【創作全般】植物や風、光の描写がうっとりな小説
週末に図書館で借りてきた本を、寝る前に読んでいます。
今は白川紺子さんの『下鴨アンティーク』です。
この方の中華ファンタジー『後宮の烏』は先日アニメ化もされましたね。
鷲生も中華ファンタジーを書くのに参考にさせていただきました! 全巻持っておりますよ!
※ その鷲生の中華ファンタジーはコチラです↓
「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」https://kakuyomu.jp/works/16817330658675837815
中華ファンタジーを書く前に、京都の下鴨を舞台にする現代ものを書くにあたってやはり白川紺子さんの『下鴨アンティーク』を3巻くらいまでよんでいました。
ただ、『下鴨アンティーク』での「下鴨」は上品な方々の住まう高級住宅地の雰囲気が色濃いですし、出てくる女の子たちもいかにも「少女」という可愛らしい感じです。
鷲生の下鴨が舞台の小説は、下鴨にあるオンボロ女子寮でクセのあるキャラがドタバタと騒ぐのでだいぶ雰囲気が違いますw
で、『下鴨アンティーク』については、3巻くらいまで読んでそのままになってしまっておりました。
※その鷲生の”女子大生が下鴨でガヤガヤしている小説”はコチラです↓
「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ!親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」https://kakuyomu.jp/works/16816927860159349467
先週末、図書館で『下鴨アンティーク』の4巻目を手にとったのは偶然です。
以前は図書館のティーンズの本棚にあったと思うのですが、週末、大人向けの文庫コーナーの前を通ったらふと目に入ってきたのです。
そして読み始めてみると季節がドンピシャ。
9月の残暑厳しい中に秋の気配が漂う感じが、「そうそう、今日がこんな感じやねん!」と読みながら声に出てしまいましたw
この白川紺子さんは植物や風、光などの描写が本当にお上手です。
図書館で借りている本ですからできませんが、片っ端からマーカーで線を引っ張りたくなりますねw
短編連作ですが、このまま季節に合わせて次の話を読み進めていこうかなと思っています。
(鷲生が9月でぴったりだ!と思った作品は『下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ』の中の「星の花をあなたに」です)。
もうお一人、植物の描写がすごいな~と思う作家様は、梨木香歩さんです。
この方の代表作は『西の魔女が死んだ』だと思いますが、そちらではヨーロッパを思わせるカラっとした夏の森の緑が描写されていました。
一方、『家守奇譚』では京都の疎水沿いにある、しっとりと緑滴る自然が描写されています。
同じ緑の自然描写なんですけれど、空気が乾燥していて爽やかな森の中と、湿度たっぷりの京の四季とが、ちゃんと描き分けられるのがすごいなあ~と感嘆。
私もこんな風な描写ができるようになれたらエエなあ~と思いつつ。
まずは少しずつ『下鴨アンティーク』を読み進めて参ります。
あ。最後にもう一回、拙作の宣伝を。
「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ!」の今夜更新分は「毒母VS京女」です。
https://kakuyomu.jp/works/16816927860159349467
「あたおか」な毒母を、年齢を重ねたしたたかな京女がうまいことあしらう場面です。鷲生の個人的にお気に入りのシーンです。
このお話の裏話などを書いたエッセイ「『(略)下鴨女子寮へようこそ」へようこそ!」はコチラです↓
https://kakuyomu.jp/works/16817139557002643221
どうぞよろしゅう……。
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