本編

ナレーション


【ここは魔法世界エッダの

亜人・魔人・悪魔・魚人たちが住まう

ニヴルザートの某国の某所。

そこに訪れていた冒険者ギルドのメンバー達は

ある日の夜、宿の丸いテーブルの席がある談話室に

呼び出されていた。


そこにはオメガ・ネリェート・フィル・

マリア・オリヴァーの5人がおり、ネリェートは

真ん中の席に座り、周りにそれぞれが席についていた。


すると突然、何故かシーンが暗転し、

スポットライトがネリェートを照らす。


ネリェートは手を顔の前で組み、

まるでエ●ァの

ゲ●ドウポーズの姿で

キリっとした顔で言い放った】




ネリェート

「……それでは………。


第25回!ドキドキ❤︎エニグマ❤︎

出張☆恋のお悩み相談所!

恋バナ大会~inニヴルザードォ~!

(※出張な●でも鑑●団のリポーター風に読んでください)


始めるわよォ~ッ!

司会進行はお馴染み、

自由を愛する華麗なるオネェ☆

ネリェート・カマドーラと

書記の我がエニグマのブレーンッ!フィルちゃんよッ!

そして今回のメンバーはこちらっ!

新人テイマーの期待の星っ!

出汁の味はちょっぴりミステリアス☆

オリヴァーちゃんっ!


溢れんばかりの癒しと

魅惑の木曜のたわわっ!

The!慈愛爆盛りのママみと言えば

この子っ!マリアちゃんっ!



そして我がエニグマ1の、いえ、

世界一アイドルであり

顔面の治安が悪い

アイドルランキング第1位っ!!(当社比調べ)

まさかの15歳発覚の少女(?)、

オメガちゃんよーっ!」



オリヴァー

「……だ…………出汁の味???

あ、高天原で食べた

味噌スープのブイヨン(?)、ですかね?

……やっぱり僕の味ってミステリアスなんです???

え?今すぐ出汁取った方が

いいです??????

え???飲みます?????」



マリア

「あら、やだそんな///

ネリェートさんに

そんなに褒めて貰えて(?)嬉しいわ。

でも…………あの………

たわわとママみって何かしら、ねぇ?姉さん?」



オメガ

「……(顔面の治安が悪い

アイドルランキング第1位ってなんだよ……)

…………帰っていいか?」



フィル

(※リュグ役がフィルのセリフをやります)


「(帰っちゃうんですか、オメガちゃん……

私達と話すのは嫌なんですか………。

せっかく友達になれたのに………。)」




オメガ

「うっ////……やめろ、フィル////

そんな目で見んな。(か、可愛い……)」



ナレーション

【まるで雨の日に捨てられた子犬のような瞳で

オメガを見つめるフィル。

『フィルは[トモダチ]を唱えた!効果は抜群だ!』】




オリヴァー「(チョロいですよ、お姉様……)」



フィル(リュグ)

「(ちょろいですね……オメガちゃん)」



ネリェート

「(くっチョロだわね、オメガちゃん)」



マリア

「あらあら、姉さんったら

いつの間にフィルちゃんと

お友達になったの?

ふふふ、姉さんに友達が増えて私は嬉しいわぁ

今日はお赤飯ねっ!

ジャックに小豆を出して貰わなきゃっ!」



ネリェート

「うん、マリアちゃんそれはちょっと違うわ。

んんんッ!!

(咳払いをし、再びスポットライトに照らされ

小指をピンと立てマイクを

片手にジャ●ネッ●た●た風に話始める)



そしてそしてぇ!!」



(※ナレーション役の方が裏で

ジャパ●ットた●たの曲の歌います)






ネリェート

「今回はなななんと!!」



オメガ「あれ?これどっかで聞いたことあるような……」



(※マリア役の方がフィルのセリフをやります)

フィル「(それ、メタ発言ですよ。

オメガちゃん。

でもきっと画面の向こうの皆さんも思ってますよ…)」



オリヴァ―

「リーシェさん?

一体どこに話しかけてるんです……??」



ネリェート「スペシャルゲストをお招きしたわぁ!!

