第12話 大洪水

「うわぁ、何それ! すっごい可愛い!」

 登校した架月が机に出してきたアイテムを見て、莉音が目をキラキラさせて飛びついてきた。

 その日、架月が持ってきたものは木製の手作り時計だった。楕円形の土台にアナログ時計の文字盤が真ん中に埋め込まれていて、周囲がカラフルなタイルで彩られているという卓上時計である。

「これ、もしかして架月が作ったの? すごいねぇ!」

「中三のとき卒業制作で作ったやつ。僕が作ったっていうか、クラスのみんなで作ったって感じなんだけど」

「触ってもいい?」

 もちろんと頷くと、莉音がすぐさま両手を伸ばして時計を持ち上げた。

「あっ、裏に彫刻刀で名前が彫ってある! これも自分でやったの?」

「これはクラスの友達が代わりに彫ってくれたの。本当は自分で彫るんだけど、僕が中一のときに指を削ってから彫刻刀に触れないってクラスの子が知ってたから、やってあげるよって言われて」

 そういえばこの名前を彫ってくれたのが誰だったか、架月は覚えていなかった。親切にしてくれるくらい仲が良かったはずなのに、顔も名前も思い出せないなんて自分は薄情な人間なんじゃないかなと今更時間差で落ち込んでしまう。

「ねえ見て、純! 架月が中学校で作ったんだって」

 莉音がにこやかに呼びかけたのは、朝学習のプリントに向かい合っていた深谷だった。突然声を掛けられた深谷は戸惑ったように顔を上げたが、すぐに莉音に笑いかけられて自分も笑顔になる。

「あ、時計だ」

「そうそう! 純にクイズです、今は何時何分でしょう?」

「えっと……八時二十三分だ」

 莉音は卒業制作のアナログ時計を指さして尋ねたのだが、深谷がちらりと視線を向けたのは自分が腕につけているデジタル時計だった。クイズの意図が伝わらなかったことを悟った莉音が拗ねた顔になる。

 一方架月は、深谷の時報を聞いて「あれ?」とデジタル時計の盤を覗き込んだ。

「あ、時間ずれてる。持ってくるときに鞄の中でネジ押しちゃったかな」

「どうやって直すの? 見せて見せて」

「このネジを回すんだよ。えーっと、八時二十三分だから……これでよし」

 架月が直した時計の盤を見つめて、深谷がぽつりと「……八時二十三分」となぜか現在時刻を繰り返した。その一瞬だけ彼の表情から笑顔が消えて、あれっと思った次の瞬間にはすでに彼の顔には穏やかな笑みが戻っていた。

 ――今の、見間違え?

 架月が呆気にとられている間にも、莉音は楽しげに話を続ける。

「いいなぁ、この卒業制作。莉音は支援学級で同級生の子がいたから、その子と一緒にペーパークラフトの万年カレンダー作ったんだよ。でも交流学級の友達は、架月みたいに彫刻刀とか使ってちょっと難しいオルゴール作ってたの。莉音と一緒に支援学級にいた子はハサミも先生に使っちゃダメって言われてたから、それは出来ないからさあー。莉音だけオルゴール作ったら羨ましがられちゃうかなーと思って、莉音も一緒にカレンダーにしたんだよね」

「優しいね、莉音さん」

「えー、優しいとかじゃなくて別にカレンダーでもよくない? オルゴールよりは使用頻度が高いじゃん。純は何作った? 交流学級の子と同じやつ? それとも支援学級だけの特別なやつだった?」

 深谷は笑顔のまま少しだけ沈黙し、それから普段よりも少しだけ低い声を絞り出す。

「学校のミニチュアが入ったスノードーム。中に水が入ってて、ひっくり返すと雪が降るやつ」

「えー、超可愛いじゃん絶対見たい! ねえお願い、今度持ってきてよ」

「もう無いよ、捨てたもん」

「へ?」

 にこやかにおねだりしていた莉音が、その一言に表情を強ばらせた。

 彼女は深谷の二の句を待っていたようだが、彼は笑顔のままそれ以上の言葉は話さずに黙り込んでしまう。さっきまでとは一転して気まずい沈黙が流れて、それに耐えられなくなったような素振りで莉音がおずおずと口を開いた。

「なんで捨てちゃったの? せっかく作ったんでしょ?」

「だって使わないじゃん。時計とかカレンダーとかに比べたら、スノードームって」

「つ、使うとか、使わないとかじゃなくない? スノードームって」

 心底困惑した声音で、莉音は続ける。

「もったいないじゃん、せっかく純が作ったのに……中学時代の思い出になるんだよ?」

「架月はどうして、それ持ってきたの?」

 急に話を振られて、架月は「え、あ」と露骨に動揺してしまった。

 莉音の会話を無理やり振り払うような質問だったが、それを再び軌道修正するほどの技量は自分にはない。だから架月は、戸惑いながらも深谷の問いにそのまま答えるしかなかった。

