応援コメント

第19話 落日の章 (終章)」への応援コメント


  • 編集済

    大作の完結、お疲れ様でした。
    手取川に至るまでの話は一気に読み進めてしまいました。
    人物と出来事の動きが詳細に描かれていて読みごたえがありました。今まで手取川をここまで詳しく書いた作品は無かったのではないかと思います。
    こうして読み終わった時の感想は、正直に言うと長尾景虎は長尾景虎のまま戦国大名の道を歩んでほしかったということでしょうか。
    とはいえ頼まれたら断れない景虎ですから、結局は関東管領を継ぐ道を歩んだのだろうとは思います。
    また、北陸平定の壮年の時期にようやく景虎は他の戦国大名らと同じく、配下の国人領主に実利を与える方向に舵を切りますが、青年期までを権威と義(というか義理でしょうか)で乗り切ったというのも他に類を見ない特異な、稀有な存在と言えます。それができたのも戦の比類なき強さという点で、誰も真似できない唯一無二の存在でありました。
    それを堂々と書き切ったのは素晴らしいことです。

    最終章、倒れた景虎を呼ぶ声。
    蒼衣と共に過ごせる日々を、浄土では送って欲しいものです。
    ちょっとここは涙ぐみそうになりました。

    よい作品に巡り合えたことを感謝いたします。

    また次回作を楽しみにしています。
    今度は一話3000~4000文字程度にしていただけると、毎日読む楽しみが続きますのでよろしくお願いいたします。

    作者からの返信

    桁くとん 様

    最後までご一読頂き感謝申し上げます。
    おまけに、過分なるお褒めの言葉まで頂戴し恐縮でございます。

    私事と言えば、生まれが山形県の置賜地方、そう上杉藩です。大学時代は新潟で四年間を過ごしました。
    おまけに明治生まれの曾祖母は、元上杉藩の武家の一人娘だったことが分かっています。残念ながら祖母を産んですぐに早逝してしまい、残っているのは、当時の東京市神田一橋の女学校に通っていた頃に、曾祖父とやり取りを行った手紙だけですが。
    そんな遺伝子が騒いだのでしょうか、一度、大好きな上杉謙信を題材に描いてみようと思いました。
    執筆はもちろん、小説のWeb掲載も初めての試みであり、要領も分らず、貴殿のご指摘は本当に有難いと思いました。
    次回作がここまで熱量をもって描けるかはともかく、正義の敗者をテーマに、と考えております。掲載する場合は、短めにしますね。

    心より感謝をこめて

    9/12 横山 士朗

  • 大作、お疲れ様でした。
    歴史の一つの見方として、50年の生涯を、色々考えながら、読ませていただきました。次回作?期待しています。

    作者からの返信

    ご一読頂き、心より御礼申し上げます。
    あらたな視点から描いてみたいと思い執筆しましたが、なかなか力不足でお恥ずかしい限りです。
    しかしながら、貴殿のように温かいコメントを数々頂戴し、励まされている日々を過ごしております。
    初めての投稿で要領を得ませんでしたが、今後は細かく分けて、読みやすいリリースを心掛けたいと存じます。
    先ずは取り急ぎ、御礼まで。

    9/6 横山士朗