【和風F】京都にはレトロモダンな建物がいっぱいあるんですよ。

 昨日届いた京都府の広報紙によりますと。

 1904年に建設された、とてもクラシカルな建築である府庁舎旧本館の一角がカフェになるのだそうです。


 京都府公式サイト「旧本館カフェ「salon de 1904」

 https://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/qhonkancafe.html


 昨年夏に京都府庁に行く用事があり、中に入りましたが素敵建築でしたよ~。あの中にカフェができるのだそうです。


 そのカフェ(「前田珈琲」さんがやっておられます)の紹介文でもそこが強調されています。


「重要文化財に指定された建物のなかでゆったりと寛げる空間づくり

 重要文化財にも指定されている、京都府庁旧本館。その一室、風情ある前庭を見渡せる南東角に、salon de 1904はオープンしました。

 建物の特徴である白壁と茶色の腰板、赤いカーペットはそのまま活かし、府庁時代に使用されていたテーブルや椅子を配置しています。」


 行ってみたいですね~。でも観光客の方で激混みでしょうか(溜息)。


 京都はあまり第二次大戦の被害を受けずに済んだので、戦前からの古い建物が残っています。


 首都は東京に移ったとはいえ、今ほど東京一極ではなく、昭和初期までの近代建築にはゴージャスなものも多いです。


『後宮の烏』で有名な白河紺子さんの『下鴨アンティーク』も「下鴨」という高級住宅街に華族の血を引くお嬢様が洋館に住んでるという設定だったかと記憶しています。

 そして不思議な事件を解決していくので、「和風ファンタジー」と言えるかもしれません。


 京都を舞台にするのでなくても、明治、大正時代や戦前を舞台にした和風ファンタジーを書く方にはおおいに参考になる建物が残っていると思いますよ。


 鷲生は、ファンタジーではありませんが、昨年に京都の大学生の青春小説を書きました。

 一度非公開にしておりましたが、近々改訂版を再公開していく予定です。


 この小説の後半では主人公の女子学生が京都の名所建築を巡っていく内容なんです。


 京都のお洒落な洋館の中でも、とびきりゴージャスなのが「長楽館」。

 京都の観光名所、円山公園に佇むルネサンス様式の建物はホテルやカフェとして活用されています。


 朝楽韓の中でも広々としたロココ風のカフェでいただくアフタヌーンティーは凄いです。

 日経新聞の全国アフタヌーンティーランキングで第二位!


 鷲生はたまたま思い立ってコロナ前に行ったことがあります。

 今、値上がりしてしまいましたが、その前に行くことができ良い思い出です(ただ、その時だってかなり思い切りを要するお値段でしたがw)。


 鷲生の小説でも主人公がベルサイユ宮殿のようなそのゴージャスさに気圧されつつもロココの間でアフタヌーンティしておりますよ。


 ところで。

 実を申せば、今の鷲生は風邪が治らないせいもあってメンタルが落ち込み気味です。


 こんな時、意外と癒されるのは自分の小説を読み返すこと。

 だって、自分の「萌え」を形にしている小説には、私好みのキャラやシーンが必ず盛り込まれていますからねw


 特にこの青春小説は、鷲生の若い頃の体験を題材にしています。

 その時の鷲生が弱々しくて戦えなかった相手に、小説内できっちりカタをつけたり、鷲生が挫折せざるを得なかったことを登場人物に続けさせたりしています。


 自分の分身が幸せになっているのを読んで心慰めているんですw


 皆様が小説を執筆する動機はさまざまかと思いますが、落ち込んだ時の自分へのメッセージを残すというのもアリだと思いますよ。


 この小説には他にも京都の老舗カフェの「フランソア喫茶室」や、昭和初期に建てられた小学校の建物を活用した「京都国際マンガミュージアム」なんかが登場します。


 ちなみに。

 京都では秋に「モダン建築祭」が開催され、多くの人が見に来られます。


 京都には古い和の文化だけでなく、近代以降の建築も見所が多いです。

 もし秋に京都に来られることがあったら、そう言ったところも回られてみてもいいかもしれません。


 そして投稿予定の拙作もよろしくお願いいたします。

 タイトルは「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ。親が毒でも彼氏がクソでも仲間がいれば大丈夫!」です。

 投稿時にはまたこちらでお知らせしますのでどうぞよろしくお願いいたします!



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