「作業学習でいつも遅刻しちゃうから、自分用の時計を持ってこようと思って。これを机に置いておけば、いつでも時間を見られていいかなって」

「えー、でも時計は教室にもあるじゃん。その時計と同じアナログ時計でさ」

 莉音があっさりと計画の穴をついてきた。

「教室に時計があるのに遅刻しちゃうんだから、同じ時計を二つ並べても意味ないんじゃないの?」

「……た、たしかに?」

 そんな単純なことに、この期に及んで気が付いた。

「意味なかったかも……どうしよう……」

「意味がないかどうかはやってみないと分からない!」

 莉音は気丈に励ましてくれるけれど、元はと言えば彼女の一言がきっかけではあるのでイマイチ励ましが響かない。

「時計じゃなくてタイマーにすれば? 接客班はテーブルを片付ける速度をキッチンタイマーで計ったりしてるよ」

「タイマー読めないんだよね、僕」

「え、なんで? お前、デジタルとアナログの両方で時計読めるし、数学のプリントも一番解けるのに」

 なぜか深谷が食いついてきた。どうしてそこでアナログ時計や数学と繋がるのだろう。

「アナログ時計は読めるし数学も好きだけど、デジタルのタイマーで残り何分って言われてもどのくらいの時間が残ってるかピンとこないんだよね。カウントダウンされても焦って逆に遅くなっちゃうっていうか」

「だってよ、佐伯先生!」

 莉音が突然、教卓でプリントの整理をしていた佐伯に声を掛けた。

「架月が困ってるんだから、そろそろ架月が遅刻しないようになる答えちょうだい!」

「……別に先生だって答えを知ってるわけじゃないよ。これが答えだって決めるのは架月で、こっちはヒントを出すだけだからなぁ」

 佐伯はそう言いつつも「ちょっと待ってろ」と教室を出て行って、すぐに小さな時計を抱えて戻ってきた。

「架月にこれを貸してやろう」

 片手にすっぽり収まるくらいの小さな時計は、アナログの文字盤なのに針が一本もなかった。代わりに中央に回転式のつまみがあり、佐伯がそのつまみを回すとゼロの表示部分から半透明のフィルムが引き出され、時計回りに円形を塗りつぶすようにフィルムが侵食していく。

 興味津々で文字盤を覗き込んでいた莉音が、「おお!」と目を輝かせた。

「これ、アナログ時計のタイマーじゃない? こんなのあるんだー」

「そう。タイムタイマーっていって、時間が経つごとに色のついた面が減っていくことで残り時間が分かるんだ。架月の場合は休み時間のうちに着替え終わるっていう目標だから、たとえば七分間でセットして三分で移動っていうふうにしてみればいいんじゃないか?」

 架月よりも莉音の方がタイムタイマーに食いついて、くるくるとつまみを回して色面を引き出しながら「これいいなぁ、デジタルのタイマーより見やすいかも」と自分がもらったようにニコニコとしている。

「莉音はデジタルのタイマーでも読めるけど、どっちがいいか選べるならこっちの方がいいかもなあ。これ使ってみようよ、架月」

「うん」

 莉音からタイムタイマーを受け取りながら、架月は深く頷く。深谷はすでにそんな二人の話の輪から外れて、再び朝学習のプリントに戻っていた。

 ――まずは遅刻をしない高校生になる。

 こうなりたいと目標にした姿に近づくため、架月は最初の一歩を踏む覚悟を決めていた。


 タイムタイマーを使い始めてから、遅刻の数は少しずつ減り始めた。といっても毎回のように遅刻していた頃に比べたら数回に一度だけの遅刻になったという低いレベルでの成長だったが、それでも架月にとっては大進歩だ。

 卒業制作のアナログ時計は結局使わなかったけれど、莉音が「せっかく持ってきたんだから、どこかで使おうよ!」と言ってくれたので、作業学習の用具ロッカーに置いておくことにした。

 作業学習用のロッカーとは用具室前の廊下に並んでいる小さな棚のことで、各生徒が作業学習で使う用具をしまっている。学年ごとではなく作業班ごとの区別で並んでいて、架月は由芽と上下の位置にある最上段のロッカーを使わせてもらっていた。

 ロッカーといっても扉もないただの棚なので、ここにアナログ時計を置いておけば廊下を通りかかるみんなが時間を確認できて便利なのではないかと思ったのだ。

「……あれ?」

 しかし遅刻が少なくなったタイミングで、架月には別の問題が降りかかっていた。

「これ、僕のペンケースじゃない」

 架月のロッカーに入っていたピンクの筆箱は、ひっくり返すと背面に『ゆめ』という名前シールが貼ってある。やっぱりかと嘆息しつつ、筆箱をこっそり由芽のロッカーに返してやる。

