第11話 八潮男之神(やしおおのかみ)の決断
「ほう、
― 追われる異国の王子のことを、ここまで詳しく語る昆迩の意図は何処にあるのであろうか。
とはいえ、
巨木となった若木神の依り代は、
「
「
「
「
「そう、われらは、日々、
「彼の国では、
「ほう、神が
「
「なるほど、
「いかにも、
「
「さすが、
ここまで話を聞いていた
「まさか・・・、おぬし、・・・」
「その・・まさかであります。」
昆迩も、ここまで話した以上、後戻りはできない。
「われは、
「
昆迩は、ここでひと息ついて、
「島に上陸すると、津島のわたつみの宮に王子をお連れし、わたつみの族長、
「なれは独自の判断で、王子を連れて来たのか。それで、
「なんとな。ならば
「われは、王子を津島のわたつみの宮にお連れした後、
「昆迩よ、なれは、
昆迩は、またもや、静かにうなずいた。
「一年かかりました。やっとのことで、
「今日まで、
「
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