『モンテクリスト伯(巌窟王)』大デュマ
『リア充のオレは幸せをかみしめていた、だが、やつらに地獄に叩き落され人生終わった…… 』
~ちくしょう! 絶対這い上がって復讐してやる!~
復讐物の古典的名作、邦訳の『巌窟王』というタイトルも秀逸です。
この作品と前回の『椿姫』の作者は親子で、父親が大、息子が小であらわされているのですね。
リア充からの転落、そののちの復活からの復讐劇。
主人公ダンテス(改めモンテクリスト伯)を陥れた張本人たち三名やその周辺の悪人たちはしっかり罰を受け、逆に主人公の恩人の縁者や純粋な若者たちはダンテスの助力を得て幸福をつかんだり苦難から救われたりする、絵にかいたような勧善懲悪で終わります。
読後感にストレスがなく、お手本級の復讐物です。
時代の波を超えて「名作」と呼ばれるものの中には、いま私たちが小説のプロットとして使われる原型のようなものがあるのも多いですね。
ではでは、よろしければ♡や☆つけてくださるとうれしいです。
☆―☆―☆―☆-☆-☆
あと小説も書いています。
『王宮の幻花 ~婚約破棄された上に毒殺されました~』完結間近。
https://kakuyomu.jp/works/16817330649319634811
世界の名作をWeb小説タイトル風に言い換える(全七作) 玄未マオ @maokuromi
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