 一年生に作業学習用のロッカーがあてがわれてから、由芽は時折自分の荷物を架月のロッカーに隠していた。隠すというよりは、架月のロッカーも自分のロッカーだと思っていて使ってしまうような感じである。最初は由芽の持ち物を見つけるたびに先生に報告していたのだが、発覚するたびに先生に怒られてメソメソする由芽が可哀想になってしまい、最近は誰にも報告せずに黙って由芽のロッカーに持ち物を戻すようになっていた。

 ――ペンケースだけじゃなくて、他にもあるかもなぁ。

 一応、自分のロッカーにあった持ち物を一つずつ出してチェックしてみる。

 すると使い捨て手袋の箱の下に、ディズニープリンセスのイラストが入った封筒が見つかった。

「ん?」

 絶対にこれも由芽先輩のじゃんと思って引きずり出してみると、宛名の枠には由芽の字で『かづきへ』と書いてある。その周囲にはプリキュアやすみっこぐらしのシールがごてごてと貼ってあって、その混沌っぷりからますます由芽本人が透けて出ている。

 これも由芽先輩が混ぜた私物だなと思いながら彼女のロッカーに戻してやろうとしたら、腕に抱えていたファイルの端で隣にあったロッカーの荷物を倒してしまった。

 雪崩を起こしてしまったのは深谷のロッカーだった。床に落ちたクリアファイルからプリントが溢れて、架月は慌ててしゃがみ込んでプリントを拾う。

 クリアファイルにプリントを一枚ずつ戻していたら、ふと奇妙な点に気が付いた。

 床に散らばったのは一年生全員が配られている作業学習ガイダンスのプリントや、四月の最初に行ったオリエンテーションの資料である。架月も同じものを持っているが、床に落ちているプリントには全てふりがなが振ってあった。

 難しい漢字だけではなく、小学校低学年で習うような字も含めて全てにひらがなが割り当てられていて、かえって架月から見たらごちゃごちゃしていて見づらい印象がある。

「何やってんの、架月」

 いきなり死角から声を掛けられて、架月はうわっと大袈裟な声を上げて飛び上がってしまう。いつの間にか背後に近づいていた深谷は、架月がかき集めているプリントを見下ろして身を固くしていた。

 こちらを見つめる深谷の瞳が、まるでいじめっ子を目の当たりにした子供のように凍り付いている。自分がとんでもなく悪いことをした気分になって、架月は慌てて謝罪した。

「ごめん。深谷のロッカー、崩しちゃったの」

「それはいいんだけど……そのファイルとプリント、俺のロッカーから出てきたの?」

「え? う、うん」

 プリントを全部入れ直したクリアファイルを深谷に差し出したが、彼は困ったように眉根を下げたまま受け取らなかった。

 奇妙な沈黙を経て、深谷はぽつりと呟く。

「これ、俺のじゃないよ」

「へ?」

「どうして俺のロッカーから、誰のものか分からんファイルが出てきたわけ?」

 架月はドキリとして、さっきロッカーから取り上げたディズニープリンセスの封筒に視線を走らせる。

 ――まさか由芽が?

「誰だろ、そんなことやったの。このファイルの正しい持ち主に返してあげたいけど、名前も書いてないから分からないしなぁ」

 深谷がいつもの穏やかな調子で独りごちるものだから、架月は思わず自分が知っている情報を吐いてしまった。

「もしかして由芽先輩かも。たまに由芽先輩、僕のロッカーに自分の荷物を隠しちゃうの。僕のロッカーだけが狙われてるのかなと思ってたからスルーしてたんだけど、もしかして深谷のロッカーにも荷物を混ぜてたのかもしれない」

「そうなの? 全然気付かなかった」

「うん。でも、たぶん意地悪でやってるわけじゃないんだよ? 僕は清掃班でペアになってるから、たぶん共有のロッカーだと思われてるだけで……他の人のロッカーにも触るような人だとは思ってなかったから、先生にも言ってなかったんだけど」

