応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 未来形の『青い鳥』のお話ですね。
    本当にお話と同じで、本当の青い鳥は自分の中にいたのだ、というお話、素晴らしかったです。
    私はSFなんて書けないので(いや、無理矢理、お粗末なのを一作だけ書いてますが)本当に、自然にこういう作品が書けるのがすごいなぁと思いながら読ませて頂きました。

    ヒューマノイドだからヒューマンより軽視されると、どこか虚しく思っていた彼女が、実はヒューマンで、博士の一番大切な者だから兎に角早く逃がしたと知った時、彼女の心は、きっとちゃんとヒューマンとして痛みを感じただろうと思います。そしてその「心」から本当に感謝した。

    とても感動的なお話でした。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    緋雪さん

    お読みいただき、ありがとうございます!
    荒廃して殺伐となった世界でも、たとえば人が人を愛する気持ちなど、根源的な幸せはきっと残っている。残っていてほしい……という願いを込めた作品になりました。
    マチルダの痛みに気付いていただいて、嬉しいです( ;∀;)

    SFはカクヨム来てから突然書き始めたので、自然に書けていると感じてくださったのも、とっても嬉しくて♡
    緋雪さんのSF、気になります! 今度読ませていただきますね^^
    こちらこそ、素敵なコメントをありがとうございました♪

  • 鐘古こよみ様
    今回も完全にやられました。
    博士が、私に、明確な目的を伝えていないのは、何かあるだろうとは思っていましたが……、予想を上回る伏線回収で、完敗です。
    しかも、構成の巧みさだけではなく、グサッと感情に触れる部分が……。
    『もちろん! マチルダ、君は僕の一番の友達だよ』
    ピコの、この一言の救いに胸が熱くなりました。
    素敵な物語でした^^

    作者からの返信

    イルカさん

    やられてくださいましたか!わあ、討ち取ったりー!(∩´∀`)∩(違う)
    短編は冒頭とラストできれいな円を描いて収束する感じを思い描いて書いています。そこに感情を乗っけることができたら、円が球へと立体化し、命を得た何かになるイメージ。
    そうした細部の美学と込められた感情まで受け取っていただけて、大変嬉しいです!
    いつも丁寧に読んでくださって、ありがとうございます(*^-^*)

  • 探し物は自分の中にあった。
    衝撃です!
    マチルダが生きる希望を見出した瞬間です。

    父親の博士が自分の身を挺して守り抜いた命。
    爆撃、空襲の殺伐とした世の中にも青い鳥は確かにいた。

    作者からの返信

    オカン🐷さん

    素敵なレビューコメントまでいただき、ありがとうございます!

    最近、ウクライナとロシアの戦争で段ボール製のドローンが使われたというニュースを見て、戦争が手軽に安価で始められる時代が来てしまったのかなと、怖くなりました。
    人類の行く先を思うと、暗澹たる気持ちになることも多いですが、どんな時代が来ても人が人を愛する気持ち、誰かを守りたいと思う気持ちがあれば、希望は失われないと思います。

    お読みいただき、ありがとうございました(*^^*)

    編集済
  • まだ途中なんですけど、続きが楽しみです。
    また後ほど伺いますね〜^_^

    作者からの返信

    ナナミン

    はーい!ありがとうございます^^

  • コメント、遅くなり申し訳ございません。

    まずは今回も非常に高いクオリティーレベルのSFストーリーで感嘆いたしました。

    鐘古さんの近未来SFには血が通っている。
    那智はいつもそう感じます。
    それは革新を極めた科学技術を享受して暮らす登場人物たちが皆、忘れべからざるヒューマニズム、あるいは感情をしっかりと携えているせいだと思います。

    主人公の女性は転移記憶によりヒューマノイドになりきっていましたが、命懸けで博士を守ろうとしたのは埋もれていた感情が無意識下で覚醒していたせいでもあるのでしょう。
    博士から与えられた命令『青い鳥をさがせ』
    彼女はそれを博士や研究所を守るためのミッションだと信じていました。
    けれど博士の想いはその全く裏側にあったのですね。
    青い鳥、つまり幸せを探すのはこれからの彼女自身。
    ラストで自分の命を引き換えに娘を守った博士の親心に気がついたとき、胸の中がジンと熱くなり、同時に瞳が潤みました。

