46、極剣のスラッシュ ~初級スキル極めたら、いつの間にか迷宮都市最強になってたんだが~
【作者】
天然水珈琲様
【あらすじ】
――迷宮都市最強と噂される剣士≪極剣≫
その正体を、まだ誰も知らない……(本人も知らない)。
◆◆◆
魔物と戦うために神々から与えられた力、ジョブ。
ジョブは才能によって成長の限界があり、個々人によってその「才能限界」は異なる。
下から初級、中級、上級、固有ジョブとクラスアップしていくジョブシステムにおいて、多くは中級ジョブで「才能限界」を迎える。
しかし、俺はまさかの初級ジョブで「才能限界」に達してしまったため、組んでいた探索者パーティーを追い出されることになった。
金のために仕方なく一人で迷宮探索者をしていた俺だったが、たった一つだけ修得できた剣技スキル【スラッシュ】だけを頼りに戦い続けること……12年。
気がつくと「迷宮都市最強」なんて呼ばれていた。
え? ≪極剣≫? それって誰のことだ?
【感想】
色々とカオスでとても面白かったです。
基本的にはやっていることが頭おかしくて笑ってしまうのですが、時々すれ違いコメディーみたいなところもあって、
特にあらすじの最初にある、
――迷宮都市最強と噂される剣士≪極剣≫
その正体を、まだ誰も知らない……(本人も知らない)。
のすれ違いがとても面白いです。
主人公はそもそも極剣のことを聞いたこともなく、知らないので、あなたが極剣ですね?と聞かれても誰だそいつとなるし、聞く側も極剣がどんなことをしたやつか説明しないからずっと主人公と極剣が結びつかないという感じです。
ギャグ的なところの面白さでいうと、主人公や周りの人の性格などで、主人公がちょっと馬鹿にされたらすぐキレるとこだったり、主人公は超変人なので、類は友を呼ぶと言うように、主人公の周りには変人ばかり集まってくるのですが、読者からしたら全員変人だなと言う感じなのですが、本人たちは変人だらけの中で自分だけは常識人だと思っているところが面白いです。
シリアス展開でも、いきなりギャグ展開になったり、いい雰囲気できたのに、最後の一文ですべて台無しにするようなところがあったりと、笑えるところが満載です。
他にも、レビューで
実はこの作品のタイトルは極剣のスラッシュではなく、木剣のスラッシュなんですよ
と言う人が出るくらいに、この作品では木剣が重要な要素を占めているのですが、最初に出てきたときも面白いし、そのあとも重要なところで登場して、この作品の面白さを創り出しています。
ギャグだけでなく、SFっぽいところがある世界観もこの作品の魅力だと思います。
最初の修行シーンがかなりサクサクと、でも面白おかしい感じで行くところや、一応最初は追放から始まるのですが、マイナスな感じがないところもいいです。
読むだけでなく、感想欄を見ることでさらに楽しむことができます。
読者の悪ふざけと、それに乗っかる作者さんのやり取りがとても面白くて、爆笑してしまいます。
笑いが止まらないとても面白い作品なので、ぜひ読んでみてください。
【詳細情報】
ジャンル…異世界ファンタジー
更新頻度…不定期
文字数…約106万文字
目安読了時間…約35時間
書籍1巻
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