冷凍睡眠されていた主人公が、突然宇宙船で目を覚まし、戦うことを強制されるところから物語が始まります。
常識も知らず、基本も知らず、何もかも未知な世界で、自分の意志とは無関係に物語は動いて行く……。
そこが読者と心情がリンクしており、どうして、という疑問を主人公と共に知って行くことになります。
主人公と知識量に大きな違いがない部分が、上手く物語を動かす導線となっているのかな、と思います。
SF設定も練り込まれているように感じられ、実際コテコテのSFファンではない私からすると、素直に感心する部分で溢れています。
今後どうなるんだ、という展開が目白押しで、読み進む手が止まりません。
変わり種のファンタジーを読みたい方は、是非目を通してみてはいかがでしょうか!