    原作の童話『青い鳥』は幸せはいつもすぐそばにあると綴っていますが、この作品には本当の愛はいつもすぐそばにあるのだと諭してもらえたように思います。

    ラストはあまりにも辛い結末でした。
    そしてこのディストピアな世界で彼女がこの後も生き抜いていけるのか、とても心配になりました。
    けれどそれでも那智は信じたいと思います。
    これからの彼女がささやかな幸せをひとつひとつ手に入れ、いつの日かたくさんの青い鳥が羽ばたく世界で笑えることを。

    今回も素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました。

    作者からの返信

    那智さん

    お忙しく、ご自身のやる気も万全ではない中、こんなに丁寧なコメントと素敵なレビューをお寄せいただいて、感激です!
    いつも本当にありがとうございます<(_ _)>

    私のSF作品に血が通っているとのお言葉、最高に嬉しいです……!
    まさに、どんなに科学文明が発達して人と機械の境が曖昧になっても消えない「命の熱さ」のようなものを書いていきたいと思っているので、そう評していただけたことで、多少なりとも実現ができているのかなと自信になりました。

    また、今作の主人公マチルダと父親である博士の内面について、本文でハッキリ書いていない部分まで精緻に読み取ってくださって、ありがとうございます。
    那智さんの鋭い読みによって、作品世界を補完していただけたようにすら感じます。

    いつもそこにある幸福、そして愛。
    私にしては珍しくディストピア世界での展開になりましたが、どんな時代のどんな環境にあたっても、誰もがそれを持っていられますように、と願わずにはいられません。

    >いつの日かたくさんの青い鳥が羽ばたく世界で
    この一文で、今作の先にある未来が目の前に開けたような気がしました。
    美しい光景を見せてくださって、こちらこそありがとうございました!(*^^*)

  • 博士~。゚・(>Д<)・゚。
    短いながら、2時間の映画を堪能したように胸が一杯です。短編なのにお話の背景がすっと入り込んでくる筆致もさすがですね。
    関係ないのですが、子供の頃インコを飼っていて「ピコ」という名前だったので、このピコに最初から親近感が♡

    作者からの返信

    圭以さん

    博士のために泣いてくださって、ありがとうございます(ノД`)・゜・。
    しかも子供の頃に買っていたインコが「ピコ」だったとは、すごい偶然! インコ可愛いですよね♪ 親近感を抱いていただけて嬉しいです♡
    映画のように堪能してくださって、作者冥利に尽きます……!
    お読みいただき、ありがとうございました(*^▽^*)

  • 拝読させていただきました。
    とても面白かったです。最初は生体ヒューマノイドの一人称?!とかなり驚いたのです(>ω<)
    なる程、そういうことかー。
    ドナーの意識を受け継いだりという話は聞きますが、逆バージョンというかなかなかその発想に至らないので感服しました。
    結局博士が助からないのは切ないね。

    随所に仕掛けというか描写のこだわりが施されていて、そういうのを探すのが楽しいという変な読み方もしてしまいます。

    博士の表情をわざと最初に描写しなかったり、最後の最後では父と呼称したり。
    私の今回イチオシはここ。

    >やあ、久しぶりだね。僕はピコ!

    久しぶりと言いながらのピコの名乗り。どういうこと、と思ってたら、後でもう一度名乗ってた!定型句かい!

    楽しく、とてもいい読後感でした。

    作者からの返信

    葉さん

    面白く読んでいただけて嬉しいです♪
    しかも驚いてる!\(^o^)/ワーイ
    博士は、助かってしまったら創作といえどそれは嘘だよな。と判断しまして……。

    文中の仕掛けや描写に着目してくださって、ちょっぴり恥ずかしい気もしますが、細かい点にまで気が付いていただけるのは、やはり嬉しいです!

    >僕はピコ!
    イチオシやったー☆
    情報システム部で働いている葉さんだったら、「最初の言葉は何パターンかあって、次に定型句の自己紹介で……」とか、プログラムの仕方がパッと頭に浮かんでしまうのでしょうか。理系の感覚に憧れます(*´ω`*)

    楽しく読んでくださって、ありがとうございました!