エニグマ1、2を争う不遇系イケメン男子!!

時にかっこよく!時に可愛く!

そしてちょっぴりむっつり❤︎

あらヤダ❤︎ベーコンとレタスな展開も!

リュグちゃんよー!!」



リュグ「コロシテ……シテ………いっそ……コロチテ………

ヤメテヨォ………ベーコンもレタスも無いんだよぉぉ…」




ネリェート「そして最後に!!

アタシの最推し!!!

知的でクールな瞳とアダルティックな色気!!

そしてキュッと締まったお尻が

超キュート❤︎!!!!!!

一之瀬さんよ!!!!!」



一之瀬

「ふむ...?

何が何やらな気がしますが......

まあ、ありがとうございますとだけ

言っておきますね?」



ナレーション

【※ネリェートの

一之瀬フィルターにより美化300%増加中】



オメガ

「いや、今壮絶セクハラ発言しなかったか、コイツ。」



リュグ

「シーっ!それは言わないお約束っすよ、オメガさん!!」



ネリェート

「うっ!!!!!!!!!」(※突然倒れるネリェート)



オリヴァー

「うわぁぁ!?

ネリェートさんが倒れたぁ!?!?

この骨抜きぃぃ!!!!!

って抜いちゃダメじゃないか!」



マリア

「あらあら、大変。

ネリェートさん鼻血と

ヨダレが出てるわよ。

大丈夫?ハンカチ使う?

(※大丈夫?おっ●い揉むって言う感じに呼んでください)」



(※ネリェートが

フィルのセリフをやります)


フィル「♪ ピーンポーンパーンポーン↑

ただ今大変映像が乱れております、

しばらくお待ちください)」



ナレーション

【それからぁ ごふんごぉ。

(※がぁんばれぷり●ゅあ風に)】



ネリェート

「ふぅ、やれやれ。

根性アイテムがなかったら死んでたわ………」



一之瀬

「何時から持ってたんですそれ?

まぁ、今は聞かないで良いでしょう。

それで、ネリェートさん我々を

呼んだのはどういうご要件で?

確か......恋バナ、なるものをすると

ネリェートさんが仰っていましたが・・・・。

それにしても珍しい組み合わせですね。」



ネリェート

「そう、そう!!(パンパンと手を叩く)


実はねぇ、ほらアタシ達って

最近ゆっくり話す機会なかったじゃない?

大罪の試練、童話作者組との戦闘、悪魔回収戦に

二大貴族………。

このニヴルザードに来てから

ずっとピリピリしてばかりだったじゃない……。

だからね、アタシ考えたのよ。

皆とゆっくり腹を割って話すなら

何が良いかしらって…………。

そして気づいたのよ。


そうだ、恋バナしよう。

(※そうだ、京都へ行こう。な感じに喋って下さい)


って………。」



リュグ

「お?流れ変わりましたね。

UCでも流します?」



オメガ

「いや、なんでさ・・・・。」




ネリェート

「はいそこぉっ!お黙りっ!!!


そ・れ・でぇ恋バナ話をする際に

2つのお題にそって1人ずつ話してもらって

親密度を上げていきましょう⤴︎ ⤴︎って思ったのよ!!

お題は、【好きなタイプはだぁれ?】、

【好きな人いる?いない?】。


この2つを話していくの!


これから先の戦闘も激化してくる………。

誰かがもしかしたら

倒れてしまうかもしれない。

それであの時、もっと話しておけば………って

未練を残すのは辛い事よ………。


それに、アタシはエニグマの

皆ともっと仲良くしたいから………」



オリヴァー

「ネリェ姉様……………。

そんな風に僕達を

気遣って下さってたんですね……

僕、嬉しいです!!!」



マリア

「ネリェートさん………

お気持ちは分かるわ……

使えたいことを伝えられないままなのは寂しいもの……

……所で、恋バナって何かしら……?」



リュグ

「ネリェートさん……ってマリアさん!?!?

