【中華F】古代中国の女の子が喜びそうなお菓子……
鷲生は中華ファンタジー「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」を書いてカクヨムにて掲載中です。
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「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」」
https://kakuyomu.jp/works/16817330658675837815
現在、どこかに公募に出そうとかと手直し中です(応募先によってはネットで公開している作品は非公表するように求められることもありますので、今のうちにぜひご覧になって下さいね!)
そして、今日はヒロインが甘いお菓子に喜ぶ場面が出てくるのを改正しないとイケナイという事実に直面しておりました。
一般論でいえば、中国古代のお菓子についても日本の古代についての研究本が役に立つと思います。
具体的には『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』(2021 前川 佳代・宍戸 香美)が参考になると思います。
平安古典文学に登場するお菓子には、唐から由来したものが多いからです。
現代人が楽しめるようにアレンジされているとはいえ、レシピ本ですから作って楽しめる内容ですよ!
あと、篠原悠希さんの中華ファンタジー『金椛花春秋』はとても下調べが行き届いている作品ですが、その中にもお菓子が登場します。
たしか餢飳(ぶと)、餅餤(へいだん)もあったような記憶があります。朧げな記憶で済みません……。
それから、より一次史料に近いものとしては『斉民要術 現存する世界最古の料理書』があります。
鷲生が拙作「後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符」を書いていた時は、前川さんの「古代スイーツ」について講演を聞きに行き、そのときのレジュメが手元にあるというだけの状態でした。
それで唐菓子を中心に拙作に登場させたのですが……。
最近『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』の本を手に取って「ふむふむ」と読んでいると……。
唐菓子が遠くシルクロードの影響を受けたことが指摘されています。
スケールが大きくて旅情のあるエエ話やと思います。思いますけど……。
鷲生の作品の中では、シルクロードの西域から来たヒロインが、唐をモデルにした董という国の都で故郷とは異なる味のお菓子を食べるという設定なんですよ。
なので、日本や唐で新奇なものとされているお菓子がシルクロード由来ならそれは差し替えなければなりません。
ふう……。
ちょっとがっくり来ましたが、気を取り直して『斉民要術 現存する世界最古の料理書』のページを繰っていると、
第八十三章(鷲生の持っている本では207頁)に「ちまき」「あんこちまき」の作り方が載っています。
コメについては西域ではあまりご縁が無かったと思うので、ヒロインにはコメを使った粽を食べてもらうことにしましたw
いろいろ書いているうちに分かってくることも多いですね~。
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