5年以内に生成AIで誰もが自分好みの小説を読めるようになり、小説家という職業は消滅する

kaizi

カクヨム、小説家が消滅する日まで後何日残っているのか?

昨年からの生成AIの進化に衝撃を受けている人は多いと思う。

自分もそのひとりで特にStableDiffsionにはとんでもない衝撃を受けた。


自分好みの妄想イラストを作成できればよいなと長年思っていて、全く才能がないのに、絵の勉強を独学で半年くらいやったこともある。


まあ……結局自分の絵の下手さ加減に挫折したのだが……。


そこにStable Diffusionの登場である。

自分のようなプログラマーでも何でもない人間が無料で簡単に画像を生成できるようになったのだ。


しかも、二次元からリアル系、しかもエロ系も網羅している。

まさに夢のような世界の実現だ。


少し下世話な話しになるが、長年イラストを見ても、ピッタリ自分好みのイラストにドンピシャで出逢うことは滅多になかった。


そのフラストレーションが、自分で絵を書く、絵は無理だけどせめてテキストでそのシチュエーションを実現しよう!と小説を書くモチベーションにもなっていた。


今のStable Diffusionでもまさに自分好みのドンピシャなイラストを生成するのは無理だけど、このレベルでいけば実現は近い気がする。


そんな勢いを今の画像生成AIには感じる。


さて……本題の小説の話しである。

ChatGPT4に触れたことのある人ならわかると思うけれど、今はまだはっきり言ってGPT4でも小説作成とかは全然ダメである。


一応それっぽい小説は出力するけど、あくまでそれっぽいだけでオリジナリティとか面白さは自分レベルの書き手から見てもダメダメである。


とはいえ……それは2023年7月時点の話しである。


StableDiffsionの例になるけれど、自分は一般に公表された時に触って、がっかりした記憶がある。


「全然ダメやん……と」


でもそれからわずか3ヶ月で全然実用に耐えるレベルにバージョンアップしてしまった。


小説作成も間違いなくそうなると思う。


GAFAが国家予算規模で、生成AIに巨額を突っ込んで、世界中の天才たちがこの分野に参入して日夜熾烈な競争をしている。


たとえは悪いけれど第二次世界大戦前夜の原爆開発やその後の米ソの軍拡競争に似ていると思う。


原爆開発は30年代にはあくまで机上の空論のおとぎ話だった。


しかし戦争がはじまって国家予算が注ぎ込まれるようになるとわずか数年で実用してしまった。


月面に行くアポロ計画もまたそうした例の一つだ。

生成AIもそうした流れになるだろう。


今はChatGPTはいわゆる記憶=トークンの制約もあるし、馬鹿でかい量のGPUがないと動かない。


だけどこれも数年以内に無限に近いトークンを持ち、極小の機能のPCで動くようになる。


その行き着く先は何か。


小説について言えば自分だけの小説をAIが瞬時に作成してくれる世界だろう。

ユーザーは自分が今まで読んだ小説をネットフリックスの評価ボタンみたいなもので「最高」、「ああいいね」、「ダメ」と評価する。


後はAIが小説を作成し、提示する。

その作品が気に食わなければまたAIは一瞬で小説を作成して、アルゴリズムを調整していく。


自分の好みにドンピシャな自分だけの小説を一瞬で無限に無料で作成してくれる世界。


この世界は自分的には理想だが、当然小説家は廃業になるし、カクヨムのようなポータルサイトもお払い箱になるだろう。


数年前ではそんな世界の実現には30年かかりそうだったが、生成AIのブレイクで、その実現は下手をすれば5年以内にいや3年以内でもありえそうである。


自分の予測……いや単に今のAI界隈の話しをフォローしただけなので、自分の予測ではないが……。


いずれにせよその時にはカクヨムも小説家も消滅することは必至だから、その時に「ああ……こんなに速かったのか……」、あるいは、「意外と時間かかってしまったんだな……」と備忘録的に読むために書いてみた。


まあ……そのときには動画も生成できるようになっているだろうから、あえてテキストベースの小説を読む人間はどれくらいいるのか……というそもそも論があるけれど。

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5年以内に生成AIで誰もが自分好みの小説を読めるようになり、小説家という職業は消滅する kaizi @glay220

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