割り切れない気持ちを文章で描く。文学の意味を思い出させてくれます。

自分自身でもうまく言い表せない気持ち、よくあります。
そんなもやもやを美しい文章と印象的な描写で描くのが文学の一つの形だと思ってます。

そういう意味で本作は非常に優れた作品です。

展開やキャラクターで読ませるのではなく、文章表現で読ませてくれます。

行間から色々なことが読み取れて、非常に奥深く感じられます。

たまには贅沢な読書体験をしてみたいという人におすすめです!