第12話 合格!そしてお別れ

1月、共通テストの出来もよく、2月末、二日間の入試本試験も自己採点の結果、かなりいい感じだった。三月なかば、**くんから音声通話があり、

「うかりました!」

知らせを聞いてあまりにも嬉しくて、電話しながら泣いてしまった。


「先生の後輩になれました!」

と、**くんも泣きそうな声でそんな嬉しいことを言ってくれた。




 ご両親から猛烈に感謝された。本当にありがとうございます、と。そんなふうに感謝されるのはうれしかったけど、息子さんにおっぱいの愛撫のし方まで指導してしまったことに罪悪感を感じた。



 合格お祝いということで、二人で表参道でランチをすることになった。じゃ、これからも頑張ってね、と別れようとした時ぎゅっと両手を握られた。

「先生。俺、先生のこと好きです。いつも言ってきたけど。本当に彼女にはなれないってこともわかってます。でも最後だからふつう恋人同士がすること、先生としたいです」

と、ズバリと要求してきた。

「先生、前に合格したら裸見せてくれるって約束しましたよね。裸見たいです。」

そういえばそんなこと言ったっけ。わすれてた・・・

**くんは真顔だ。


もう、しょうがない。裸見せるくらい、まあいいか。今まで頑張ってくれたんだし。

「んー、そんな約束したっけ?よくわかんないけど、でも、まあ、じゃあ裸見に行こっか?私のはだか見たって、たいしたことないよ。っていうかいつも上半分は見てるじゃん。」


 ここは大人な私がホテル探さなきゃだめだろうな。私の家に来てもらってもいいけどケジメつかなくなりそうだからやっぱホテルだろうな。昼だから誰かに見られたらまずい。さりげなくスマホで検索してタクシー乗って渋谷のホテルに入った。シティホテルじゃなくて、あれをする時のその手のホテルだ。

 部屋に入っても**くんは緊張した様子だったので、あ、これは私が主導しなければ。えっちが初めての男の子の手解きするなんてもちろん初めてのこと。このシュチュエーションを客観視しただけでも興奮してしまった。


 「こういうの一回だけだよ。これが最後だからね。」と最初に念を押した。

ニットを脱いでスカートを下ろして下着になった。**くんはかしこまって椅子に座って私を凝視してる。急に裸になるのが恥ずかしくなった。

「ねえ、私だけが裸になるのなんかマヌケじゃん?**くん、先に脱いでよ。」というと、

「え? あ、はい!あ、でもいいんですか?俺、裸になって」と**くん。

「いいから脱いでよ」とちょっと強めに言った。

「はい!」と運動部式に返事をすると、あっというまに全裸になった。

**くんのその部分は見たり触ったりしたことはあったけど、全裸は初めてみた。

脂肪が薄く、筋肉質でシャープだ。おお、これが男子高校生のカラダか。その部分は半分くらい立ち上がっていて水平よりちょっと上向。

完全におばさんエロ目線でガン見してしまった。

「いい体してるじゃん」と思わず言ってしまった。

顔を赤くする**くん。その部分が、どんどん上を向いて垂直に近い状態に。


私の視線を感じたのか、「あ、すみません」といって手で隠そうとする。

「隠さないでよ」と、ちょっとSな気分になってちょっと命令調で言ってしまう。

で、わたしも全部脱いだ。

こういうふうに、「はだかを見せる」というシチュエーションで全裸になったことないから、やっぱはずかしい。

しばらく無言で向き合った。**くんのその部分が上を向いたまま、ときどきピンピン動くのが気になった。

「これでいい?もう服着よっか?」というと、

「あ、先生。抱きつかせてほしです」というなり、私が返事する前に抱きついてきた。お腹に熱くて硬いあれが当たる。

このまましてしまいたいと思った。でも相手はまだ高校卒業直前の高校生。大学生の私がそういうことしたら犯罪になるのかもしれない。よくわからない。でもキスだけなら・・・


ベッドに入ってから、どんどん先に進もうとする**くんをなだめながら、手順を教えるような感じでことをすすめた。脱童貞の**くんが傷つかないように彼が主導しているようにみせながら。スムーズにうまく入れさせてあげた。中に入ってきた**くんはあっというまに達してしまってしょんぼりした様子だったので、シャワーを浴びて2回目も大きくなれるように手を施した。2回目は1回目よりは長く続いたけど、けっこう早かった。2時間が経過して、この日はこれで終わり。私が**くんの童貞をいただいたことになる。童貞の男の子とするなんて初めて。今後こんな機会は二度とないだろうな。


別れ際、もう一度先生と会いたい。卒業旅行に行きたい。親には友達と行くって嘘つくからお願いします、と懇願された。で、熱海に泊まりで行くことになった。まじ、罪悪感強すぎ。


 熱海は一泊だったけど、宿に到着してすぐにえっちになった。食事をしてそのあともずっと。温泉からでも、また。朝起きて朝食前にも。彼がしたいということは全部してあげた。彼氏と別れて以来、男の子としてないから私も貪欲になってたかも。


 夕方東京に戻って**くんとお別れ。

私とはもうこれが最後ね。

もうしないからね。

大学入ったら彼女作ってね。えっち自信持てたでしょ?ありったけ教えたから。


*くんの第一志望、つまり4月に入学する大学はは私の通っている大学だ。でも彼の入学と入れ替わりに私は卒業するので大学で顔を合わすことはない。


別れ際、**くんの目に涙が浮かんでいた。私も泣きそうになったけど泣いちゃいけない。

「頑張ってね」

とだけ言って振り返らずに別れた。


考えたらものすごい家庭教師体験だったな。勉強も教えたけど、そっち方面も教えてしまった。

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家庭教師のバイト 岡玲南 @okareina

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