第5話

【謝罪】

異世界ファンタジーのつもりが、現代ファンタジーになってました。

直しました。

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 訓練場にいる。周りからは変なものを見る目で見られてる。

 そりゃそうだ。1年生私たちしかいないし。多分、普通はいないんだろうね。


「さて、じゃあ始めようか」


 深く説明されてないんだけど。


「説明受けておりませんが?」


「あ、そうだったね。ルールは簡単だよ。総当たり戦で勝利数が多い順番で順位が決まるよ。一戦ずつやるよ。魔法は何でもあり、武器も何でもあり、殺しだけなしだよ」


 わぁほんとに簡単。


「じゃあ、誰からやろうか?」


「俺が行く!」

「じゃあわたしも」


 ロウムが手を上げて初めにやるって言うから、リアムちゃんに色目を使えないようにぼこぼこにするためにわたしも手を上げた。


「準備はいいですか?」


 お互いに、少し距離を空けて、構える。と言っても、私は素手で、自然に立ってるだけなんだけど。ロウムは槍持ってる。


「おう!!」

「ぼこぼこにしてやる」

「殺意高くね?なんか」


 うるせえ。


「はじめ!!」

「はあっ!」


 合図とともに、ロウムが槍を思い切りぶん投げてきた。

 おぉ、すごいはやい。


「うおぉっ!?避けるか弾くだろ普通!!」


「お前の普通は私の普通じゃないみたい。どんまい」


 凄い勢いで飛んできた槍を片手で受け取り、こっちに飛んできてたロウムに突き返した。それに対して、慌てて掴み、何とか回避した後に、距離をとってきた。


「ほら、どんとこい。めためたのぼこぼこのけちょんけちょんにしてやるから。心身共に」


「何でそんな殺意高いんだよ!!《土氷アースアイスの槍》!」


 言い終わると同時に、地面から5本くらい、槍が生えてきた。全部丁寧に叩き壊す。


「んな気ぃしてた!《ミスト》&《土埃》!」


 氷と土が、氷は水蒸気として、土は土埃として宙に舞って目隠しになる。

 吹き飛ばしてもいいけど、気分じゃないからいいや。


「えい」

「ふざけッ!?」


 音を聞いて、攻撃が来るだろうところに合わせて左手の甲を当てる。そのまま、勢いを利用して槍を上に大きく弾く。


「そい」

「ぐぅッ!」


 手のひらをロウムの腹に向けて打ち込む。なんとか、槍を離して腕で防いできた。

 反応早いな。でも、それじゃあ防ぎきれないよ。


「うわぁ!」


 吹っ飛んでいったと思ったら、他の組のやつに突っ込んだようだ。


「うん、勝者はココノツさんだね」


「わーい、勝ったよリアムちゃん」


「凄いよココノツちゃん!」


 わーい。リアムちゃんに褒められたー。


「ぬおぉぉ……」

「おい!何してくれてんだ!うちのが怪我したじゃねぇか!」


 うめいてるのがロウム。怒鳴り散らかしてるのが、雑魚。

 ロウムが無視されてるのは、どう見たってロウムが悪くないから。というか、見てて可哀想になるほどゴロゴロ転がってるから。


「うるさい、ざこ。その程度回避もできないならお前らが悪い」

「こ、ココノツちゃん…!?」

「そうですわ。大体、気が緩んでるのではなくて?ここは遊び場じゃありませんことよ?」

「ミネデリカさんも…!」


 私とデリカちゃんの言葉にびっくりしてるリアムちゃん。かわいい。


「んだと……!?決闘だ!決闘をしろ!」


「え、だるいからい————」

「いいんじゃないか!ここでズタズタにしたら、誰も絡んでこないだろうし」


 え?何言ってんの?


「僕が審判をやろう!いいかい?ココノツさん。相手を、誰も挑みたくなくなる程ボコボコにするんだ。責任は私が取ろう!」


 いや、何言ってんの?


「何言ってますの?本当に教師?あなた」


「もう面倒だからいいよ。やるよ。ボコボコになっても恨まないでね」


「貴様らのような落ちこぼれが、我々Aクラスに勝てると思うなよ!」


 そう言って、剣を構えるざこ向こうさん


「さて、両者とも死なないように。始め!!!」

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レベル1がMAXだけど、それで十分 不定形 @0557

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