  • 物語と世界観が短編のなかにしっかりと織り込まれていて、読み進めるごとに緊迫感と充実感ある体験をさせていただきました。
    最後の『――青い鳥を探せ』にこもっている二重、三重の指示と願いがずっしりと重く感じます。
    ピコの軽妙な口調が息抜きになっているようで、そういうバランスの良い点でも読みごこちが良く感じました。

    作者からの返信

    武江さん

    短い物語ながら、世界に入り込んでいただけて、とても嬉しいです!
    丹念に描写を追ってくださったことがよくわかるコメントと、魅力を掘り起こしてくださるレビューを、ありがとうございます<(_ _)>
    ピコの登場も良い息抜きと感じていただけて、良かったです♪
    お読みいただき、ありがとうございました!

  • たいていの物語では、ヒューマノイドは自分を人間だと思っていますが、これは逆のケース。

    人間がヒューマノイドだと思い込む時点で悲哀を感じます。

    心に暖かいものがジンとしみ込む良いSFを読ませていただきました、ありがとうございます(^^)

    作者からの返信

    柴田さん

    実際に人工皮膚や臓器提供を目的としたヒューマノイドの研究が進んでいるのを見聞きすると、未来における人間とロボットの違いは何かな? と思ってしまいます。
    まさに『攻殻機動隊』の世界が実現しそうで、それは良いことなのかどうか。
    珍しく殺伐とした世界観のSFを書きましたが、それでも暖かいものを拾っていただけて、嬉しいです(*^^*)
    こちらこそ、お読みいただき、ありがとうございました!

  • 鐘古こよみ様

    いつも期待を裏切らない素晴らしい小説を読ませていただき、ありがとうございます!
    もしかしたら本当にこういう未来が訪れるのかもしれないと、無理なく信じ込ませてしまう筆力に感嘆します。
    こよみ様が描くディストピア(とは限りませんが)は妙に現実味があって……時折り自分は真剣に思うのです。鐘古こよみ氏は未来人なのでは? と。もしくは、少し異なる世界線(此処より物質文明と精神文明が発達した世界)から来た旅人? と。
    破綻のないSF考証、そして人情の機微(父の愛情)を、この短さでこんなにも豊かに、淀みのない巧みな文章で見事に描ききってしまうのですから。
    やはり、こよみ様はスゴイ(語彙💦)です。
    青い鳥を探すことのもう一つの意味、否むしろ真意は、つまり自分自身(自分が何者であるか)を見つけることだったとは。
    関係ないですが、「レーダー探査を攪乱する装置」(ミノフスキー粒子?)と「マチルダ」(マチルダさん)で、ガンダムを思い出してしまいました(;´∀`)

    未来童話「青い鳥」
    何もかもが超感動の一級品! (⋈◍>◡<◍)。✧♡
    読ませていただき、ありがとうございました!

    作者からの返信

    ブロ子さん

    以前にもブロ子さんにはサン・ジェルマンではないかと疑われたことがあって、ムニャムニャと返答した覚えがあります♪
    そのような疑いを抱いていただけること、SF書きとしては、まことに光栄であります(≧▽≦) 

    今回はほぼ思い付きで書いているので、あまり世界設定を練る間もなかったのですが、破綻なく現実味があると仰っていただけて、安堵しました♡
    でも、こんな未来に現実味があるのは、本来はよくないことですよね💦

    人情の機微も満遍なく掬い取っていただけて、ブロ子さんが優れた読み手であることも大いに寄与していると思うのですが、大変嬉しいです!

    私はガンダムはまともに通っていなくって、主要キャラと有名エピソードを知っているくらいなのですが、そんなところ被ってましたか!
    ファンの方に申し訳ない気もしますが、有名作品と知らず被っちゃうというのは、方向性が間違ってないとも言えるなと、呑気に喜んじゃいます♪

    一級品と仰っていただけて、万歳です\(^o^)/
    いつもありがとうございます!

  • 【私は胸の奥に、風が通り抜ける場所があることを知りました。通風孔は備わっていません。それなのに。】


    寂寥の風が通り抜けるのを聴きました。「書かない」という美意識の香りがします。佳きお点前かと。とはいえ私はその次の、

    【最後に見上げた博士の表情は、私を心配しているように見えました。でもあれは、自分の身を案じているに過ぎなかったのかもしれません。】

    の方により凄絶な虚しさを感じてしまうクチですが。この物語は比較的アッサリとこの感情は覆されてしまいますし、また尺の都合でそうせざるを得ないのでしょうけど、現実の我々の「気遣いの糖衣をまぶした自己保身」の悍ましさを想うとどうにも遣る瀬無いキモチになりますね。自立型? 暴走? 責任の所在はどこにあるんでしょうね……と、そんな作品と無関係な私の愚痴はどうでもよろしくて。

    今回もまた才筆を拝ませていただいたことに感謝を。それでは、また。

    作者からの返信

    加茂野淡明さん

    お読みいただき、ありがとうございます!

