二人のいる空間の壁になりたくなる

地味で引っ込み思案な女の子が、ふとした切っ掛けで前向きに変わってゆく姿がとても素晴らしい。
主人公に察して欲しい気持ちと、その鈍さこそが彼女の歩調に合っている良さがせめぎ合う。

美味い、空気があまりにも美味い。
甘いだけじゃない、少ししょっぱさもあるもどかしさが堪らなく尊い。

まだまだ序盤故に、ヒロインの中で主人公に向ける感情の名前が付けられていない。
が、いざその名付けが為された時が最大の楽しみとなっている。

これが見たかったのだと実感しました。