えっ、そっちぃ!?!?」



フィル

(※オメガ役の方がフィルのセリフをやります)


「(恋バナとは 「恋の話」を略した言い方。

文字どおり「恋に関するお話」という意味。

今の彼氏や好きな人に関する

話題だけでなく、元カレの話や

今カレの元カノにまつわる話まで

恋愛に関係する話を広く

「恋バナ」とあらわす場合が多い。

byユグドラシルのエッダペディアより。


と言う事ですよ、マリアさん)」




マリア「………な、なるほど!?

分からないわ!

(エッダペディアって何かしら……?)」



リュグ「いや、分からないんかーいっ!


(だ、駄目だ!!!

マリアさんにフィルさんが

説明してくれた事が伝わってない!!!

くっ!!!俺は長男だからきっとマリアさんにも

教えられるはずだ、心を燃やすんだっ!!!)


(※鬼●の炭●郎のようにお願いします)」



オメガ

「マリアには・・・まだちょっと・・・

早かった、かもな・・・。

(うっ、何かないはずの胃が痛くなってきた・・・。)」




一ノ瀬

「それ...書籍より引用で良かったのでは?

あー・・・マリアさんは...理解していないようですね......

気になるのならまた後で改めて

お教えしますよ。」



オメガ「………なんかすまん、一之瀬………」



リュグ

「えぇっと………。

とにかく話をしたらいいんですよね?

順番とかどうします?

あみだくじとかで決めたりしますか?

(1番目は嫌だ1番目は嫌だ1番目は嫌だ)


(※碇シ●ジ君の逃げちゃダメだっぽく)」



ネリェート

「そこは大丈夫よん❤︎

こんな事もあろうかと思って

8面ダイスを用意したわ!

このダイスを振って出た目の数字で話していくの。

さぁ、最初は一体誰になるのかしら!?

運命のダイスロールっ!!!!

8番!はい、オリヴァーちゃん!」



オリヴァー

「えっ!?ぼ、僕ですか?!

……んん、僕そういうのまだちょっと

わからなくて……。

あ、でも僕嫡男なので

結婚するなら女性じゃないとですね。

子ども作る時は男性じゃないといけないので、

男女のよく似た双子が最適解かなぁ……」



マリア

「そうよね、恋人って結婚する人ですものねぇ…………。

姉さん?リュグ君どうしたの?

なんでそんな顔をするの?」



リュグ「・・・・・え???

あ、あの、オメガさん???マリアさんのこれ、

ガチで言ってます???本当に???ま???」



オメガ「・・・・・・嗚呼・・・。

ガチもガチだな、これは・・・・・。」



マリア「え!?もしかして……ちっ、ちがうの?!

………で、でも……

私、昔言われたことがあるのよ、

結婚する人以外と恋人になんて

なる物じゃないよって……!

・・・・違うの……?」



リュグ

「はぁ…………(間違ってないけど、

間違ってないんだけど……

うぅ、助けてぇ~ルビーナぁ~)

(※顔を手で覆って深く溜息を吐くリュグ)」



オメガ

「・・・・あのなぁ、マリア。

別にな、恋人だからって言って

絶対に結婚しなきゃいけない訳じゃねぇーんだぞ?

お前の言ってる事は間違ってはいないんだけどよ

結婚を前提に付き合わなくても

恋人になったって悪いことじゃないからな。」



マリア

「あら、そうなの?姉さん。

ほんとに姉さんは昔から

博識なのね!!凄いわ!!」



オリヴァー

「え、えーっと……(話続けて良いかなぁ・・・??)

あ、その、僕達貴族は家の為に結婚するので

自由な恋愛は夢のまた夢といいますか……。

学生時代にやるものってイメージですねぇ。

結婚相手も夫婦っていうよりは

共同運営者っていう感じです。

うちの両親はたまたまお父さ、

父上が母上にぞっこんだったので

一般家庭寄りの夫婦でしたけど……。」



オメガ

「そうそう。俺らグール種の貴族の連中も

大体それと同じだな。

当主である父親の言う事や、家が持つ慣習も絶対。

破るなんてんな事したら勘当もんだし。

悪けりゃ粛清喰らっちまう。

貴族の中にも階級制度があるし、

それに俺らんとこは超厳しい序列階級があんだよ。

強さこそ絶対正義。んで弱者は悪。

序列が上の奴には逆らえば

どうなるか連中も言葉に出さなくてもガキの頃から

知ってる。

大体貴族にとって、その家が有利になる為に

政略結婚するなんてザラ。

アルファも16ん時に身内のクソ野郎んとに

結婚させられそうになったしな。」



オリヴァー

「嗚呼、あの時の悪食の交じりモンのクズの

おじさんでしたっけ?