「……へえ、そうだったんだ」

 深谷はなぜか、いつものように流暢に会話に乗ってはくれなかった。

 何やら考え込むように押し黙ってしまった彼を見て、ようやく架月は自分が由芽の悪口を言ったのではないかと気が付いた。

「あの、でも、由芽先輩って悪い人じゃないし……普段は優しくしてくれるから、先生にこのこと言って怒られちゃったら可哀想……」

「分かってるよ、架月と仲良くしてる先輩だもんな。別にロッカーに荷物混ぜられてたくらいで、俺も先生には言ったりしないよ」

 ようやく深谷は、いつもの彼らしく頼もしい笑顔を浮かべた。

「このファイル、俺があとで直接由芽先輩に返しておくよ。ちょうだい」

「え? 別に由芽先輩のロッカーに戻しておけばいいんじゃないの」

「直接返して、そのときに次から俺のロッカーに荷物置かないでくださいって言ってみるよ。ついでに架月のロッカーにも触らないでくれってお願いしてみよっか?」

 おおっ、と架月は目を見開いた。さすが深谷、そういうこともできるのか。

 同級生の頼もしい姿を見ていると、自分も本当であればそこまでやってみるべきだったのかなとちょっとだけ後悔する。

「僕の分は大丈夫、自分で言ってみるから」

「そう? じゃあ、俺は自分のことだけ言っとくわ」

 深谷はクリアファイルを受け取ると、さっさと踵を返してしまった。これから先輩に直談判に行くというのに、一切臆している様子がない。

 自分も頑張ってお話ししないと。

 そんなことを考えて、架月は固く覚悟を決めた。


 作業学習の時間、覚悟を決めた架月が由芽に話しかけるよりも先に、彼女が「架月!」と突進しそうな勢いで駆け寄ってきた。

「ラブレター、見た?」

「ラブレター?」

「お手紙!」

 ああ、と架月は頷く。

「見ました」

 すぐにロッカーに戻したけれど、見ることはした。

「架月は由芽のこと好きー? 由芽は好きだよっ」

 嫌いなわけがない。いつも由芽は架月に話しかけてくれるし、架月がぼんやりしているせいで怒ることもあるけれど決して見放さずに優しくしてくれる。

 だから架月は、一切躊躇わずに頷いた。

「はい、好きです」

 あの手紙は自分にくれたものだったのか、と思いながらぼんやりと作業机の前に座ったら、由芽が素早く腕に抱きついてキスをしてきた。

 その瞬間、用具室に鋭い怒声が響き渡った。

「何やってんだ!」

 爆発するような怒鳴り声に、架月の前身が凍り付いたように固まる。

 大声を上げたのは、教卓で授業の準備をしていた木瀬だった。彼は水を打ったように静まりかえった用具室を大股で横切って、自分の体を割り込ませるような形で無理やり架月と由芽を引き剥がす。

 木瀬の怒声に呆気にとられていた由芽が、その瞬間にワッと大声で泣き出した。

「先生の馬鹿! 嫌い! 架月も馬鹿!」

 甲高い泣き声が耳の奥で鳴り響き、頭が真っ白になる。

 ――無理。

 強い拒絶感が津波のように襲いかかってきて、息が出来なくなる。雪崩れのように大きなショックに頭を殴られて、気付けば架月は木瀬の制止を無理やり振り切って廊下に飛び出していた。

 ――無理。無理。絶対に無理。

 怒られた。何か失敗をした。大好きな先輩に馬鹿と言われた。もう取り返しがつかない。絶対に許してもらえない。無理だ。全部が無理。

 こういうときの架月は「失敗した」ということで要領の全てを埋めてしまって、逃げるために泣くことしかできなくなる。

 明星高等支援学校でも、こんなふうに泣いている生徒は自分の他にいない。

 普通学校だとか特別支援学校だとか、そういうことは関係なく高校生にもなって泣いているのはおかしいのだ。

 この学校でも、架月はきっと「出来ない子」として目立っている。怒鳴りつけられたショックだけではなく、情けなさでも涙が出る。

 目指す場所もなく廊下を逃げていたら、学習棟の廊下で捕まった。

「あらら、架月くんだ。どうしたの?」

 ホールから出てきたのは、接客班の担当である優木教諭だった。

 見つかってしまってまずいと焦っているはずなのに、それと同じくらい見つけてもらえたことに安堵する。

 優木の後ろから接客班のエプロンをつけた優花と莉音も出てきて、目にいっぱいの涙を浮かべている架月を見て慌てて駆け寄ってきた。

「どうしたの、架月! 誰にいじめられたの?」

 莉音が険しい顔で問いただすが、説明できるわけがない。もどかしそうに架月の顔を覗き込む莉音の隣で、優花がにこやかに両腕を広げた。

「おいでー、架月くん。よしよししてあげよう」

 おいでと言われたので素直にその腕にしがみつこうとしたら、優木が慌ててその間に割って入ってハグを阻止する。

「だ、ダメ。優花にはダメよ」

 またしても否定の言葉を吐かれて、さっきの怒鳴り声が脳内で蘇る。

 連続で起こられて、その瞬間に心が折れた。架月はそのまま廊下に座り込み、ちゃんとした高校生になりたいという願いすらも手放して泣き出した。

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