【創作全般】『小説家になって億を稼ごう』?
「小説家になって億を稼ごう」――こういうタイトルの本があるのですw
著者は小説家の松岡圭祐さんです。
鷲生も自分の書く小説のクオリティを上げるべく、小説指南本を何冊か図書館で借りてきて読んでいます。
その中で、これについては購入して手元に置こうと思いました。
理由はもちろんこの本が小説の書き方の指南本としても参考になるからというのもありますが、なんたってこの景気のいいタイトルw
皆さまもそうだと思いますが、鷲生にも日頃、心配事や不安があり、小説を書くのは鷲生のストレス解消でもあります。
昨日はちょっと不安感がなかなか強く、それで本棚からこの『小説家になって億を稼ごう』を取り出してきた次第。
いやあ。この本、「小説はこれからも必要とされる娯楽」「あなたもこういう風に小説を書けば億を稼げるようになる」と始まり、小説家になれること前提で「出版契約はどう結ぶか」「編集者とはどうつきあうか」と話が進みます。
読んでると、本当に「作家」になれそうな気がして気分が上がりますよw
Twitterで見かけたような気がしますが、育児に苛々している人向けに「10億円の宝くじに当選したと思え」というアドバイスがありました。
10億円が手に入ると浮かれている時に子どもがおもちゃを片付けないくらいのことで苛々しないはずだ、と。
鷲生も「作家になって1億円!」などと妄想していれば、目の前の不安がだいぶ和らぎます。
こういう夢というかを持っておくのはメンタルにかなり良いのではないかと。
(鷲生はこれまで宝くじを買う人の気持ちが分からなかったのですが、「夢を買う」というのはアリなのかもしれないと思うようになりました)。
もちろん、小説を書くための実践的なアドバイスもあります。
まずは主要登場人物7人と脇役5人についてキャラを徹底的に掘り下げる作業をします。
具体的には、写真とプロフィールを壁に貼って、彼らと一緒に寝起きして過ごすようにというものです。
このキャラのプロフィールを掘り下げろというアドバイスは鈴木 輝一郎さんの小説指南本『何がなんでも新人賞獲らせます!: 作家の道をまっしぐら!! 』でもありました。
小林さんは、「市販の履歴書」を埋めていくようにとのことでした。
鷲生も中華ファンタジーを書くときにそうしましたよ(その中華ファンタジーはコチラです→「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」https://kakuyomu.jp/works/16817330658675837815)
松岡さんの本で興味深いのは、キャラのプロフィールを壁に貼ってキャラと過ごす時間をとても大切にすることです。
この段階では人物相関やストーリーなどメモにして書くことは「しない」ことが大切です。
文字にして残してしまうと、発想がそれに制約されてしまうからです。
キャラが充分掘り下げられて、キャラ自身が自由に動き回るようになるまで、文字には起こさない。
キャラ自身がストーリーを起こしてくれるようになるまでじっくり待つことが大事だとおっしゃいます。
(その作業を「想造」と名付けておられます)。
たしかに、商業作家様が「脳内で登場人物が勝手に動き回り、早く外に出して欲しいと訴えかけてきた」というコメントをされているのを何度か見たことがあります。
鷲生もしばらくキャラのプロフィールづくりに励んだ方がいいのかもしれません。
鷲生の次回作も明るく逞しい女の子が困難に打ち勝つお話になる予定です。
「想造」していて楽しいお話ですので、これもメンタルに良さそうです。
景気のエエ本でモチベを上げつつ、上手く現実逃避をしながら過ごしていきたいと思います。
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