第11話 こんなこと、だめだよねと思いつつも

 高校が夏休みになり、その間、週3日**くんの授業をすることになった。予備校とか塾にはいかず私だけで勉強したいとのこと。ご両親からも頼まれてしまった。


 一度落ちた成績は一学期末には回復基調に入ったもののまだ全く不十分。夏休みの中盤までに合格圏に到達させなくては。けっこう責任を感じる。



「授業の間だけ彼女になってください」という**くんの妙なお願いの後、何回か授業をやったけれど特に何か急に変わったわけではなかった。

 ただ夏休みに入った最初の回、**くんがふいに、

「先生、あの、触りたいです。」

おずおずとした調子でそんなことを懇願してきた。

「え?何を?」と、聞き返すと、

「あ、胸を・・・」と、*くん。

一応、

「えー、だめだよ、そういうのは。」

と、言ってみたところ**くんが泣きそうな顔になった。かわいそうになったので、ま、いっかと思い、

「わかったよ。いいよ。あたりまえだけど服の上からだよ。」

と応じた。

 最初はおずおずと撫で回していた手にだんだん力が入って両手で鷲掴みにしてきた。

「ちょっとまって。Tシャツしわになるじゃん。やめてよ。」

とちょっときつい口調で言ってしまった。また泣きそうな顔になる**くん。この日はそこまでだった。でも**くんがちょっとかわいそうになった。別に揉むくらいやらせてあげてもよかったのではないだろうか。それで心が安らいで勉強に集中できるのなら。という気持ちにもなった。


 

 そんなこともあり、その次の回から徐々に**くんの行為はエスカレートしていった。強引にそうされたというのではまったくなく、駄々をこねる子供に「しょうがないわねぇ」という感じでさせてあげるレベルがあがっていったという状況で。

 胸を求める**くんの駄々っ子に付き合っているうちに気がついたら、服をまくって下着を上にずらしてまで触らせるようになっていた。


そのうちキスもするようになった。胸に顔を埋めたり乳首を吸ったりするのもさせたいようにさせてあげた。恋人同士だったら勉強中このくらいはするかな、という程度を限度に**くんの欲望を受け入れてあげた。服をまくっておっぱいで遊ばせてあげる程度。週3回ほぼ毎回こういう感じだった。*くん、ちょっと調子に乗っていやがるな、という感じでもあった。

 そのかわり自分でしごいて射精するというやつは、やらなくなった。そんなものなんだろうか。


 夏の間みるみる成績が上がり、夏休み終わりの模試の自己採点では第一志望が確実なくらいまでに偏差値が上がった。あとは秋以降下がらないようにするだけだ。それが大変なんだけど。でも快挙だ。私の胸で遊ばせてあげたて、彼の性的なもやもやを取り除いてあげた効果だろうか。本当に取り除いてあげられたかわからないけど。

 っているか、こういうの疑似彼女っているのかな。ちょっと違うでしょ。性欲ケアみたいな感じでしょ、私のしてる事。**くんの授業にいくときは胸を出しやすい服選んでることに気づいた。授乳期のママかよ、わたし。


 「**くん、すごいじゃん。夏休みおわった後も頑張ろうね。」

というと嬉しそうな顔をする。

「先生。成績が上がったご褒美が欲しいです。」

「え?どんな?」

「先生の裸が見たいです。」

「え、いつもみてるじゃん、おっぱい。」

「おっぱいだけじゃなくて全身が見たいんです。」と泣きそうな顔で懇願する**くん。それはさすがに抵抗がある。**くんの部屋で全裸になってもしご両親が入ってきたらどうするのだ。今まで入ってきたことは一度もないけど、でも全くないとは言い切れない。それに裸を見せて過剰に**くんが興奮してそういう行為に発展してしまっては困る。**くんは未成年なのだから。

「本当にお願いします。」と懇願されて情に流されてしまった。でもまさか本当に全裸になるわけにはいかない。言葉の勢いで、

「そういうのは志望校に合格したらね。」

と言ってしまった。

「本当ですか?」と目を輝かす**くん。

「まじ、俺頑張ります。」とはりきる様子が可愛かった。


*** ***

 二学期になり、さらに秋になり、志望校別模試の結果も完璧合格圏の状況が続いた。この調子ならよっぽどのことがなければ大丈夫だろう。私が受験生だった時より偏差値が安定しているかも。

 あいかわらず、毎回私の胸をもてあそぶ**くん。でもある時それだけじゃ治らなくなった。

「あの... 俺のもさわってもらえますか?」と、*くん。

「ん?なにを?」と聞き返しながらも、何を言ってるかすぐにわかった。

顔を真っ赤にして、答えられない*くん。

私の胸も見ながら毎回勃起していただろうに、よくいままで言い出さなかったな。我慢していたんだろうか。かわいい。細くて短いけどとっても硬い。これが男子高校生のものか。


 この日以降、私の胸に吸い付く**くんのものを私が手でしごいて射精させてあげるというのは、結局、以降毎回恒例となった。私はいわゆる手コキというやつがあまり上手くできない。最初の彼氏も別れた二番目の彼氏も手だけで射精させてあげられたことがなかった。でも**くんは毎回けっこう短時間で射精してくれる。時計を見ているとだいたい3分から5分くらいでだろうか。なんどか口でもしてあげようかと思ったけど、頼まれてもいないのに過剰かと思って手コキに徹した。少しは私の手コキの技術は上がっただろうか。

 一方**くんは私のブラジャーを毎回外していたせいかしばらくすると服の上からで片手でホックを外すようになった。

「童貞のくせにブラ外すのだけは上手くなったね。」とからかったりした。

いろいろ教えたいという欲求が込み上げてきて、どうせなら乳首を舐める時どうすれば女の子が気持ち良いと感じるかを教えてあげたくなってその都度ポイントを指導してしまうようになった。結果、おっぱいを揉んだり吸ったりする**くんの技術はかなり上がったと思う。実際、私自身、毎回みっともなく濡れてしまう。


 ときどき**くんの手が私の脚をつたって図々しくもその部分を触ろうとすることがあったけど、それはその都度振り払った。本音ではその部分も口でされたい気持ちなんだけど、さすがにそれはだめでしょ。男子高校生にそんなことさせたら鬼畜でしょ。


 一年前、家庭教師を始めた時はこんなことをするようになるとは夢にも思っていなかった。


*** ***


 私の変態な妄想も膨らみ、家庭教師から帰宅して家に入った直後、**くんにフェラしたり、逆にクンニしてもらったり、そんなことを想像しながら自分でするようになった。濡れたままの自分に自己嫌悪をを感じたりしながら。

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