タヌキング若者のロボットアニメ離れを憂う

タヌキング

ロボットカッコいいだろ!?

タヌキングはこの間、休みを使って福岡で開催中のグリッドマンワールドに行って来た。

そこの展示物に大いに感動し、物販で散財してホクホク顔で帰って来たのは今でも良い思い出である。


それでその後、その熱気が冷めやらぬまま会社のアニメ好きな後輩君とカラオケに行ったのだ。

互いにアニソンを歌ったりして和気あいあいとカラオケの時間は楽しく過ぎていった。

しかし、ここで考えさせられる出来事があった。

私がダイナゼノンのオープニングの「インパーフェクト」をアニメ映像付きで熱唱し、あわよくばこの傑作スーパーロボットアニメを後輩くんに布教しようと思ったのだが、私がダイナゼノン面白いよ♪と言うと後輩君から冷たい一言。


「僕、人型のロボット苦手なんですよね。エヴァなら良いんですけど。」


……えっ?ロボットって基本が人型だよ?更に言えば私の親友から言わせればエヴァはロボットでは無い、人造人間だ。

後輩君のこの言葉に、今まで漠然と考えていた若者のロボットアニメ離れが深刻化していることに気がついたタヌキングは恐怖戦慄してしまった。


ロボットなんて時代遅れだよね。

そんな言葉を吐いた小学生のインタビュー動画を見た時、正直イラっとした。

時代遅れって、ロボットは最先端技術じゃろがい!!と思わず憤慨しそうになってしまった。

だが世間のロボットアニメに対する風当たりは厳しく、最近ではロボットアニメが無い期間も多い。私の中で、異世界アニメの台頭がロボットアニメを時代錯誤の無用な物に仕立て上げているのでは?と、勝手な被害妄想の心すら出てくる始末である。



ロボットアニメの衰退した理由として、ワンパターン展開を予想して、見るのを敬遠しているのではないか?というのが私の見解である。

怪獣が出る、ロボットが戦う。

人々の戦争でロボットが使われ、ロボット同士が戦う。

確かに大まかに言えばこのぐらいだろうが、そうしたテンプレートの中にも作品の特徴や味があり、展開も結末もそれぞれなのだ。

中には【ぼくらの】などのテンプレートから全く外れた奇抜な作品もあるのだから、ロボットアニメが時代遅れとは私は全く思わない。



ロボットアニメでは制作予算を取るのが難しかったり、作っても採算が合わないなんてことをよく聞くが、このままでは悪循環に陥ってしまいかねない。

タヌキングが子供の頃は勇者ロボシリーズ、ガンダム、リューナイト、魔神英雄伝ワタルなどの輝かしいロボットアニメ達があり、それを見ることにより完全なロボット愛が育まれていった。

しかし、近年はロボットアニメが少なくなり、子供たちがロボットアニメに触れる機会が少なくなる、そうすると益々ロボットアニメの衰退が進むのでは無いだろうか?

このままではロボットアニメはこの世から消えてしまいかねない……ということは無いだろうが、ニッチなアニメになってしまうのは明白である。

異世界アニメが近年の流行だろうが、その枠を少し減らしてもらって、その分ロボットアニメが増えることを密かに願っている。


最後になるが、誰にだってロボットに憧れる気持ちは少しはあって、この私のエッセイを見てその気持ちに少しでも火がついてくれたら幸いである。


ちなみにタヌキングオススメのロボットアニメは【天元突破グレンラガン】【グリッドマン】【ダイナゼノン】【エウレカセブン】【無敵超人ザンボット3】【真ゲッターロボ】【ガン×ソード】【コードギアス】【装甲騎兵ボトムズ】【機動警察パトレイバー】などで、興味が向いた人は見てほしい。

あとスパロボ新作待ってまーす♪

蛇足が長くて失礼しました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

タヌキング若者のロボットアニメ離れを憂う タヌキング @kibamusi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画