第519話 テレビのせいで子供に悪影響を与えただの言ってるバカ親は一旦自分が子供だった時代に戻ってください。いまよりも過激なモノしてるでしょ?

「で悪評を広めた結果貰えたの?」


「これを見よ!じゃじゃん!」


母さんが出してきたのは結婚届。あ、貰えたのねと思ったが、うん?何か違和感。うん?1枚だよな?何か厚みがあるような………


「母さん、1枚貰っただけだよな?」


「いや、10枚貰った。」


「何で?」


「何でってもらえるモノは多い方がいいでしょ?」


「時と場合とモノによるよな?何で結婚届がそんないるんだよ?」


「え、この今気絶したフリしてる心音が無理矢理破ったり間違えたりしても予備があるようにしたいから。」


「あくまでも逃げ場無くすんだな。」


「であと。」


「あと?」


「皆に渡したくてはい。皆。」


皆、つまり

香織に1枚

彗に1枚

アリス先輩に1枚

百舌鳥先輩に1枚

雫に1枚

乃蒼に1枚

っと女子全員に渡す。


「皆将来を誓った人がいるでしょ?だったら持っとかないと!」


「いやいや、いらないだろ…………」


「ありがとう!」

「ありがとうございます!」

「ありがたいです!」

「ありがとうございます。」

「やったー!ありがとー!」

「おりごとう………あ、ありがとう……」


しょうもないギャグを言ってた奴したけどほっておこう。


「じゃあ車動かすから皆シートベルトを」


「ちょっと待って。一旦突っ込ませて?」


「え?とりあえずシートベルトして運転してからにしてくれる?もう流石に帰らないと心配しそうだしパパ達が。」


「てか1回もライム来てないな。親父から。」


「来て………ないね。今見たけど。」


「何で不審に思わないかな?」


「愛で結ばれてるからね。ママとパパは。」


「ならより連絡しないとまずくない?」



とりあえず出発した車、家までは後10分ほど。


「あ、晃太。どうぞ。ツッコミ。」


「あ、ツッコミって………」


「だってしたいんでしょ?」


「別にしたくないけど…………はぁ、一応話すな?

何で女子全員に結婚届渡した?」


「え、皆将来を誓った人がいるからじゃん?」


「皆高校生。あと愛人とかぬかす奴とレズもいるけど?」


「そんなところで差別しないよ?」


「これ差別じゃない。区別。または分別だから。」


これを差別というのならコンプラもいくとこまでいったな。だから面白いテレビとか無くなるんよ?いいじゃん。お尻叩くくらい。いいじゃん?熱湯風呂くらい。イジメがどうだ?真似したらどうだ?いやいや、真似するのはテレビ見てやりたいなと思ってする行動力はあるけどそれを止めるのか親の義務でしょ?何甘えてんだよ?てかそんながんじがらめにして嬉しいか?楽しいか?自分好みのAIが出来て嬉しいか?大体………あ、この話題出るとめちゃくちゃ舌回るから排除しよ。一旦、一旦ね?

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