人の心をコップだと比喩している話を思い出しました。一杯になれば堪えられずに溢れかえる。そのコップの大きさを計り知る時期、年月は誰しもに必要だと。この作品にもし燈を照らす人が現れていたなら、暗闇の手の中にあったコップ、と思っていたものが本当は綺麗な花を美しく生けるのに必要な花瓶なのだと気づけたのかも知れない、なんて気取って想いながら読ませて頂きました。燈を照らせる人になりたい、と思わせて頂きました。ありがとうございます。