    >「書かない」という美意識
    こういう点に着目していただけて、とっても嬉しいです。きれい、汚い、悲しい……といった直接的な言葉を使わずに、読者の心に感情を届ける表現ができるかどうかが、小説を書く際の一つの肝だと思っています(*^-^*)

    また、加茂野さんの「気遣いの糖衣をまぶした自己保身」という端的な表現に膝を打ちました。まさに現代人は、そうした気持ち悪さをやり過ごしながら日々を過ごしていると思います。
    今作で描いた未来はいささか乱暴な予想図ですが、昨今の大国が仕掛けた戦争と、その背後で飛び交う武器売買の様子などを見ていると、あながち空想と笑えない部分があるかと思います。本当は、笑い飛ばしたいところですよね。

    実は先日加茂野さんのページを拝見して、新作があったので、後に伺おうと思っていたところです。時間がある時にまた遊びに行きますね♪
    こちらこそ、お越しくださって感謝です!

  • おぉ~……じわじわ、来ますー。
    やっぱり「青い鳥」なんですねぇ。
    短いのにしっかりした読み応えを感じました。

    ありがとうございました!!

    作者からの返信

    ねこさん

    じわじわ来ていただけましたか!やったー\(^o^)/
    原作の『青い鳥』をまともに読むと、ちょっと説教臭いな~とか思ったりもするのですが、本の内容を知らなくても幸福の象徴だとみんなが知っているのは、やっぱりすごいことだと思うんです。うむ。
    お読みいただき、こちらこそありがとうございます♡

  • 『未来童話「青い鳥」』ときて、ですます調の一人称。てっきりいつもより児童向けな感じなのかと思ったら……きっちりSFな短篇でしたね。そして感動的な結末。さすがの安定感!
    今回はいい意味でそんなに詰め込み感がなくって、すっきりしてた気がするので、そこが童話っぽいのかな、とも思いました。でも物足りないとかはちっとも感じないし、さりげなく伏線(久しぶりだね)投げてくるあたりもにやりとしてしまいました♪
    生体ヒューマノイドじゃなく博士の娘だと知らされるシーンも、一人称だからああ、そうだったんだと我が事のように感情が入ってきました。
    じんわりくるストーリーでありながら、ピコの台詞(説明)がガチガチのSF味を出してるところが好きですw(´∀`*)ウフフ

    作者からの返信

    千弦さん

    きっちりSFと言っていただけて、良かったです!
    ですます調にした理由は自分でもよくわからんのですが、仰る通り、童話や昔話の未来バージョン的な感じにしたい……と思ったら、こうなっていました。
    でもよく考えたら、日本には「かぐや姫」という最古のSFがありますねw

    一日でダダ―ッと書いたので、いつものごちゃごちゃした展開を考えている余裕がなく、お陰でスッキリしたのかなーと思います。物足りなさを感じないとのお言葉、ホッとします……!

    ピコの台詞、「~だよ♪」とか言いながらガチSFじゃんwというのは私も好きでやっているところなので、突っ込んでもらえて嬉しいです(∩´∀`)∩♪
    お読みいただき、ありがとうございました~♡

  • 青い鳥を探せ、そういう意味ですかー!
    展開が気になって、最後まで一気読みでした!
    このお話のように、こよみさんが書かれる、読後に心がじんわりとするお話、とても好きです(*^^*)
    (馴れ馴れしく、こよみさんと言ってすみません💦)

    作者からの返信

    みきさん

    さっそく読んでくださって、しかも一気読みとは、ありがとうございます!
    こよみ呼び嬉しいです♡ 私もみきさんって呼んじゃう(≧▽≦)
    心がじんわり系のお話、自分でも好きなので、ついついそういう方向になっちゃうんだと思います。好きと言っていただけたので、これからも堂々と書けます……!
    励みになるコメントを、ありがとうございました♪