よく分からない回答ばかりで豆鉄砲に頭をくらった様な頭痛に悩ませながら、陽だまりとそれを遮る人間達の縦型の巣の間にできた黒い道を歩く探偵。

彼はあまりハッキリしない存在であり、実際探偵では無いかもしれない。実在しない依頼をうけて生きていたのかもしれない。


彼は歩く道に見覚えがある事に気づいた、肩を叩かれる。


「見つけた...見つけた...」



――恐怖は与えても、与えられても人を人では無いものに変化させる。

それが何なのかは誰にもわからない。


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回獣 らむね @nosuke3

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