大丈夫この人知っています、あなたあの時の人ですよね?声が同じだから」


と安心した感じが捉えられた




 「焔よくあのモンスターを倒すことができましたね、それにあなたには無限の力を感じます、これも白銀の髪を持つもののさだめかしら」


と焔の頭を撫でていた


  「ありがとうございます、でも何故ワンさんは私たちを助けてくれたのですか?」


と焔はワンさんに質問した


 「それはあなたからこの少年を助けたいと言う思いがとても強かったからです、私は強い意志を持つ子の味方です」


と胸を張って答えていた


 「昔を思い出しましたしね、私も昔そうやって助けられたこともありましたし、何より子供が死んでしまうのは見させなかった」


ととても慈愛に満ちている瞳で僕たちを見ていた


 「ここで会ったのも何かの縁なのだから私が答えられる事ならなんでも答えるわよ」


とワンさんは僕のことを見ながら問いかけてきた、だから僕は質問した



 「なんで白銀の髪を持つ物はこの世界では迫害されているのでしょうか?、私は昔話でとても疑問に思っていたので」




するとワンさんから帰ってきた答えは



 「それは、貴方には難しい話になるかもしれないけど聞いてくれる?」


と言われ僕たちは頷いた



 「えっとね、生物は人間や植物にもあるけど遺伝子情報があるのだけど、体の大きさや目の色など、生物の性質を決める“設計図”の働きをするもので、親から子へ遺伝する形で受け継がれるの、その設計図が何かの影響で少し違う感じで生まれてくるのが白銀の髪を持つ私と焔なの、私の時代ではもう少し白銀の人はいたけどみんな何かしらの能力があった、ある人は力が強かったり、ある物は魔法がとても強かったりしていた、そのため当時の世界的権力を持っている人たちが私たちを恐れて白銀狩りを始めたの、人間自分とは違う物は迫害したりするから仕方がないことだと思うは、私も捕まり殺されそうになったところである人に助けられて私は生きることができた、そしてその人が貴方の昔話の魔王様ね」


と難しい話をいっぱいされて僕たちは頭から湯気が出ている感じだった


「まぁ、魔王様って言ってもあなた達と同じ人間で、異世界から来た人って言ってたわ、その人髪色が白銀が好きらしくて、たまたま助けたいって言っててとても恥ずかしそうにしていたわ」


と惚気話を聞かされていた。


「それでそこからどうなったのですか?!」


と焔はとても興味津々で聞いていた。


 「その人は世界を回っていて、私も天涯孤独だからその旅に着いていきたいとお願いしたのが始まりね、そこからあの人は白銀の髪を持つ私と残り四人でその世界的権力者を暗殺しようとしたけど失敗してしまったわ、それが昔話の魔王討伐の話の真実よ」


といろいろ話を聞いていた


 「なぜ、ワンさんたちはそんなことをしていたのですか?」

 

 と僕は質問した


 「それはね、行動を起こさないと何も変わらないからよ、いつまでも迫害され続けられていたら、一生このまま死ぬまで奴隷みたいに使われるのは無理と思ったからよ、あの人と出会うまで争うことを考えられなかったけど、あの人と出会って私は戦うことを選んだの」


 と言った瞬間のワンさんの表情はとても強い意思を感じていた。


 それを見た瞬間僕は立ちくらみがして倒れてしまった、焔はそれを見た瞬間駆け寄ってきたが僕と重なり合う感じで倒れてしまった


 「どうやら時間が来てしまったみたいね、焔ちゃん、ハルト君どうか君たちが幸せになりますように」


とワンさんの声を最後に僕たちは暗闇に意識を手放した。


 


 

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異世界人の息子最高戦力を作る 結城 勇樹 @oriyuu

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