第21話 エルム
とうとう新しい町に着いた。
村みたいな感じではなく第2都市みたいな感じだな。これなら今日はいいベッドで寝れそう!よかった…
「パパ、この町はなんという名前なのですか?」
「ここはエルムという町でシュバルツ侯爵領の中で領都の次に大きいんだ。このエルムには横にエルムの森という大きな森があってこの森では珍しい草や動物がいるんだよ。」
そうなんだ〜森行ってみたいな〜
「僕もそのエルムの森に入っていいんですか?」
「今回はダメだ。だけどシュウが大きくなったら一緒に行ってみよう」
おお〜!それは楽しみだな〜ちなみになんでダメなんだろう?
「なんでダメなんですか?」
「そんなに行きたかったのか?でもダメだぞ?森には魔物がいるんで危ないからな。エルムの森にはスライムとゴブリンがいることが多いんだ。」
魔物!?やっぱりいるのか!この世界に!!スライムとか会ってみたい!でもゴブリンは臭いらしいし会いたくないな…
「わかりました。また今度連れていってください!」
「お〜元気でいいな〜ケインの訓練がよくできるようになったら連れてこれるから頑張るんだぞ?」
おう…急にやる気がなくなったな…アレ頑張らなきゃ行けないなら一旦行かなくてもいいかもな。
町の中でも大きな建物に着いたところでぼくらの乗っている馬車は止まった。
馬車の扉を開けてもらい馬車からおりると、目の前に漫画で出てくるような執事がいた。歳は50くらいかな?この世界にモノクルってあるんだ…知らなかった…
「アラン様シュウ様ようこそエルムにお越しいただきました。そして初めましてシュウ様、私はこのエルムの御屋敷で使用人をしておりますゼノ・カーターと申します。よろしくお願いします。」
「いやいやゼノは使用人ではなくエルムのトップだろ?ゼノは元々シュバルツ侯爵家の執事をやっていて、財務の調整がすごく上手くてな。ここをお願いしたって訳だ。」
「こちらもたのしくやらせていただいておりますぞ?アラン様」
「おお!それは良かった!」
なんかこういう時の大人の思い出話とかって長いよね…
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個体名:シュウ・フォン・シュバルツ
種族名:人族
年齢:3
性別:男
LV:9
称号:シュバルツ侯爵家嫡男
(異世界転生者)
HP:70/70
MP:1150/1337
STR:16
DEX:12
VIT:12
AGI:16
INT:134
MND:134
LUK:100
スキル
《寝る》
《怠ける》
《知る》
魔法
《生活魔法》『ウィンド』『ウォーター』
《風魔法》『ウィンドスラッシュ』『ウィンドシールド』『ウィンドバレッド』『ウィンドハンマー』『ウィンドボール』『ウィンドストーム』『ウィンドランス』
《強化魔法》『身体強化』
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今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。
誤字脱字等ありましたらすみません!
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!
異世界で怠惰の王になる!! 大洋の塔 @chandelier0225
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