【和風F】京都府立歴彩館の「ときめく♡源氏物語」その1

京都の北区には、京都府立の「歴彩館」という施設があります。

公式ウェブサイトはコチラ→ https://rekisaikan.jp/


京都の歴史に関する資料館であり、いろんな講演会を開いてくれる場所であり、そして無料の自習室がある施設です。

最近できた新しくておしゃれな建物ですよ!


地下鉄北山駅から近いので、鷲生もよくお世話になってます。


平安時代を舞台にしたファンタジー小説を書く際には、平安京についての図録を参照できましたし、その後、現代京都を舞台にした作品を書くときにはモダン建築についての本を見せていただきました。


あ、その平安ファンタジー小説はこちらです↓

錦濤宮物語 女武人ノ宮仕ヘ或ハ近衛大将ノ大詐術

https://kakuyomu.jp/works/16816927860647624393


あと、しばらくしたら京都のモダン建築が登場する現代物を公開するので、そちらも

どうぞよろしく!お願いいたします(タイトルは「京都市左京区下鴨女子寮へようこそ!」です)。


歴彩館は、館内の資料を閲覧するなら二階の広くておシャレな閲覧室が使えるのでとても快適な執筆環境ですw

(受験勉強などの自習は1回の学習スペースを利用することになっています)。


その歴彩館では、令和5年8月10日から9月8日まで源氏物語の関連資料紹介コーナーが設けられています。

 そのお知らせはコチラ→

https://rekisaikan.jp/news/post-news/post-12660/


ブックリストのPDFファイルはコチラ→

 https://rekisaikan.jp/cms/wp-content/uploads/4a2f6cc4dcb723fcc0857d5ff76cb0dd.pdf


この中から、和風ファンタジーに使えそうな資料をご紹介します。


源氏物語そのもののテキストは割愛させていただくとして……。


そのブックリストの「『源氏物語』を深掘りする」からは以下のような書籍があがっています(タイトルと内容紹介のみここでご紹介します。恐れ入りますが、著者、出版社、出版年などはタイトルからご検索ください)。


●『紫式部日記を読み解く:源氏物語の作者が見た宮廷社会』「容姿を形容する語や、食をめぐる語など、『源氏物語』の言語表現を『紫式部日記と比較して考察します」


鷲生も手に取ってみましたが、タイトル通り、紫式部とその周辺とのかかわりについて、日記の成立について、それから宮廷での生活のあれこれに触れられている内容のようです。


歴彩館では貸し出しができないようなので、別途市立図書館などで借りて読んでみたいです。

この本は『日記で読む日本史』というシリーズの中の第6巻ということのようです。


●『源氏物語の平安京』「源氏物語に出てくる地名は平安京のどこにあたるのでしょうか。」


歴彩館では他の方が閲覧室の手元においていらっしゃるのか、見当たりませんでした。


●『初めての源氏物語:宇治へようこそ』『源氏物語』が広がると、特に和歌の世界では、宇治は「宇治十帖」の地として認識されました。」


歴彩館では見当たりませんでした。


●『紫式部の暗号:世界のKyotoへいざなう:『源氏物語』の裏ポイントは「気象」』「春夏秋冬に梅雨や猛暑、台風などの気象現象から『源氏物語』を読み解きます」。


表題に「元日本気象予報士会会長 お天気キャスター」石井和子さんと著者の紹介があります。


今の気候と古気候、京都の土地の及ぼす影響、太陽暦と旧暦など気象にまつわるあれこれを知ることができそうな内容です。


うん、これも鷲生は読みたいです!


●『歴史の中の源氏物語』

「『日本書紀』をはじめとする歴史書から仮名文学の時代へ。歴史学の知見から『源氏物語』を考察します」


歴彩館では書庫に入っているそうです。


●『源氏物語を読む』(紫式部は、文学という虚構の中に人間の真実や歴史を書きました。歴史的観点から読む『源氏物語論』です)


 歴彩館では書庫に入っているそうです。


「『源氏物語』と芸術」の項目では図録の紹介が主ですが、以下のような本もあります。


『源氏物語:遊興の世界』

「奏楽、舞楽、絵合、鄙遊び、雪遊び――『源氏物語』の物語絵に描かれた遊興の世界へ誘います」


後世の源氏物語絵巻から遊興の場面にクローズアップして紹介して下さる本のようです。

鷲生のような字書きにも参考になりますが、絵師さんなら必携かもしれません。


発行しているのは阪急文化財団であり、最初の「ごあいさつ」のページに「源氏物語に描かれた『遊興』、そこから音楽、遊芸、近代の宝塚歌劇に至るまで様々な分野が派生し」という文章があります。


本の後ろの方でも「宝塚歌劇の源氏物語」という箇所があり、年代順に宝塚歌劇団で演じられた源氏物語作品が書かれています。

宝塚歌劇団のファンにとっては嬉しい内容かもしれませんね。


……ここまで書いて来て時間が無くなってきたので、以下次回に続きます……。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る