大丈夫ですよ、お姉様。

今度会ったらアイツの

背骨無くしてやりますからっ!!!」



ネリェート

「ひっ!!オリヴァーちゃん目が据わってるわよ!!

オリヴァーちゃん、恐ろしい子っ!!!」




リュグ

「へーーー・・・そうなんすね……。


(序列…あの人は何番目……

嫌、こんな時にそんなこと考えるな…)


……なんか貴族って傲慢不遜でワガママな

印象があったんですが意外と大変なんですね。」



一之瀬

「確かに、貴族は政略的な付き合いが

多いですからね。

しかし、そう考えるとリヴィーさんのご両親は

本当に珍しい部類ですよね。

ですが、そう遠くない未来に

そういう古びた仕来りは無くなるでしょうね。


それはそうと、リヴィーさんは

好きな人は居ないのですか?」



オリヴァー

「好きな人……。

ありのままの僕を受け入れてくれる人、ですかね?

あ、それと領地経営の手伝いをしてくれる人!

虫が苦手じゃなくて、土いじりができる人だと

尚良しですね!!」





フィル

(※一ノ瀬役の方がフィルのセリフをやります)


「こうして夜は更けて行き、

また一つ団員同士の絆が結ばれたのでした・・・・・。

めでたし、めでたし・・・・。」



ナレーション

【はーいお疲れ~。きり良くここまでにして

はーい次の予告すんぞぉ。

なんとあの人の口から意外な新事実が!!??

次回のパート2まで!!サービスサービスゥ!!!】



リュグ

「え・・・?

こんなんがまだあるんですか、これ・・・。」



ナレーション

【いや、流石に7人台本で長時間とかキツイじゃん?】



リュグ

「メタ過ぎるでしょ、このナレーションさん・・・。」



マリア

「えーーーーっ!!??

次は一体誰がお話して下さるのかしら!!!

あらやだぁ!!!!!ロマンティックが止まら」



ネリェート

「はいはいそれ以上は駄目よ、マリアちゃん。

版権婦警のイバラちゃん警察24時が来るわよ」



オリヴァー

「なんですかそのとんでもないの・・・。」



一之瀬

「ふむ、ではナレーション殿。

先にダイス振って順番決めては

いかがでしょうか。

それだとやり易いでしょうし。」



ナレーション

【お、いいねぇ。ナイス、一ノ瀬。

ぶっちゃけ先に決めないと

これ書いてまとめてる奴が泣くからなぁ。】



リュグ

「あの、さっきから何処見て喋ってるんです?

この人・・・・。」



オメガ

「まぁ枠の進行とか配役順とか

上げ直すので精いっぱいだしな。

リスナーもこんな茶番いい加減にしろよって

思ってんじゃねーの?」



オリヴァー

「え??枠?配役順?リスナー?

ウッ!!謎の頭痛が!!」



ナレーション

【よぉし、じゃあそろそろやるぞ~。

代表して俺が振んで何が出ても文句言わない様に。

・・・・行くぞっ!!!

運命のダイスロ―――――ルッ!!!!

・・・はい、5番!!

マリアに決ーーー定っ!】



マリア

「まぁ、次は私なのね!!!

良く分からないけど頑張るわっ!!」



ネリェート

「はいはーい!!そろそろ赤字に入るから

じゃあ続きが出来たら

お会いしましょう!!!

ばぁい、ンーーーーーマッ!!!

(※投げキッスする感じで)」








完。

(作者「続くと思った?残念!!続かないよ!!)




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『出張☆恋のお悩み相談所 恋バナ大会inニヴルザート』 ぐるこ☆さみん @alice996602

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