【和風F】【中華F】「沈香」のアロマを楽しんでます。

 今日は土曜日。週末で家族が出かけてくれ、鷲生はPCで創作活動に打ち込める……はずでしたが。


 創作活動されている方の多くが経験するであろう「自分が今書いている小説って面白いのだろうか?」病に取りつかれてしまいまして……。


 いや、少しでも面白くしようと手を入れているんですけど、書き変えても書き変えても面白くならない気がして……。

 だんだんヤル気も薄れてきて、PCの別のウィンドウでX(旧Twitter)なんかを眺めて時間が経つ始末。


 というわけで。

 気分転換に昨日購入したお香を楽しむことにしました。


 火を使うのは危ないので、エッセンスをディフューザーで香らせるタイプです。


 以前、中華ファンタジー『金椛国春秋』シリーズに登場する「白檀」の香りを楽しんだことがあります。(※1)


 今回は「沈香」にしました。


 鷲生は今『見て楽しむ平安時代の絵事典』という本(※2)を図書館で借りてきています。

 その「お香」の項目で「白檀」の次に挙げられているのが「沈香」だったので、今回は沈香を選んで購入してきたのです。


 この本にも「熱帯産のジンチョウゲ科の常緑高木」とあります。


 Wikipedia「沈香」によれば……。


「風雨や病気・害虫などによって自分の木部を侵されたとき、その防御策としてダメージ部の内部に樹脂を分泌、蓄積したものを乾燥させ、木部を削り取ったものである」


「原木は、比重が0.4と非常に軽いが、樹脂が沈着することで比重が増し、水に沈むようになる。これが『沈香』の由来となっている」


 ↑だそうです。


 お香について「伽羅」というものもありますが、これは「沈香」の中でも特に品質の良いものを指すのだとか。


 そして、正倉院宝物の「蘭奢待」も「沈香」の一種なのだそうです。へええ。


 その「沈香」のアロマオイル(香りのプロが人工的に再現したもので、沈香の香木そのものからできているわけではありませんが)の瓶のふたを開けて香りを嗅いでみた感想は……。


「白檀」がアジアっちゃあアジアですが比較的万人受けする爽やかな香りだったのに対し、こちらはがっつり「お寺の本堂」の香りがします。

 京都で大きな寺院に行くと、こんな香りがしていることが多いかと。

 特定の場所を強く想起させるので、個性が強いと言えば強い印象です。 


 鷲生のベッドの脇のサイドテーブルに置いていますが(※3)。

 これから夢枕に仏様が立つかもしれませんね。鷲生自身はクリスチャンなんですけどw


 沈香のアジアな香りに刺激されて、今書いている平安ファンタジーが面白くなることを祈っておりますw



 *****


 ※1 この日記に「白檀」の香りについて書いております。

 第5話【和風F】【中華F】白檀、涼しく甘く……

 https://kakuyomu.jp/works/16817330661485429107/episodes/16817330661492398798


 ※2『見て楽しむ 平安時代の絵事典』 2023 成美堂出版 成美堂出版編集部編

 https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415333687

 ↑

 76頁の「水干」の説明で添えられているイラストが「盤領(あげくび)」ではなく「垂領(たりくび)」になっているので正確さに首をひねってしまうのですが……。

(「水干」についての風俗博物館の解説はコチラ→「附けものをつけた水干を着ている放免」https://costume.iz2.or.jp/costume/527.html )


 ※3 ボトルやディフューザーの写真をX(旧Twitter)に投稿しております。

 https://twitter.com/washu72802210/status/1768961781551300979




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